メルカリで売れないものは何がある?具体例を紹介!

メルカリは、複数の商品を販売できるため、便利なプラットフォームとして有名です。Amazonほど制限もありませんし、自由に販売できるのがメルカリです。

しかし、そのメルカリでも、売れないものがいくつかあるので注意しましょう。

めぐ
めぐ
そこで今回は、メルカリで売れないものを徹底的に紹介します!少し長くなりますが、気になる人は参考にしてくださいね。

よくわかる解説

  • 法令に違反するような商品は基本的にNG
  • 販売しそうな商品も該当する可能性がある
  • 意図的に販売しているとアカウントが削除される可能性もある

メルカリで売れないものはある?規制されている商品を徹底解説!

メルカリでは、売れないものがいくつか存在します。

ルールを守っていれば、自由に販売ができますが、以下の商品は販売できないので注意しましょう。

メルカリで売れないもの・販売できない商品

  • 偽ブランド品・海賊版商品
  • 盗品・不正なルートで仕入れた商品
  • 犯罪・違法行為に使われるようなもの
  • 殺傷能力があり武器として使用されるもの
  • 危険物・安全性に問題があるもの
  • 児童ポルノに該当する商品
  • アダルト関連の商品
  • 使用済みの下着類・水着など
  • 医薬品・医療機器
  • 小分けした化粧品・コスメ類
  • 法令に抵触するサプリメント
  • 安全面に問題がある食品類
  • チケット類
  • 現金・金券・カード類
  • 領収書・公的証明書類
  • 形が存在しない商品(例:ゲームアカウント、ゲーム内通貨など)
  • 受け渡しの手続きが複雑なもの
  • 福袋※特例有
  • 試作品※特例有
  • 支払いが残っている白ロム

かなりの量存在しますが、どれも規制されています。

売れないものを仕入れて無理やり販売すると法律違反になりますし、ほかの販売先でも売れないので要注意です。
(不良在庫になる道しかありません)

くれぐれも、取り扱わないように注意しましょう!

偽ブランド品・海賊版商品

該当する法律違反 商標法違反、著作権侵害
罰則 10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★★☆☆

偽ブランド品は、当然ながらメルカリで販売できません。

商標権を侵害するような商品は、総じて販売できないので注意しましょう。

メルカリの利用規約には、以下のような記載がありました。

メルカリでは、商標権や著作権などの知的財産権を侵害する商品の販売を禁止しています。
権利者の許諾を得ずに、使用や利用することにより権利侵害となる可能性があります。

事務局が禁止出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。

引用:メルカリガイド(知的財産権を侵害するもの)

偽ブランド品ではなくても、商標権を侵害する場合は、売れないものなので注意しましょう。

具体例を紹介すると、以下のとおりです。

メルカリで売れない商標権侵害商品

  • 権利商品のロゴ・マークを許諾なく使用している商品
  • ブランド品のリメイク品
  • ハンドメイド用素材
    ※無許可でプリントされたキャラクターの生地
  • ○○風、○○タイプなどと記載して販売
  • 権利商品のロゴを模造したような商品
  • 事務局が特定のブランドを想定すると判断した商品
  • 芸能人の写真を無断で使用している商品

色付けをしているものは、特に仕入れる可能性がある商品です。

正規品だと思って仕入れたものが、実は偽物だったというケースも発生しています。
(その場合販売した人が罰則を受けます)

直近の例を挙げると、無許可で製造された鬼滅の刃の生地をメルカリに販売して、逮捕されていました。

 

 

一見正規品に見えるようなものでも、偽物の可能性があります。

仕入れる前に確認しないと、商標法違反・著作権侵害の罪に問われる可能性があるため、注意しましょう。

盗品・不正なルートで仕入れた商品

該当する法律違反 盗品等関与罪、詐欺罪
罰則 10年以下の懲役および550万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

仕入れることはないと思いますが、盗品・不正なルートで仕入れた商品を販売するのはNGです。

メルカリで売れないものなので、要注意です。具体例を挙げると、以下のとおりです。

 

盗品・不正ルートで仕入れた商品で該当するもの

  • 化粧品などのテスター・試供品
  • 一般的な経路に流通しないようなもの
    (例:店頭の非売品、制服など)
  • 盗難・横領と判断されたもの

盗品は仕入れなくても、化粧品のテスターや試供品は思わず販売する人がいると思います。

この辺の規制は少し複雑なので、詳しく紹介しますね!まず、NGパターンは、”試供品単体”での販売です。

不正な手段を使って試供品を取得し、メルカリで販売した場合は、販売規制されてしまいます。

しかし、以下のケースは規制されません。

試供品販売が規制されないケース

  • アメニティの販売
  • 新品の化粧品+試供品の販売

このように、別の商品と合わせて販売をしたり、アメニティを販売したりする行為は禁止されていません。

テスターや試供品を盗んで販売する行為は、窃盗罪に該当する可能性があるので、注意しましょう。

犯罪・違法行為に使われるようなもの

該当する法律違反 銃砲刀剣類所持等取締法など
罰則 1年以上10年以上の懲役
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

犯罪や違法行為に使われる可能性がある商品も、メルカリでは禁止されています。

法令違反にならないものでも、事務局が犯罪行為に使われる可能性があると判断した場合は、規制されるので注意しましょう。

規制対象になる商品は、以下のとおりです。

犯罪・違法行為で規制される可能性がある商品

  • 配送会社・警察など身分を偽って悪用される可能性がある制服
  • ピッキングツール
  • 小型カメラ
  • 小型マイク

どれも売れないものなので、仕入れないほうが吉です。オリンピック期間中に話題になっていたのは、ユニフォームの販売です。

実際にメルカリで規制していたもので、ボランティア活動に使えるユニフォームの出品を一斉に禁止しました。

テロ防止策ともいわれており、不正にユニフォームを入手するのを避けた対策です。また、以前話題になったのが、ピンマイクの販売で規制されるケース。

今でこそ普通に販売されていますが、盗聴用のマイクと事務局が判断して、一斉に削除する珍事が起きました。

犯罪行為といっても、複数存在するので、注意したいところです。

殺傷能力があり武器として使用されるもの

該当する法律違反 銃砲刀剣類所持等取締法など
罰則 1年以上10年以上の懲役
仕入れる可能性 ★☆☆☆☆

こちらの商品も、仕入れることはありませんが、メルカリで売れないものなので紹介しますね!メルカリは、殺傷能力があり、武器として使用される可能性がある商品の販売を禁止しています。

該当する商品が、利用規約に書かれていたので、紹介します。

どのようなものが違反になりますか?

武器として使用されるおそれがあるとみなされるもの

  • 主に武器としての用途と判断される刃物類
  • スタンガン、催涙スプレーなど危険性のある護身、防犯グッズ

銃刀法などの法律に違反するおそれのあるもの

  • 銃刀法違反に該当する刃物類
  • 模造けん銃/模擬銃器に該当するおそれのあるモデルガン
  • 準空気銃規制に違反するおそれのあるエアガンなど
  • その他、武器として使用される可能性があるとみなされるもの

引用:メルカリガイド(殺傷能力があり武器として使用されるもの)

護身用のスタンガンの販売は禁止されており、パワーが強力なエアガンも禁止されています。一方で、以下の商品は違反にならない商品です。

メルカリで売れる商品

  • スポーツの競技用として作成されたもの
    (例:弓道の弓・矢、アーチェリー、ヌンチャクなど)
  • 用途が明確な生活用の刃物
    (例:調理用の包丁、クラフトナイフなど)

メルカリで売れないものの基準になるのは、用途と殺傷能力の有無です。

エアガンでも、準空気銃規制に該当する場合は、販売できないので要注意です!

危険物・安全性に問題があるもの

該当する法律違反 爆発物取締罰則、毒物及び劇薬取締法など
罰則 死刑、無期懲役、7年以上の懲役または禁錮
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

危険物と認められている商品は、メルカリで売れないものなので注意しましょう。

しかし、危険物にもそれぞれ種類があります。

一般的に、「これは販売できなくて常識でしょ」というものから、「こういう商品まで?」というものがあるので、それぞれ紹介します!

メルカリで売れない危険物一覧

  • 花火、火薬、ガソリンなど
  • 毒物、劇薬
  • PSC、PSEマークがない商品
  • バッテリーが膨張した電化製品
    ※古い商品にありがち
  • 中古のモバイルバッテリー
  • 中古の工具用バッテリー
  • 法令に抵触するレーザーポインター
    ※殺傷能力があるもの
  • 使用期限切れの化粧品
  • 開封済みの衛生用品

知らずに販売してしまう可能性があるものに、それぞれマーキングしました。

中古パソコンやスマートフォンを販売する場合、モバイルバッテリーをそろえて販売する人も多いです。

その場合、中古ではなく新品を用意する必要があるので注意しましょう。

また、化粧品に関しては、使用期限があるので、そちらを確認して販売しないと違反になる可能性があります。
(例:美容液、化粧水など)

児童ポルノに該当する商品

該当する法律違反 児童ポルノ法違反
罰則 5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

これは、メルカリに限らずどの販売先でも売れないものです。

メルカリでは、児童買春・児童ポルノにかかわる商品のすべての販売を禁止しています。

規制対象になる商品は、以下のとおりです。

メルカリで売れない規制対象の商品

  • 児童の性的描画、描写がある商品
  • 児童の性的な表現があるもの
  • 児童の裸体、下着姿の描画、描写があるもの

三次元にかかわらず、二次元の商品も該当するとか。気を付けたいのが、漫画本や雑誌の販売です。

難しいラインですが、水着や下着姿の写真が掲載されているだけでもNGです。
(そもそも仕入れることはないと思います)

ただ、コンサル生から聞いた話によると、フィギュアでも規制を受けたとの報告を聞きました。販売したのは、鬼滅の刃のフィギュアだったそうです。

メルカリに販売したところ、ユーザーの報告により、児童ポルノに該当する旨のメッセージが来て、出品を取り下げされたとのことでした。

事務局が児童ポルノに該当するといったらそれまでなので、従うしかありません……。

アダルト関連の商品

該当する法律違反 青少年保護育成条例違反
罰則  1年以下の懲役または50万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

アダルト関連の商品は、メルカリで全面的に販売が禁止されています。

一般的に規制されている商品は、以下のとおりです。

メルカリで売れないもの一覧

  • アダルトDVD
  • アダルトゲーム
  • アダルトグッズ
  • アダルト雑誌
  • R18指定のアダルト商品
  • 性的な表現がある漫画・円盤

どれも、メルカリで売れないものなので、販売しないことをおすすめします。

「普通販売しないよ」と思っている人も多いですが、知らないうちに販売している人もいます。

具体例は、同人誌です。

なぜ販売が許可されているのか不明ですが、普通に性的描写があるような同人誌も販売されています。

ただ、同人誌は限りなくグレーに近い創作物で、表紙から内容を判断することは難しいです。

 

例えば、こちらの同人誌。鬼滅の刃の、煉獄さんと炭次郎が出てくる同人誌です。

表紙からはどういう内容かわからず、規制しようにも規制できない商品です。

僕のスタッフに、即売会に行くような人がいるので話を聞いてみると、性的描写があるBL本と言っていました……。運営がその事実を知らない限りは、規制のしようがありません。

めぐ
めぐ
シビアで難しいラインですし、利益にならない商品なので、仕入れないことをおすすめします!

使用済みの下着類・水着など

該当する法律違反 古物営業法違反、青少年保護育成条例違反
罰則 1年以下の懲役または50万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★☆☆☆☆

メルカリで売れないものとして該当するのが、使用済みの下着・水着です。どれも出品するときは、新品コンディションのみでの販売になります。

規制されている理由は、青少年保護・育成及び衛生上の観点からです。

具体的に禁止されている商品が、メルカリの利用規約で公開されていました。
(具体的には以下のとおりです)

どのようなものが違反になりますか?
  • 試着や水通しを行った下着類
  • 新品であることが証明できない下着類
    ※セット商品の場合は各商品の商品タグをご掲載ください
  • クリーニング済みの使用済み下着類

引用:メルカリガイド(使用済みの下着類)

ブルセラに該当するような商品は、基本的に販売できません。

ただ、ブライダルインナー・補正下着は、洗濯済みの商品であれば販売可能です。

医薬品・医療機器

該当する法律違反 薬機法違反
罰則 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

メルカリの出品で結構気を付けたほうがよいのが、医薬品・医療機器の販売です。

販売することがないと思っていても、知らずに出品している人も多いジャンルの商品です。メルカリで売れないものに該当しますが、一部の許可があれば販売できます。

ちなみに、違反になるのは以下の商品です。

メルカリで売れない医薬品・医療機器

  • 医薬品
  • 販売に際して法律上の許可が必要な商品
  • 医薬品成分が含まれている商品
  • 動物用の医薬品
  • 許可なく製造、小分けされた医薬部外品
  • 薬効表現、標榜が薬機法に抵触するもの

ほかの商品同様に、販売する可能性がある商品に色付けをしています。

メルカリでは、”第一類・第二類・第三類”医薬品に該当するものは、基本的に販売できません。

これは薬だけではなく、薬用成分が配合されている美容液や化粧水なども該当します。

販売できるのは、医薬部外品のみです。

しかし、医薬部外品でも、無許可に製造・小分けにした場合は、販売できないので注意しましょう。
(例:ボトルに化粧水を詰めて販売、香水を専用ボトルに入れて販売など)

また、健康食品などを販売する際に、医薬部外品でも以下のような文言を入れて販売をすると規制されやすくなります。

  • 「絶対に効果がある商品です!」
  • 「マイナス10キロ痩せます!」
  • 「美肌になります!」

いずれも、薬機法に抵触する文言です。

医薬品に該当しないものでも、薬機法に抵触するような商品は複数存在するため、取り扱う際は注意しましょう。

補足:薬機法を潜り抜けて販売された商品

近年、感染症の影響から、ワクチンを打つ人が増えています。その際、副反応に悩まされる人も少なくありません。

それを逆手にとって、メルカリで違法な販売をする人が増えています。

それが、こちらの商品です。

副反応を抑制する効果があるといわれている、カロナールの添付文書が販売されています。本来この文書は、ネットで無料で閲覧できるものです。

こちらは、カモフラージュ販売と言われており、実際に購入した商品とは別の商品を送ってきます。この場合、添付文書を購入すると、カロナール錠が送られてくると予想できます。

当然ながら薬機法違反で、無許可で販売するのは重罪です。

このような手法が横行しているのもどうかと思いますが、くれぐれも販売しないようにしましょう。

小分けした化粧品・コスメ類

該当する法律違反 薬機法違反
罰則 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★★☆☆

小分けした化粧品やコスメ類は、薬機法に抵触するので、メルカリで売れないものです。

ここで該当する化粧品は、以下のとおりです。

小分け化粧品類に該当するもの

  • ヘアケア
  • ボディケア
  • スキンケア
  • メイクアップ
  • オーラルケア
  • 香水

どれも、小分け販売や手作りしたものの販売を規制しています。

こちらも、メルカリの利用規約に詳しく書かれていたので、紹介しますね!

どのようなものが違反になりますか?
  • 許認可のない手作りの化粧品類
  • 化粧品類の小分け販売
  • 製造番号・製造記号(ロットナンバー)や成分表示が、商品本体やその外箱に記載されていないまたは削られている化粧品類
  • 個人的に輸入した化粧品類
  • その他、上記と同等品と判断されるもの

引用:メルカリガイド(許可なく製造した化粧品類や小分けした化粧品類)

この商品のほかに、海外から輸入した化粧品を無許可で販売する行為も、薬機法違反になります。ハンドメイドのせっけんやボディーソープなども、メルカリで売れないものなので注意が必要です。

また、少し複雑ですが、コスメセットを販売するのは禁止されていません。

禁止されているのは、自分で小分けにして販売することです。
(例:ボトルに化粧水を詰めて販売した、香水を小分けにして販売したなど)

この辺の違いを把握しておけば、どの商品が違反なのか理解できると思います◎

法令に抵触するサプリメント

該当する法律違反 薬機法違反
罰則 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★★☆☆

メルカリでは、サプリメントの販売自体を禁止しているわけではありません。一部の商品のみ規制しているので、商品として仕入れる場合は注意しましょう。

規制対象になるのは、以下の商品です。

メルカリで売れないサプリメント

  • 医薬品に該当する成分が入っているもの
    (例:第二類・第三類のサプリメント)
  • 海外並行輸入品
    ※要注意
  • 薬効表現、標榜が薬機法に抵触するもの

このなかでも、特に注意したいのが海外並行輸入品です。

例えば、あなたが韓国旅行に行き、美容成分が配合されているサプリメントを購入したとします。

韓国でしか購入できない希少性から、メルカリに出品した場合は違反です。

海外のサプリメントを販売する場合は、検疫所からの許可がないと販売できません。
(一般的な人が申請して認可されるものではないです)

メルカリでは、まれに販売されていることがありますが、無許可の販売なので出品して間もなく消されます。

めぐ
めぐ
知らずに出品する人も多い商品なので、取り扱う際は注意しましょう!

安全面に問題がある食品類

該当する法律違反 食品衛生法違反
罰則 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★☆☆☆

メルカリでは、食品の販売が可能です。しかし、食品せどりをする際は、一部注意しなければなりません。

商品によっては、メルカリで売れないものの可能性があるので、要注意です。
(ペットフードも同様の扱い)

具体例を挙げると、以下のとおりです。

メルカリで売れない食品一覧

  • 開封済みの食品
    →複数の開封済み商品を詰め合わせにするのもNG
  • 賞味・消費期限の記載がない食品
  • 賞味・消費期限がすでに切れている商品
  • 賞味・消費期限が到着後1週間以内に切れる商品
  • 生肉・魚介類
  • 冷蔵が必要な食品類
    ※夏場はチョコレート・メープルシロップはNG
  • 特定健康食品
    ※一部

特に注意したいのは、開封済みの食品です。個包装になっている食品を、詰め合わせして販売すると、規制の対象になるので注意しましょう。

賞味期限に関しても、1週間以内のものは販売できません。

また、コンサル生に聞いた話では、季節によって出品ができない商品もあるとのこと。
(発送する際に条件あり)

夏場に出品する際に注意してほしいのが、チョコレートとメープルシロップです。

ほかにもあると思いますが、溶けたり腐ったりしやすいものは、夏場の出品ができないとのこと。

出品する場合は、「クール便での発送となります」と記載しなければならないそうです。

チケット類

該当する法律違反 チケット不正転売防止法違反
罰則 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★★★☆☆

チケット類は、メルカリで売れないものなので、注意しましょう。

しかし、これには条件があり、チケットの定価を超えなければ問題ありません。

発行手数料や支払い手数料などは加味せず、チケットだけの値段で値付けする必要があります。
(チケットを販売する場合は)

仮に、販売価格以上の値段で販売してしまうと、チケット不正転売禁止法により逮捕されてしまいます。対象となるチケットは、以下のとおりです。

メルカリで売れないチケット類

  • コンサートチケット
  • スポーツ観戦のチケット
  • 演劇・劇場系のチケット
  • 航空券、乗車券、旅行券
  • 使用が本人に限られているもの

いずれも、転売目的だとわかった場合は、出品が取り消されるので注意が必要です。

法律が制定されてから、不正にチケットを販売する人は減りましたが、それでも出品する人はいます。実際に、スポーツ観戦用のチケットを高額転売して、逮捕された人もいます。

どのプラットフォームでも、高額転売は禁止されているので注意しましょう。元の価格以上の値段を付けた時点で、規制の対象になります。

めぐ
めぐ
チケットの高額転売は、問題視されていましたからね!利益になると思って、無理に仕入れないことです!

現金・金券・カード類

該当する法律違反 犯罪収益移転防止法
罰則 2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★☆☆☆☆

マネーロンダリングの観点から、メルカリでは現金や金券類が販売できないので注意しましょう。

条件にかかわらず、出品が禁止されているため、販売しないことが重要です。

どれもメルカリで売れないもので、具体例を紹介すると以下のとおりです。

メルカリで売れない現金・チケット類

  • 国内の貨幣(記念硬貨も含む)
  • 現行の海外紙幣
    ※旧紙幣は別
  • 仮想通貨
  • チャージ済みのプリカ
    (例:Suica、nanacoなど)※チャージしていないものはOK
  • オンラインギフト券
    (例:Amazonギフト券、iTunesカード)
  • 商品券
  • 航空券、乗車券、旅行券
  • クレジットカード、キャッシュカード
  • 債券、小切手、収入印紙
  • 宝くじ、勝馬投票券
  • 地金、地金型金貨

換金性が高く、現金化できるものは基本的に禁止されています。

よくありがちなのが、クレジットカードや携帯合算払いの料金を現金化するようなケースです。以前は、金貨などの販売ができましたが、換金性が高いことから禁止されています。

クレジットカードの現金化は限りなくグレーゾーンとはいえ、メルカリでは禁止されているため要注意です。

領収書・公的証明書類

該当する法律違反 免許証の偽造・不正取得の法定刑など
罰則 1年以上10年以下の懲役
仕入れる可能性 ★☆☆☆☆

脱税防止の観点から、メルカリでは領収書や公的証明書類の販売が禁止されています。

レシートや領収書を買い取るようなサービスもありますが、メルカリでは禁止されているので注意しましょう。

販売する人はまさかいないとは思いますが、以下の商品はメルカリで販売できないものです。

どのようなものが違反になりますか?
  • 領収書、レシート
  • 運転免許証
  • 出入国用パスポート
  • マイナンバーカード
  • 法令に基づいた許可証
  • その他、公的機関にて発行される個人を特定する情報が記載された証明書類
  • その他、事務局が不適切と判断したもの

引用:メルカリガイド(領収書や公的証明書類)

 

これらは、いずれも取り扱いができない商品です。

領収書やレシート以外は、基本的に販売しないものだと思います。

メルカリの規制だけではなく、法律でも規制されているため、取り扱いは厳禁ですよ!

形が存在しない商品(例:ゲームアカウント、ゲーム内通貨など)

該当する法律違反 詐欺罪の可能性
罰則 10年以下の懲役
仕入れる可能性 ★★★☆☆

メルカリが今ほど規制が厳しくない時代は、形が存在しない商品の販売が許可されていました。しかし、購入後にトラブルになることが多かったため、2021年8月現在では禁止されています。

販売できない商品は複数ありますが、具体例を挙げると以下のとおりです。

メルカリで売れないもの一覧

  • ソシャゲ、パソコンゲームのアカウント
  • ゲーム内で使える通貨
  • ゲーム内で取得できるシリアルコード

モンストやパズドラが流行っていたころは、規制されてもアカウントを販売する人がいました。

しかし、販売されてから数分経過したころには、削除されていましたね……。ここで勘違いしている人が多いのが、ゲーム=出品禁止という認識です。

ソシャゲのアカウントではなく、以下の商品なら違反になりません。

【メルカリで違反にならない商品】

  • ゲームソフト本体
  • アーケードゲームで利用できるカード
  • ゲーム用コードが含まれている雑誌、ゲームソフト
  • ダウンロード版のゲームソフト

問題なのは、形として存在が証明できないようなものです。

現存するゲームや、ゲームデータを保存したゲーム機などは、普通に販売できます。

受け渡しの手続きが複雑なもの

該当する法律違反 なし
罰則 なし
仕入れる可能性 ★☆☆☆☆

受け渡しが難しく、手続きが必要な商品は、原則メルカリで販売できません。販売することはほとんどありませんが、メルカリで売れないものとして把握しておきましょう。

具体例を挙げると、以下のとおりです。

メルカリで売れない複雑なもの

  • 土地や建物などの不動産
  • 土地・建物などの権利
  • 所有変更が直ちにできない自動車・オートバイ

不動産関連は、ネットで販売するようなものではありません。
(販売を検討しているなら不動産会社かヤフオク)

自動車・オートバイは、販売そのものが規制されているわけではなく、所有変更ができないものが該当します。

ローンが残っていたり、盗難車だったりすると、販売ができません。

めぐ
めぐ
オートバイや自動車も、メルカリで販売するような商品ではありませんし、問題なさそうですね!

福袋※特例有

該当する法律違反 詐欺罪
罰則 10年以下の懲役
仕入れる可能性 ★★★☆☆

メルカリで商品を販売する場合、商品がわかる状態ではないとできません。そのため、福袋状態で出品すると、商品が削除されるので注意しましょう。

中身がわからない状態での販売は、トラブルに発展する可能性があるため、全面的に禁止しています。

利用規約では、以下のように書かれていました。

どのようなものが違反になりますか?
  • いくつかの商品の中から複数の商品をランダムで組み合わせ、商品内容が不透明なもの
  • セット商品において、掲載画像から実際の商品内容が特定できないもの
  • 市販の福袋やカードパックなどを開封後、内容物を入れ替えたもの
  • 商品の内容が不透明、不明瞭なもの
  • その他、事務局が不適切と判断したもの

引用:メルカリガイド(福袋)

販売する可能性があるのは、カードパックの販売です。

僕のコンサル生は、メルカリでカードせどりをしていますが、サーチ済みのパックだけを抜いて、ボックス販売している人がいるといっていました。
(サーチ:レアカードが封入されているパックを調べること)

きれいにボックスを開封して、再度封入すれば未開封ボックスのようにカモフラージュできます。しかし、一切レアカードが入っていないことは考えられないので、すぐにバレます。

その際、詐欺罪として被害届を出される可能性も考えられるので、注意しましょう。

試作品※特例有

該当する法律違反 なし
罰則 なし
仕入れる可能性 ★★★☆☆

メルカリは、ハンドメイド作品を販売している人が多いです。

最近では、せどりの販売プラットフォームとして使われていますが、昔はハンドメイド作品がメインでした。

受注販売という形も取れますが、その場合はサンプル品を掲載しなければなりません。
(利用規約には以下のように書かれていました)

概要

オーダーメイド品を出品する際は、出来上がりのイメージが湧きやすいよう必ず試作品(商品サンプル)の写真を掲載してください。

また、商品について購入者と認識の齟齬が生じないよう、商品説明を記載してください。

引用:メルカリガイド(試作品)

試作品を掲載しない場合は、無在庫販売になります。

メルカリでは、無在庫販売が禁止されているため、注意しましょう。

支払いが残っている白ロム

該当する法律違反 携帯電話不正利用防止法
罰則 2年以下の懲役または300万円以下の罰金
仕入れる可能性 ★☆☆☆☆

白ロムは、SIMカードが入っていない中古スマートフォンのことです。

白ロムを販売する際に、不完全な状態で出品する行為は、メルカリで禁止されています。

以下の商品は、メルカリで売れないので要注意です!

メルカリで売れない白ロム

  • 契約途中の白ロム
  • 機種代が残っている白ロム
    →完済の証明ができないものもNG
  • 初期化されていないもの
  • アクティベーションロックが解除されていないもの
  • ネットワークの利用制限がかかっているもの
  • 解約前のプリペイド式携帯電話

ハードオフやブックオフで販売されている白ロムなら、販売しても問題ありません。

しかし、初期化されていないものや、アクティベーションロックが解除されていないものもあるため注意しましょう。

また、メルカリで白ロムを販売する際は、脱獄・ルート化して鋳物の販売も禁止されています。
(脱獄・ルート化:スマホを改造することを指す)

トラブルにならないためにも、通常の白ロムを販売しましょう。

メルカリで売れないものを販売したらどうなる?

メルカリは、基本的にルールの範囲内であれば商品を売れます。しかし、状況次第では売れないものも存在します。

仮に、そのような商品を販売した場合は、以下のようなことが起きます。

メルカリで売れないものを販売したときに起きること

  • 商品が削除される
  • 何度も出品する場合は一時的制限がかけられる
  • 状況次第ではアカウントが削除される

もっとも多いのは、商品が削除されるケースです。

規約に違反している商品なので、削除されて当たり前です。

しかし、何度も出品していると、一時的に制限がかけられたり、アカウントが削除されたりするので注意しましょう。

商品が削除される

メルカリで売れないものを販売した場合、該当する商品が削除されます。

これは、メルカリの利用規約に反していることが理由で、そもそも販売できない商品を販売しているので、当たり前のことです。

商品が削除されるときは、一応事務局から通知が来ます。

Twitterには、実際に商品が消された人が投稿していました。

この人の場合は、海外輸入のフィギュアを販売したことが理由です。

正規ルートで仕入れたものでも、メルカリの事務局が違反と判断したらNGです。

また、一度商品が削除された場合は、再出品してもすぐに消されるので注意しましょう。

再出品が続いてしまうと、アカウントに制限がかけられる可能性があります。

何度も出品する場合は一時的制限がかけられる

メルカリで売れないものを販売すると、アカウントに制限がかけられる可能性があります。

一度出品しただけでも制限がかけられた人もいますし、複数回商品を取り下げられて、制限がかけられた人もいます。

この辺は、販売した商品によって異なるようです。

例えば、メルカリでは偽ブランド品の販売が禁止されています。

明らかに、商標権を侵害しているような、露骨な偽物だった場合、即アカウントに制限がかけられます。

一時停止処分だけならまだ軽いほうで、状況次第ではアカウントが削除されることもあるようです……。

ただ、よく考えると、偽ブランド品の販売は、法律違反ですからね!

そのくらいの処罰をして当然だと思います。

めぐ
めぐ
むしろ、制限をかけておかないと、再出品する可能性がありますからね!メルカリ事務局の英断だと思います!

状況次第ではアカウントが削除される

メルカリで売れないものを販売した場合、アカウントが削除される可能性もあるので注意しましょう。

僕のコンサル生で、一発アウトになった人が複数いたので、事例を紹介しますね!

アカウントが削除されたケース

  • パターンA:海外のサプリメントを販売
  • パターンB:フィギュアを販売
    →海賊版と判断されてアカウント削除
  • パターンC:説明不足で商品に傷があった
    →クレームに発展してアカウント削除

このように、事例はさまざまです。

ただ、上記のことに該当したからといって、必ずアカウントが削除されるわけではありません。

同じようなことをして、商品が削除されるだけで終わった人もいます。

僕が思っているのは、その行為に悪質さがあるかどうかです。

何度も同じように再出品したり、規約を守らずに別の違反商品を販売したりすると、悪質なユーザーだと判断されアカウントが削除されると思っています。

メルカリで商品が売れない場合の対処法を紹介!

メルカリに商品を販売していて、売れない人がいると思います。

そういう人は、以下の対処法を実践しましょう。

メルカリで商品が売れない場合の対処法

  • 売れる商品をピンポイントで見つける
  • 回転率を重視した販売をする
  • 高額すぎる商品はメルカリに出品しない

メルカリで売れない販売をしている人は、そもそも売れる商品を知らない可能性が高いです。

そのため、売れる商品をピンポイントで仕入れたうえで販売していきましょう!

売れる商品をピンポイントで見つける

メルカリで商品が売れない人は、売れる商品を把握しましょう。

メルカリは、販売プラットフォームになりつつありますが、ユーザー層が若いので、売れる商品が別の販売先と異なります。

なかでも、メルカリで売れるのは以下の商品です。

メルカリで売れる商品一覧

  • アパレル品
    (例:スニーカー、時計、古着など)
  • ブランド品
  • ゲーム関連
    (例:ゲームソフト、ゲーム機など)
  • 雑誌・漫画
  • フィギュア
  • おもちゃ

この辺は、メルカリのユーザー層にマッチしているので、おすすめの商品です◎

メルカリでは、そもそも需要がない商品だと売れませんからね……。

需要がある商品販売をするためにも、売れる商品をピンポイントで狙っていきましょう。

回転率を重視した販売をする

せどりでは、利益率よりも回転率を意識したほうがよいです。

これはメルカリも共通しており、回転率を重視しないと、なかかなか利益が出せません。

回転率とは、商品を販売してから売れるまでの日数のことを指します。

メルカリでも特に売れる商品を仕入れて、販売していきましょう。

人気商品や、トレンド商品なら、回転率も高くおすすめですよ◎

具体例を挙げると、以下の商品が挙げられます。

メルカリで売れやすい人気商品

  • ブランド系のアパレル品
    (例:Supreme、GUCCIなど)
  • ブランド品のアパレル品
  • 時計
  • 市場で人気がある商品

メルカリは、トレンドが市場に反映されやすいプラットフォームです。

市場で人気になっている商品は、メルカリに多く販売されるため、それぞれ仕入れるとよいでしょう。

ただ、人気がある商品は、値下がりしやすいので注意しましょう。

トレンドせどりやSupremeの販売については、以下の記事でまとめているので、参考にしてくださいね。

高額すぎる商品はメルカリに出品しない

あまりにも高すぎる商品は、メルカリで売れません。

具体例を挙げると、以下のような商品です。

メルカリで売れない高額すぎる商品

  • 新品のブランド品
  • アクセサリー類
    (例:リング、時計など)
  • ブランドアパレル品

僕もメルカリで出品していますが、平均販売価格は10,000円未満で押さえています。

それ以上で販売したところで、売れづらいだけなので注意しましょう。

ただ、需要がある商品で、価格が高騰している商品の場合は別です。
(例:スニーカー、コラボ商品など)

こちらの商品は、有名アーティストとコラボしたスニーカーです。

販売価格200,000円でも売れており、いかに需要があるのかがわかりますね!

ただ、ライバルも多い商品なので、仕入れる際は要注意です!

まとめ【メルカリで売れないものは仕入れないほうが吉!】

メルカリで売れないものを販売すると、アカウントに制限がかかる可能性があります。

段階としては、以下のとおりです。
※あくまでも目安です

メルカリでアカウントに制限がかかる手順

  1. 商品が削除される
  2. 再出品を続けると一時的に制限
  3. 無視して出品するとアカウントが削除

商品によっては、即アカウント削除もあり得ます。

そのため、メルカリで売れないものは最初から販売しないことをおすすめします!