スニーカーは、本来ファッションやスポーツなどで着用するものですが、投資として使う人が増えています。
「スニーカー投資」としておこなわれていますが、狙う商品によっては仕入れ値よりも利益になるので、人気があるビジネスです!
「スニーカー投資って何?」
「スニーカー投資のやり方を知りたい!」
今回は、普段からスニーカーをコレクションしている人や、株式・FXなどの投資では不安な人のために、スニーカー投資について紹介します!
ファッション好きな人や、一儲けしたいと思っている人は、参考にしてくださいね。
よくわかる解説
- スニーカーは投資に最適
- 売れる商品が多く利益にある
- 一撃100万円も夢ではない
スニーカー投資とは?
スニーカーは、ファッションとして楽しむ人がいれば、コレクションとして楽しむ人もいます。
転売の商材として使う人も多く、「スニーカー転売・せどり」として、実践する人も増えています。
しかし、スニーカー投資は”スニーカー転売”の要素に、投資特有の要素を追加したものです。
具体的にすることを紹介すると、以下のとおりです!
スニーカー投資ですること
- スニーカーの価格予測※時価のチェック
- 販売時期から3ヵ月以降の価格変動率
- 過去の取引履歴
スニーカー転売では、プレ値予測をすればよいですが、スニーカー投資では将来的なことを見据えて価格を予測する必要があります。
ネットでは賛否両論で、「ただの転売」「転売を正当化している」などの声があふれています。
しかし、個人的にはよい投資の商材だと思いますし、それなりに需要があるからこそ、価格が高騰しているわけです。
生産数が限られる割には、ほしい人が多いので、価格が高騰するのは当たり前です!
今では、国内だけではなく海外でも人気があるほど。
スニーカー市場は、より盛り上がっていくことが予想されるので、しっかり仕入れていきたいところです。
ただ、「本当にスニーカーが利益になるの?」と思う人も多いでしょう。
過去にプレ値になったスニーカーについては後述しますが、軽く紹介すると以下が挙げられます!
【Air Jordan1×Dior】
- 定価:25万円程度
- 市場価格;80~100万円
【モアアップテンポ×Supreme】
- 定価:2万円程度
- 市場価格:8~10万円
昔に比べると仕入れる難易度は低くなった印象ですが、それでも競争倍率は高いです。
仕入れれば爆益が期待できますが、仕入れられないケースのほうが多いので、ギャンブル性が高い点も株式・FXなどの投資に似ていますね。
スニーカー投資をするメリット3選!
スニーカー投資は、世界でおこなわているビジネスで、実践している人も少なくありません。
仕入れ難易度は高いですが、仕入れができたら利益になることから、リスクが少ない投資としても人気があります!
スニーカー投資は、複数のメリットが存在するので、それぞれ紹介しますね。
(具体的には以下のとおりです!)
スニーカー投資のメリット
- プレ値になりやすい
- 値崩れしづらく投資に最適
- 状態が悪くてもプレ値になる
いずれも、スニーカー投資のメリットで、個人的には値崩れしづらい点はよいと思います!
一時的に価格が高騰し、値下がりすることはあっても、定価以下になることはほとんどありません。
プレ値になりやすい
スニーカーは、コレクションで利用している人が 増えてきており、需要と供給のバランスが崩壊しつつあります。
例えば、以下のスニーカー。
こちらは、ナイキが抽選限定で販売したAir Jordan1です。
海外の有名アーティストの、”Travis Scott”とのコラボモデルで、Air Force1と同時リリースされました。
定価は2万円程度ですが、市場では15万円以上の値段で取引されています。
メルカリでは、一時期20万円以上で取引されていた履歴もあるほど。
スニーカーは、販売直後に価格が高騰して、1週間ほどすると徐々に値下がりし始めます。
値崩れしづらく投資に最適
僕が、個人的にスニーカー投資のメリットだと思っているのは、値崩れしづらい点です!
株式やFXで投資をする場合、ある程度目利きが必要ですが、いくら分析しても市場の流れには逆らえません。
海外の有名自動車メーカーのテスラが、ビットコインを買い増ししたとして、一時的に株価が高騰しました。
しかし、わずか1ヵ月もしないうちに株価は崩落。
2021年3月5日の時点では、600円台まで下がっています。
※一時期は850~870円を推移していました。
株価が上がると思って投資をした人は、赤字になったことでしょう。
スニーカー投資はというと、赤字になることは”ほとんど”ありません。
スニーカー投資をする際は、基本的にプレ値になるスニーカーを仕入れていきます。
抽選販売されているスニーカーを仕入れて、価格が高騰するまで温存して、ころあいのよいタイミングで販売をする手法です。
しかし、これだけではスニーカー転売と変わらないので、中長期で在庫を保有して、価格が高騰するタイミングまで待つことが重要です。
例外もあり、”ほとんど”と抽象的な表現をした理由は、以下の点が関係しています。
スニーカー投資で定価以下になる条件
- そこまで需要がないスニーカーを仕入れた
- 再販された
特に、市場でプレ値になっていたスニーカーが再販されると、値下がりします。
例を紹介すると、スニーカー投資で有名なイージーブーストは、たびたび再販されています。
こちらの、イージーブーストは”Black”と呼ばれるカラーリングですが、2020年に再販された商品です。
当時は、定価2万円に対して、”5~8万円”の間で取引されていました。
底値で販売しても、2万円ほどの利益が出る商品ですが、再販されてからは定価割れするケースも少なくありません。
実際に、メルカリで”新品・未使用”のコンディションで販売されている同モデルは、2万円台まで価格が下落しています。
スニーカー投資は、このように”レアものスニーカー=価格が高騰する”というわけではないので注意しましょう!
ナイキは同じモデルのスニーカーを再販しないので、価格が下落することはほとんどありません。
状態が悪くても高値になる
スニーカー投資のいいところは、過去に販売されたモデルで、状態が悪い中古品でも値段が付く点です。
今後再販されることがなく、一回きりの限定モデルだと、中古品でも10万円以上で取引されています。
ナイキであれば、コラボはもちろんですが、人気カラーの過去モデルは価格が高騰し続けている印象。
こちらは、ナイキでも特に人気のあるモデルAir Jordan1の”CHICAGO”と呼ばれるカラーです。
年代は1985年製で、お世辞にも状態がよいとは言えません。
しかし、入札数は65件で落札価格は121,000円とプレ値になっていることがわかります。
流通量が少ない点や、中古品のなかでも状態がよいことが価格高騰の理由と判断できます。
コラボモデルで、同様に価格が高騰し続けているスニーカーを紹介すると、以下のとおりです。
クロムハーツとリックオウエンスというスニーカーのメーカーがコラボした際の商品です。
通常販売されているリックのスニーカーに、クロムハーツが埋め込まれているモデルで、18~20万円程度で取引されています。
逆にスニーカー投資のデメリットはある?
スニーカー投資は、デメリットも存在します。
仮に、これからスニーカーを仕入れて投資しようと思っている人は、メリットと合わせて確認してくださいね。
具体的なメリットは、以下のとおりです。
スニーカー投資のデメリット
- 売れ筋がわからないと在庫になる
- リサーチを徹底する必要がある
スニーカー投資では、基本的に仕入れるものが決まっています。
市場で出回っているスニーカーを仕入れたところで、利益になる可能性は低いので注意しましょう。
売れ筋がわからないと在庫になる
スニーカー投資では、売れ筋を把握する必要があります。
売れ筋がわからない状態で仕入れても、定価割れするだけで、無駄に在庫を抱えてしまいます。
以前は、”スニーカー=プレ値になる”という風潮がありましたが、近年では在庫になるものも多いです。
例えば、こちらのスニーカー。
アディダスから販売されているYeezy Boostと呼ばれるモデルのスニーカーです。
スニーカー投資では一般的な商品でしたが、市場では定価割れをしています。
新カラーのZYONと呼ばれるカラーは、定価22,000円の商品が、24,000円で販売されています。
手数料・送料を差し引くと、仕入れ価格以下になるので赤字です。
これには理由があり、一番関係しているのは、イージーブーストの需要がなくなりつつあるからです。
たしかに、昔に比べるとイージーブーストを購入する人が少なくなり、アディダスも抽選販売から一般販売に切り替えました。
Twitterでも、”イージーブーストはブームが去った”などの声が目立ち、スニーカー投資の商材として取り扱うのは危険そうです……。
この場合、ブームが去っていることを把握しておけば、仕入れることはありません!
リサーチを徹底するなどして、在庫リスクを軽減しましょう。
リサーチを徹底する必要がある
スニーカー投資をする場合、通常のスニーカー転売に比べると、さらにリサーチを強化しなければなりません。
スニーカー転売の場合は、プレ値になるスニーカーを予測して仕入れればよいだけの話ですが、スニーカー投資の場合はロングテールで考える必要があります。
一時的に在庫を保有するのではなく、1年以上在庫を保有した状態でスニーカーを仕入れて転売しなければなりません。
基本的に、プレ値になるスニーカーは、以下のような価格推移をします。
スニーカーの価格推移
- 販売直後:ピークレベルで価格が高騰
◎2万円の商品→10万円以上 - 販売から3日~7日後:ピーク時よりも価格が下落する
◎10万円以上→7~8万円台 - 販売から1ヵ月後:最も価格が下落する※仕入れ時期
◎7~8万円台→4~5万円台 - 販売から1年以上:価格が高騰する可能性がある
この場合、新品状態で仕入れた場合は、販売直後に横流ししたほうが利益になります。
投資として仕入れる場合は、販売からある程度期間が経過して、価格が下落したあたりで仕入れるとよいです。
基本的には、仕入れた価格帯で推移しますが、期間が経過するにつれて価格は高騰します。
特に、以下の要因があれば、高騰する傾向にあるので、その時期まで温存しておきましょう。
【スニーカーの価値が上がるタイミング】
- 人気芸能人が着用していた
- 復刻版モデルが販売された
※ナイキ限定- テレビなどで紹介された
タイミングを知りたい場合は、価格をトラッキングしておくとよいでしょう。
スニーカー投資で利益になる商品一覧!
スニーカー投資をする際ですが、できる限りプレ値になるスニーカーを仕入れたほうがよいです。
将来的に価格が高騰するモデルを予測して仕入れるパターンと、すでに価格が高騰しているものを仕入れるパターンの両方がありますが、儲かるのは後者です。
そこで、2021年時点で価格が高騰中で、スニーカー投資で利益になる可能性が高い商品を紹介しますね。
具体的な商品は、以下のとおりです。
スニーカー投資で利益になる商品一覧
- NIKE PARIS DUNK
- Air Jordan1 デッドストック 赤黒※85年製
- Air Yeezy 2 RED
- Air Jordan1×オフホワイト CHICAGO
- Air Jordan1×Dior
スニーカーが好きな人なら、これらのラインナップがいかにレアなのかがわかると思います。
手に入れるのは難しいですが、その分利益になる可能性があるので、市場に出回ったら仕入れましょう!
NIKE PARIS DUNK
スニーカーでも伝説になりつつあるのが、こちらのパリダンクです。
ベースは、ナイキのローカット”Dunk Low”ですが、販売個数が極端に少ないことから、市場ではプレ値で取引されています。
以前、ヤフオクで落札されていたものは188万円でした。
なぜここまで価格が高騰しているのかというと、ナイキの”ホワイト・ダンク展”がパリで開催されたときに、200足限定で製造されたからです。
パリでしか購入できない点と、製造数が限られている点が要因ですが、当日はスニーカーヘッズが多く来店して、販売は一時中止。
市場に出回った商品は、200足以下といわれています。
つまり、ナイキのなかでは伝説の一足です。
StockXの最新販売状況をみると、2020年5月に1足あたり560万円で売れていました…。
188万円の仕入れ額は高いですが、それ以上に売れる可能性があるので、何かしらの形で仕入れられれば、スニーカー投資の商材として使えそうです。
Air Jordan1 デッドストック 赤黒※85年製
ナイキが販売する主力モデルのAir Jordan1は、1985年から製造を開始しました。
当時は、バスケットボール選手用の室内シューズとして愛用されていましたが、スケーターに気に入られ、今ではストリートファッションのマストアイテムになりつつあります。
特に、85年製のAir Jordan1は、状態が悪くても高値で取引されています。
中でも、”Air Jordan1 デッドストック”の赤黒モデルは、他のスニーカーに比べると手に入れやすく、スニーカー投資におすすめな商品として紹介できます。
以前、完品の85年製のAir Jordan1赤黒がヤフオクで販売されたときは、22万円で落札されていました。
※完品です
そもそも市場に出回らないタイプのスニーカーなので、取引履歴も少ないです。
2020年8月の時点では、StockXで160万円で落札されていました。
状態が良ければ、200万円台で取引されるケースも珍しくないので、市場で出回っているものを見つけたら仕入れ対象にしましょう!
Air Yeezy 2 RED
こちらも、ナイキのなかでは超伝説的スニーカーで、市場に出回るのが珍しいほどです。
今では、アディダスで販売されているイージーブーストですが、実は契約上ナイキで販売されていたものでした。
デザインを務めるのは、海外の有名ラッパーのカニエウエストです。
ナイキとコラボして2作品目で作られたのが、こちらのAIR Yeezy です。
しかし、契約金がらみの問題から、ナイキとの契約を解除したことから、一生製造されることがないモデルになりました。
ヤフオクでは70万円で取引されていますが、廃盤になっている希少性と、契約上の大人の問題から復刻版が販売できない点を考慮すると、この価格帯もうなずけます。
当時はそこまで話題にならず、購入した人も少ないですが、カニエが契約を解除したタイミングで価格が高騰。
直近の販売実績を見ると、いずれも100万円台で取引されていることがわかります。
完品で未使用のAir Yeezy が見つかれば、仕入れ対象にしたほうがいいです!
値段にもよりますが、80万円以下ならスニーカー投資の商材として十分使えますよ。
Air Jordan1×オフホワイト CHICAGO
スニーカー転売でも取り扱うことが多く、王道中の王道といえるのが、Air Jordan1×オフホワイトコラボのスニーカーです。
現在は、LVのデザイナーを務めるヴァージルアブローとのコラボによって実現した1足です。
彼自身が立ち上げたブランド”オフホワイト”とのコラボスニーカーで、初回コラボということもあり、ネットでは話題が沸騰。
その結果、一時は1足100万円台まで値上がりました。
ベースとなったのは、Air Jordan1のなかでも人気があるCHICAGOカラーでした。
ヤフオクの販売履歴を見ると、1足あたり70万円で落札されています。
販売当時は、特にスニーカーブームが到来していた時期で、当選倍率はかなり低かったそうです。
純粋に応募して当選した人の数は、ほとんどいないと思います……。
(僕の周りはプレ値購入がほとんどでした!)
いまだに人気があるAir Jordan1ですが、最新の販売履歴で50~60万円台で売れていました。
販売当初は10万円程度で取引されていたものが、今で5倍以上の値段で取引されています。
2020年・2021年もオフホワイトコラボのスニーカーが、続々販売されており、今後も価格が高騰することが予想されます。
新品未使用で、30万円以下のものがあれば、偽物かどうかのファクトチェックをして仕入れ対象にするとよいでしょう。
Air Jordan1×Dior
2020年のナイキコラボの話題をかっさらったのが、こちらのスニーカーです。
ナイキは過去にさまざまなブランド・メーカーとコラボしてきましたが、ラグジュアリーブランドとコラボするのは初めてです。
初回コラボとして飾ったのが、Diorでした。
ヤフオクでは多くの取引がありましたが、最も人気のあるAir Jordan1で198万円で落札されていました。
定価は25万円と高いですが、それでも8倍程度の値段で取引されているので、スニーカー投資の商材として最適です。
2021年現在は価格が落ち着いていますが、StockXでは80~100万円の範囲で取引されています。
元値が高いので、今後価格が高騰するかどうかは予測できませんが、希少性が高いスニーカーです。
芸能人やアーティストなどが着用しているのが確認されているため、高騰する可能性も少なくありません!
スニーカー投資のリサーチ方法を徹底解説!
スニーカー投資をしたいなら、リサーチを徹底する必要があります。
しかし、いきなり「リサーチを徹底してね!」と言われても、何から始めればいいのかわかりませんよね……。
そこで、実際にスニーカー投資のリサーチ方法を紹介します!
気になる人は、以下のリサーチ方法を実践しましょう。
スニーカー投資のリサーチ方法
- リーク情報サイトを参考にする
- StrockXを参考にする
- スニダンを使う
- ナイキ公式サイトでリーク情報を把握する
いずれも、スニーカー投資では定番のリサーチ方法です。
特に、リーク情報サイトは、スニーカーが販売される情報が逐一チェックできるのでおすすめです!
リーク情報サイトを参考にする
スニーカー投資のリサーチしたいと思ったら、リーク情報を参考にしましょう。
スニーカー投資をする場合、まずはプレ値になるスニーカーを知る必要があります。
複数のサイトがありますが、個人的に利用しているのは、HYPEBEASTですね!
こちらのサイトは、ファッション関連のリーク情報が逐一更新されています。
各メーカーのスニーカーが販売される情報も、それぞれリークされるので要チェックです!
直近で公開されていたのは、”READY×Nike Blazer Mid”のリーク情報でした。
2021年3月6日に販売されるスニーカーの情報が、3月1日に公開されていたので、直近のリーク情報だとわかります。
しかし、HYPEBEASTでは、ローンチ段階のスニーカーのリークも公開されているので、プレ値予測に役に立ちます!
スニーカー投資の情報をリサーチしたい場合は、参考にするとよいでしょう。
関連ページ>>HYPEBEAST.com
StrockXを参考にする
市場でプレ値になっているスニーカーを仕入れるなら、StockXで仕入れるとよいでしょう。
通常は、ナイキやアディダスの抽選に参加して当選したら仕入れをするのが一般的な手法です。
しかし、StockXの場合は、以下の手法で仕入れをおこないます。
StockXでのスニーカーの仕入れ方
- 将来的にプレ値になるスニーカーをリサーチする
- 価格推移をもとに仕入れ商品を検討する
- ロングテールで利益になるなら仕入れる
新品スニーカーを仕入れる場合は、スニーカー転売要素が強いですが、StockXでの仕入れ方は投資よりの仕入れ方です。
仕入れるスニーカーはさまざまですが、個人的におすすめの仕入れ方は、芸能人やラッパーが実際に着用しているモデルを仕入れることです。
GQ JAPANというYouTubeチャンネルで公開されていますが、定期的に芸能人やラッパーのスニーカーコレクションを紹介する動画があります。
ここで紹介されたスニーカーは、StockXなどで高値になる可能性があるので要チェックです!
実際に、StockXの公式ホームページを開くと、多くのスニーカーが出てきます。
しかし、トップページに表示されているスニーカーは、そこまでプレ値になりません。
スニーカー投資をしたいなら、先ほど紹介した限定モデルを検索しましょう。
「Yeezy Boost」で検索した結果ですが、赤枠で印をつけているスニーカーは、販売直後はそこまで人気がなかった商品でした。
定価22,000円で販売されていましたが、定価割れするものもあったほどです。
しかし、国内のテレビ番組で紹介されてから価格が高騰して、現在では6万円台で取引履歴があります。
・関連ページ>>StockX
スニダンを使う
スニーカーに関する情報を仕入れたいなら、スニダンを使うのも方法の一つです。
スマートフォンで利用できるアプリで、正式名称は「SNKR DUNK」です。
実際に調べると、こちらのアプリが出てきます。
簡単に説明すると、スニーカー専門の売買・情報サイトで、販売前のリーク情報から抽選先・販売店の情報などが確認できます。
実際に検索すると、このように多くの情報が出てきました。
検索窓に「イージー」と検索すると、過去にリークされた情報から、直近で販売されるスニーカーのリーク情報などが表示されます。
StockXのように、スニーカーの売買も可能です。
こちらの場合は、底値52,000円で販売されており、プレ値になっていることがわかります。
再販前のモデルなので価格はプレ値ですが、現在は価格が下落しているモデルです。
ちなみに、人気があるかどうかは、こちらのお気に入り情報を見て判断します。
こちらの登録人数が高ければ高いほど、人気のあるスニーカーと判断できます。
10,000人以上がお気に入り登録をしていた以下の商品は、メルカリで10万円以上で販売されていました。
プレ値予測をするには、情報がすべてなのでしっかり仕入れていきましょう。
スニダンは、スニーカーのリーク情報をメインで公開しているため、スニーカー投資に最適ですよ。
・関連ページ>>>SNKRSUNK
ナイキ公式サイトでリーク情報を把握する
スニーカーを仕入れる際にも使いますが、リーク情報を知りたいなら、ナイキ公式の”SNKRS”を使うのも方法の一つです。
公式サイトで確認できる情報は、以下のとおりです。
SNKRSで確認できること
- スニーカーの販売状況
- 新作スニーカーの販売日
- 抽選参加
メインは、この三つになります。
その他にも、公式オンラインショップで在庫があるスニーカーを購入できます。
(こちらは仕入れ対象外です)
実際に検索すると、このように情報が出てきました。
検索時点の日時は、2021年3月5日でちょうどDUNK HIGH新カラーの販売日でした。
ネットでは話題になっていた商品ですが、そこまでプレ値にはなっていませんでした。
販売価格は、16,200円ですが、市場では20,000円台で取引されています。
芸能人が履いているなど、付加価値がつけばプレ値になると思います。
しかし、現時点では利益ギリギリのラインを走っているので仕入れ対象にするにはリスクがありますね……。
SNKRSでは、先の情報も公開されているので、プレ値予測をしつつ利益になる商品をリサーチしていきましょう!
・関連ページ>>>SNKRS
スニーカー投資の流れ・手順を紹介!
スニーカー投資をしたいと思っている人のために、これから流れ・手順について解説します!
しっかり手法を把握して、スニーカー投資で稼いでいきましょう。
具体的な手順は、以下のとおりです。
スニーカー投資の流れ・手順
- リーク情報を参考にプレ値予測
- 利益になるなら抽選に参加
- 当選後スニーカーを知りえる
- プレ値になるまで待つ
ちなみに、今回紹介するのは新品スニーカーを仕入れて投資をする方法です。
中古スニーカーを仕入れる方法もありますが、難易度が高いので、まずは新品スニーカーの仕入れからおこないましょう。
1.リーク情報を参考にプレ値予測
まず、スニーカー投資をする場合は、リーク情報を参考にしつつプレ値予測をしなければなりません。
さまざまなサイトがありますが、僕が仕入れるときは以下を使っています!
スニーカー投資のリサーチに使っているサイト
- HYPEBEAST
- スニダン
- StockX
これらのサイトは、いずれもリーク情報が公開されるので、スニーカー投資に最適です。
特に、HYPEBEASTではローンチ前のスニーカーの情報を逐一仕入れられるため、参考にしましょう。
流れとしては、「海外情報リーク→国内販売日リーク→直前に情報のおさらい」となります。
海外で情報がリークされてから徐々に話題になりはじめ、国内の販売日がリークされた時点でピークに達します。
そこで、HYPEBEASTだけではなく、スニダンなどもチェックすると効果的です。
このように、話題が沸騰しているスニーカーは、市場でプレ値になる可能性が高いです。
仕入れて損はないので、積極的に狙っていきましょう。
2.利益になるなら抽選に参加
リーク情報を参考にしつつ、利益になりそうな商品があれば、抽選に参加します。
コラボスニーカーが販売される際は、複数の抽選先があります。
こちらは、スニダンなどのリークサイトで確認できるので、それぞれチェックしておきましょう。
有名なのは、ナイキ公式アプリのSNKRSによる抽選です。
最もベーシックで、無料会員登録をすれば誰でも参加できます。
具体的な手順は、以下のとおりです。
SNKRSで抽選に参加する手順
- アプリをインストールする
- 販売日当日まで待機する
- 販売と同時に抽選に参加する
- 5~10分ほど待機する
- 当選したら入金する
このような手順で、抽選に参加していきます。
普段通りの抽選なら、AM9時から開始して、遅くても30分には当選結果が出ています。
ちなみに、当選した場合は、アプリ上に以下の画面が表示される仕組みです!
過去にナイキでスニーカー抽選をしたことがある人ならわかりますが、この画面が出れば当選確実。
あとは入金を済ませて、スニーカーを仕入れるのみです。
3.当選後スニーカーを仕入れる
SNKRSに限らず、スニーカーの抽選に参加して当選したら、スニーカーを仕入れる必要があります。
オンライン抽選にも種類があり、SNKRSのようにオンラインで完結するものがあれば、整理番号のみオンラインで対応して、購入は実店舗でするケースもあります。
ちなみに、以前イージーブーストの抽選に参加した場合は、後者のパターンでした。
事前にイージーブーストの抽選に参加して、当選後に公式のアディダスショップで商品を受け取る流れです。
(前入金をしておくとスムーズです!)
また、抽選+購入をすべて実店舗で完結するパターンもあります。
公式ストアや販売代理店・委託店などでおこなわれている抽選方法で、だれでも並びに参加できます。
人気のスニーカーだと、1,000人以上の並びがあるケースがあるようです。
並びに参加したら、整理番号が記載された札を抽選でゲットし、番号が早い順に入店するようなイメージです。
4.プレ値になるまで待つ
無事スニーカーを仕入れられたら、プレ値になるまで待ちます。
基本的に、スニーカーは以下の流れで価格を推移していきます。
スニーカーの価格推移
- 販売直後:ピークレベルで価格が高騰
◎2万円の商品→10万円以上 - 販売から3日~7日後:ピーク時よりも価格が下落する
◎10万円以上→7~8万円台 - 販売から1ヵ月後:最も価格が下落する※仕入れ時期
◎7~8万円台→4~5万円台
※コラボスニーカーの場合
最も価格が高騰するのは、販売直後です。
同じスニーカーでも、販売直後のほうが価格が高騰して、市場ではプレ値になります。
今でこそ値段が落ち着いているこちらのスニーカーですが、以前は50~80万円台で取引されていました。
(韓国限定818足のスニーカーです!)
スニーカー転売をするなら、ただ仕入れて転売するだけでよいですが、スニーカー投資の場合はロングテールで考える必要があります。
例えば、こちらのオフホワイトコラボのAir Jordan1。
2021年時点では、50万円台で取引されています。
しかし、販売時点での取引履歴を見ると、13~15万円台で取引されていた商品です。
国内・海外のアーティストがInstagramなどにアップしてから、急激に需要が高まり、今後も価格が高騰されることが予想されるスニーカーです。
このように、過去作からStockXなどを参考にして、価格予測をするのも方法の一つなので、自分のやりやすい方法でスニーカーを仕入れていきましょう。
スニーカー投資で気を付けるべき3つの注意点!
スニーカー投資は、将来的に価格が高騰することを予想して、スニーカーを仕入れていきます。
しかし、投資をおこなう際はいくつか注意点があるので、そちらも把握しておきましょう。
具体的な注意点は、以下のとおりです。
スニーカー投資で気を付けるべき注意点
- 価格帯が下がる可能性がある
- ロングテールでの販売になる
- そもそも仕入れる難易度が高い
多くの人が直面する可能性が高いのが、仕入れ難易度が高い点です。
たしかに、”スニーカー投資”として流行しつつありますが、株式やFXほど簡単に実践できるものではありません。
リスクが低い分、参入する人が多いですが、そもそも仕入れられなければ意味がありませんからね……。
価格帯が下がる可能性がある
スニーカー投資をする際ですが、毎回価格が上昇するとは限らないので、仕入れる商品を絞っておく必要があります。
2020年に話題になった、”NIKE×Dior”のコラボですが、StockXでは以下のような価格推移です。
Air Force1の価格推移ですが、当初は100万円台で取引されていました。
しかし、徐々にその価格帯は下がり始め、最終的には半額の50万円台まで下がっています。
この場合、スニーカー転売には適している商材ですが、スニーカー投資には適していないことがわかります。
一方こちらのグラフは、Air Jordan1のロサンゼルスカラーのものです。
販売当時は、6~8万円台でしか売れておらず、一部は定価割れしていました。
しかし、日にちが経過するにつれて、徐々に価格は高騰し2021年3月時点では20万円程度で取引されていることがわかります。
この商品の場合は、スニーカー転売には不向きですがスニーカー投資には最適です!
このように、スニーカー投資では、中長期で価格が高騰する商品を仕入れないと、利益にならないので注意しましょう。
ロングテールでの販売になる
スニーカー投資は、スニーカー転売に比べると、ロングテールで考えなければなりません。
数ヵ月で価格が変動するようなものは少なく、1~2年以上で価格が変動するものがほとんどです。
先ほど紹介したグラフを例に挙げて、説明します!
まず、こちらのスニーカーが販売されたのは2019年の1月です。
定価2万円の商品が、6~8万円台で取引されており、そこから徐々に価格が高騰し続けました。
じわじわ価格が上がりはじめ、2020年5月には10万円台を超えて、2021年3月時点では20万円で取引されています
2019年は6万円で取引されていた商品が、2021年には20万円程度で取引されているので、スニーカー投資の成功例といえるでしょう。
しかし、ここに至るまでには2年もの歳月がかかっており、なかなかのロングテールです。
補足:スニーカーを長期保管する際の注意点
スニーカーは投資に最適ですが、長期保管する際は注意が必要です。
購入したまま箱に保管する人が多く、「未使用のまま保管しておけば安心だね!」と勘違いしている人も多いです。
しかし、正しい処理をしないまま保管すると、スニーカーが”加水分解”します。
加水分解についてわからない人のために、例を紹介します。
こちらがその例ですが、スニーカーのソール部分がひび割れ・破損することを指します。
ナイキやアディダスのスニーカーには、ポリウレタンやEVA素材が使われていて、実は水に弱い物質なんですよね……。
直接水を吸わなくても、湿気が多いタンスやクローゼットで保管すると、化学物質が空気中の湿気や水分を吸収してしまい、加水分解を引き起こしてしまうわけです。
当然、スニーカーが加水分解すると価値は下がります。
そのため、加水分解しないためにも、対策を万全にしたうえで保管しなければなりません。
「スニーカー 加水分解対策」などで調べると対策グッズが出てきます。
空気中の水分と化学反応を起こさなければいいので、スニーカーを真空状態にすれば問題ないです!
専用のキットがありますが、サランラップなどでも対策できますよ。
スニーカー投資をしようと思っているなら、加水分解の対策は把握しておきましょう。
そもそも仕入れる難易度が高い
スニーカー投資をする際ですが、そもそも仕入れる難易度が高いです。
中古でレアもののスニーカーを仕入れる場合や、新品で限定モデルを仕入れる場合も難易度が高く、いずれも仕入れができない可能性のほうが高いです。
ナイキの並びを例に紹介すると、”Supreme×ナイキコラボ”のスニーカーが販売されたときは、店頭に400人以上並んだといいます。
本来は、当日抽選をおこないますが、人気スニーカーゆえに前日から並びをする人が多く、販売日前日に抽選が打ち切られる異例の事態が起こりました。
在庫数は公開されていませんでしたが、原宿店では50~80足程度だったそうです。
つまり、並びに参加しても100%購入できる保証はありません。
また、並び抽選もそうですが、オンライン抽選の倍率は並びよりも高いです。
店舗に行けない人や、並びと同時に抽選参加する人もいて、応募が殺到します。
抽選当日に「ナイキ 落選」と調べると、多くのツイートが出てきます……。
プレ値になるスニーカーほど、仕入れる難易度が高くなります。
一部の人は、”宝くじ感覚”で応募しているとのこと。
まとめ
スニーカーは、コレクション性が非常に高く、市場ではプレ値になります。
そのため、スニーカーを仕入れて転売する人も少なくありません。
転売と投資の違いをそれぞれ説明すると、以下のとおりです。
スニーカー転売と投資の違い
- スニーカー転売:超短期間で売買する
※即日~3日以内 - スニーカー投資:ロングテールで売買する
※2~3年以上
スニーカー投資は、長期的に在庫を保有することになるため、リスクをともなう可能性があります。
しかし、価格が上り調子のスニーカーを仕入れれば、将来的に利益になる可能性が高いです。
このようなグラフのスニーカーは、いずれも利益になるので仕入れ対象にしましょう!
ただ、”限定スニーカー=100%プレ値になる”わけではないので要注意です。