Keepaで刈り取り商品を見つけて爆益を出すコツ

Amazonせどりの稼ぎ方はさまざまですが、手っ取り早く稼ぐなら刈り取りすることをおすすめします。

なかでも、廃盤商品を見つけて仕入れると、利益も出しやすくなります。

今回は、Keepaを使って廃盤商品を見つけて、刈り取りをする方法を紹介するので、気になる人は参考にしてください。

↓動画で確認する場合はこちらから↓

そもそも刈り取りとは?

amazonでせどりをする際は、さまざまな手法で稼いできます。

普通に仕入れて販売する方法もありますが、刈り取りと呼ばれる方法もあります。

刈り取りとは、同じ販売先で仕入れて同じ販売先で売ることです。

amazonを例に挙げると、amazonで値下げされた商品を購入して、それをamazonで販売することを指します。

出品数が多い商品は、在庫になるのを避けるために、値下げをする人がいます。

例えば、こちらの商品は、7,000円台で販売されていましたが、価格が下がっています。

この場合、一時的にプレ値になった商品で、需要が落ち着いて徐々に価格が低下した例です。

刈り取りをする場合は、このようなグラフの商品を狙います。

将来的に高くなる商品を予想して、価格が下がったときに仕入れて、高くなったときに売るようなイメージ。

グラフでいうと、青枠のときに仕入れを済ませていて、価格が上がった赤枠のタイミングで販売します。

値段が下がるかどうかは、価格トラッキング設定で判断できます。

ライバルも多いですが、大量にトラッキングしていれば、利益商品も見つかりやすいです。

Keepaを使って刈り取りをする裏技

Amazonで刈り取りをする場合、Keepaを使うと簡単に商品が見つかります。

それも、廃盤商品にチェックに絞れば、見つかりやすくなるのでおすすめです。

廃盤商品の刈り取りをするためにも、以下の手順・方法を実践しましょう。

【Keepaを使って刈り取りをする手順】

  1. Product finderの設定をする
  2. 廃盤商品を見つける
  3. 利益になりそうなら仕入れる

Keepaは、せどりの有料ツールの決定版です。

リサーチを考えているなら、導入を検討しましょう。

1.Product finderの設定をする

今回、廃盤商品で刈り取りをするうえで、しなければならない設定があります。

有料版Keepaのみで利用できる、Product finderの設定です。

詳しくはこちらの動画で解説していますが、過去30日間で急激に出品者が増えている商品をピックアップして調べていきます。

実際の設定が、以下のとおりです。

軽く説明すると、180日間は1~30個の在庫だった商品が、過去30日間で40個以上に増えたという条件です。

長期スパンで30個以内でキープしていた在庫が、直近30日で40個以上の在庫になったので、何かしらの理由があって在庫が増えたと予測できます。

廃盤商品以外にも理由はありますが、現時点でKeepaを使ってもっとも簡単に廃盤商品が見つけられる条件なので紹介しました。

2.廃盤商品を見つける

Product finderの設定をすると、廃盤商品が簡単に見つかります。

実際に調べた結果、以下のような商品が出てきました。

廃盤商品もありますが、季節的に出品数が急増しているものもあります。

たとえば、以下のグラフ。

クリスマスシーズンになると、クリスマス商戦を理解していない初心者のせどらーが、リサーチをせずに出品しているケースがあります。

しかし、このような商品は仕入れの対象外で、基本的には廃盤商品を対象にします。

こちらの商品は、ハンディポータブルラジオです。

在庫が途切れているので、廃盤になっている商品です。

廃盤になって以降は、出品者が急増しています。

また、価格もAmazonの販売価格が3,000円程度に対し、在庫がきれて以降6,000円台で販売されています。

しかし、単にAmazonの在庫が切れているだけなので、型番を調べて廃盤になっているかどうかを調べましょう。

ソニー公式のサイトで調べると、廃盤している商品でした。

そのため、市場にある商品の在庫がすべてなので、在庫がなくなると価格帯も下がるかと思います。

ピーク時は46~7個でしたが、徐々に下がりつつあります。

価格が上がってきたタイミングで出品して、利益を出すとよいでしょう。

3.利益になりそうなら仕入れる

クリスマス商戦に販売した商品は、よくリサーチして仕入れないと利益が出せない可能性があります。

むしろ在庫になってしまい、損切をしてしまうこともしばしば…。

実際、僕も同じような失敗をしてきました。

しかし、損切されている商品を運良く仕入れて、刈り取りをすることで利益が出せる場合があります。

そこで使うのが、KeepaのProduct finderです。

こちらの設定は、過去90日間で20%値下がりしたという条件で検索できます。

 

実際に調べると、このようなグラフが出てきました。

ガンプラの新しいモデルの商品で、出品数が200件以上を超えています。

ピーク時は5,000円台で販売されていた商品ですが、出品者が増えて以降1,400円台まで下がっています。

個人的には、出品者が落ち着くと価格が元に戻ると思うので、今のうちから刈り取っておくのもよいでしょう。

こちらの商品も、急激に在庫が増えています。

Amazonも販売している商品で、在庫数が増えていこう価格が下落しています。

店頭で販売している商品で、セールなどをおこなっていると、一時的に価格が下がることも珍しくありません。

これも別のグラフですが、6,000円台で販売されていた商品が、クリスマスシーズンに合わせて大量に出品され、価格が急激に下落しています。

値段は4,000円台まで下がっているため、仕入れを検討してもよい商品です。

より詳しい内容については、動画で解説しています。

amazonで刈り取りをする手順を徹底解説!

Keepaを活用すると、Amazonで簡単に刈り取りができます。

仮に、刈り取りをしたいと思っているなら、以下の手順でおこないます。

【amazonで刈り取りをする手順】

  1. NEWタイプデルタトレーサーを使って需要をチェックする
  2. 順位変動が大きいならKeepaで価格トラッキング設定
  3. メッセージが届くまで待つ
  4. メッセージが来たら刈り取り開始

この手順で進めれば、刈り取りで利益が出せます。

そこまで複雑な手法ではないので、手順に沿って進めていきましょう。

1.NEWタイプデルタトレーサーを使って需要をチェックする

まず、amazonで刈り取りをする場合は、商品の需要をチェックする必要があります。

需要がない商品の価格が下がったところで、その後も下がり続ける可能性がありますからね!

また、商品が再販されて価格が下がったことも想定されるため、需要だけの判断で仕入れるのは結構リスキーです。

そのため、刈り取り対象にする場合は、以下の条件を満たしている商品を選びましょう。

【刈り取りで仕入れる対象商品】

  • 需要がある人気商品
  • 人気が過熱しすぎて品薄になっている商品
  • 長期間上位を獲得しているような商品

このような商品は、価格が下がっても一定のところを推移するため、刈り取りしやすいです!

需要を調べるときは、当ブログお墨付きのNEWタイプデルタトレーサーで調べることをおすすめします!

NEWタイプデルタトレーサーでは、このようなランキンググラフを確認可能です。

需要がある商品なら、ランキンググラフが頻繁にギザギザします。

Keepaがあるならそちらで調べてもよいですが、有料版に登録していない場合は、閲覧できません。

このようなグラフの商品なら、刈り取り対象です。

人気が過熱しすぎて品薄になっているものなら、価格競争に巻き込まれて値下げする人も多いです。

2.順位変動が大きいならKeepaで価格トラッキング設定

NEWタイプデルタトレーサーでリサーチをして、順位変動が大きいなら、Keepaで価格トラッキング設定をしましょう。

ここでいう順位変動とは、売れているかどうかを指します。

順位変動が大きければ大きいほど、需要があります。

今回は、以下の商品の価格トラッキング設定をしたいと思います。

2021年5月の時点で、7,000円台を推移している商品です。

しかし、ただ漠然とトラッキング設定をしても利益商品は見つかりません。

事前に、FBA料金シミュレーターで損益分岐点を計算しておきましょう。

例えば、新品コンディションの商品を7,400円で販売することを想定した場合、それぞれ損益分岐点が表示されます。

自己配送の場合は6,660円で、FBA納品の場合は5,728円です。

この価格以下で仕入れたときに、利益が出るわけです。

この商品で価格トラッキングをするときは、”新品で5,728円以下”になったときにアラートをする設定にすればよいです。

Google ChromeでKeepaの拡張機能をインストールして、Amazonの商品ページにKeepaグラフを表示させます。
(利用には会員登録が必要です)

ここに、先ほど調べた”5,728円”を設定して、”トラッキング開始”をしましょう。

これで、設定した価格以下になったときに、アラートが来る設定が完了しました。

補足:大量に登録するなら欲しいものリストを活用する

刈り取りをする際は、大量に価格トラッキングの設定をする必要があります。

利益を出したいなら、最低でも500個はトラッキングしたいところです。

しかし、Keepaに毎回登録するのが面倒なら、ほしいものリストを使って、トラッキング設定をしましょう

具体的な設定方法は、以下のとおりです。

【ほしいものリストを使ったトラッキング設定】

  1. amazonにアクセスしてリスト作り
  2. ほしいものリストを保存する
  3. リストを作成する
  4. 公開ステータスを変更する
  5. 公式ページでほしいものリストのURLを送信する

この流れで進めていけば、まとめてトラッキング設定ができます◎

別の記事で解説しているので、ざっくり手順を紹介しますね!
(詳しく閲覧したい人はこちらからどうぞ!)

このように、欲しいものリストに調べたい商品を追加します。

リストを作成したら、ステータスが”非公開”になっているため、公開設定に切り替えましょう!

設定が完了したら、Keepaの公式サイトに飛びます。
※トラッキング設定をするにはログインが必要

移動したら、”トラッキング”をクリックします。

すると、先ほど追加したほしいものリストのURLをアップロードできる画面に移動します。

手順に沿って、画面を開いてURLをアップしましょう。

アップロードが完了したら、ほしいものリストに追加した商品が一覧で出てきます。

内容に問題なければ、価格設定をしましょう。

個別で設定する場合は、価格で設定しなければなりませんが、まとめて設定する場合は割合で設定できます。

一般的に、刈り取りでは市場価格の30%オフになったら仕入れ判断をします。

そのため、それぞれの価格を30%で設定しましょう。

3.メッセージが届くまで待つ

価格トラッキングの設定が完了したら、商品の価格が下がるまで待ちましょう。

価格が下がったら、Keepaから以下のメッセージが届きます。

こちらは、指定の価格よりも値段が下がったときに通知されます。

トラッキングの期間は、”1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月・1年”のなかから選択できますが、3ヵ月で設定しておくと、効率よく商品を見つけられます。

ここで一つ押さえておきたいポイントですが、Keepaに登録する際は、専用のアドレスを登録したほうがベスト!

普段使っているアドレスに、刈り取りのメッセージが来ると、混合してわかりづらくなります。

同じアドレスにするとしても、フォルダ分けしておかないと、値段が下がったときにすぐ対応できませんよ!

4.メッセージが来たら刈り取り開始

Keepaの価格トラッキングが完了して、メッセージが来たら、その商品を仕入れます。

これはスピード勝負で、ライバルが仕入れる可能性があるため、できる限り早く仕入れましょう。

しかし、商品によっては仕入れないほうがよいものもあるので、一度確認することをおすすめします。

仕入れないほうがよい商品は、以下のとおりです。

刈り取りで仕入れないほうがよい商品

  • 実績がないセラーが販売している商品
  • 実績が悪いセラーが販売している商品
  • 状態が悪そうな商品

このような商品は、仕入れるとトラブルになる可能性が高いです。

Amazonで販売されている商品が、すべて優良とは限りません。

なかには、偽物が混ざっているかもしれませんし、粗悪な商品を送ってくる可能性があります。

そのため、価格が下がっても、ある程度実績があるセラーの販売する商品のみを仕入れていきましょう

基本的に、刈り取りではこの流れを繰り返して利益を出していきます。

Keepaを使って商品を刈り取るメリット・デメリット

Keepaを使うと、さまざまな商品の刈り取りができます。

実際、刈り取りをして稼いでいる人も多く、メリット・デメリットがあります。

それぞれ紹介すると、以下のとおりです。

【Keepaを使って商品を刈り取るメリット・デメリット】

  • メリット:通常価格よりも安く仕入れられる
  • メリット:仕入れの効率化につながる
  • デメリット:Keepaを使わないと仕入れができない
  • デメリット:作業量が案外多い

通常の仕入れよりも簡単に仕入れられるため、刈り取りはメリットです。

仕入れ対象さえ分かっていれば、半自動化できることを考えると、メリットが大きい手法と言えるでしょう。

メリット:通常価格よりも安く仕入れられる

amazonで刈り取りをすると、通常よりも安い価格で仕入れられます。

市場相場よりも安い商品を仕入れるわけですが、店舗で仕入れるよりも効率的です。

仕入れをするには、あらかじめ値下がりして利益になる商品を把握しておく必要があります。

例えば、こちらの商品。

現在、Amazonでは7,000円台で販売されています。

しかし、NEWタイプデルタトレーサーの価格推移を見ると、値下がりが激しい商品でした。

一時的に価格が下がって、5,000円台で販売されていることもあれば、その1週間後には6,500円まで回復しています。

「なんで値下がりが起きるの?」と思う人のために、理由を解説しますね!

【一時的に値下がりする理由】

  • 不良在庫になる可能性があり利益ギリギリまで下げた
  • セール品を仕入れて販売する人が増えたから
  • 不良在庫になることを恐れて先に値下げした

せどりで注意したいのが、不良在庫になる可能性です。

紹介した商品は、非常に人気があり、常時50点以上販売されています。

ライバルが多ければ、その分価格競争も起きますし、値段が下がるのも理解できますね。

併せて、在庫を抱えないために損切りをする人も多く、刈り取りではそのような商品を中心に狙っていきます。

Keepaのトラッキング設定を活用すれば、刈り取りも簡単にできます

メリット:仕入れの効率化につながる

本来、せどりでは店舗やネットで売れる商品をリサーチします。

一から売れる商品を見つける必要があるため、慣れていない人はかなり時間がかかります。

しかし、刈り取りの場合は、既存の商品が値下げしたら仕入れをすればいいだけなので、難易度はそこまで高くありません。

ちなみに、刈り取りをする際は、Keepaを使います。

価格トラッキング設定と呼ばれるものをすると、価格が下がったときにメールにて通知が来ます。

以前、Switchが人気だったときに、刈り取りをしていたときのアラートです。

設定している価格まで下がったら、商品を仕入れるような設定をしていました。

これらのツールを使えば、刈り取りもしやすくなりますよ。

既存の商品を仕入れるのと、新しく仕入れるのでは雲泥の差があります。

仕入れの効率化をするためにも、必ずツールを使いましょう。

デメリット:Keepaを使わないと仕入れができない

amazonでの刈り取りは、自力でどうにかなるようなものではありません。

大前提として必要なのが、Keepaです!

Keepaでは、価格推移をチェックできたり、価格トラッキングができたりと、刈り取りに最適です。

このように条件を設定すれば、気軽に刈り取りができます。

これだけの機能を利用するなら、無料版でも構いませんが、詳しい設定をするなら、月18ユーロの課金が必要です。
(僕は有料版Keepaのユーザーです!)

ちなみに、課金をすれば、Amazonにランキンググラフを表示できます。

こちらが、Keepaのランキンググラフです。

有料版限定の機能ですが、導入すればKeepaだけで刈り取りの設定ができます!

Keepaに課金したくない人は、ランキンググラフをチェックできないので、NEWタイプデルタトレーサーなどに登録する必要があります。

NEWタイプデルタトレーサーでは、同様にランキンググラフの確認が可能です。

しかし、利用には2,200円の月額利用料がかかります。

簡易的な刈り取りなら、Keepaだけでも問題ありませんが、需要を確かめるツールは、課金が必要です。

デメリット:作業量が案外多い

僕は、せどり手法の一環として、刈り取りをしています。

しかし、メインは通常のせどりで、比率でいうとそこまで多くありません…。

というのも、刈り取りの作業量はかなり膨大で、専用のグループやチームを作っておかないと、運用するのは難しいです!

というのも、Amazonで刈り取りをするときは、以下の作業が求められます。

【Amazonの刈り取りで求められること】

  • トラッキング設定
  • 設定した商品の価格追従
  • トラッキング設定の更新
  • 商品仕入れ

ただ仕入れるだけでは利益にならないので、商品の検品や登録などおこなわなければなりません。

これらの作業をワンオペでおこなおうとしても、おそらく無理な話です。

まず、普通の人なら、トラッキング設定をして、大量に来るメッセージに度肝を抜かれてしまうと思います…。

そのメッセージのなかから、売れる商品を仕入れる必要がありますし、何かと大変です。

Keepaを使うと効率化ができるものの、テクニカルなリサーチが必要なことは確かです。

2020年では規制!現在のAmazonの状況は?【刈り取り可】

2020年の時点では、刈り取りが規制されていました。

しかし、2021年5月時点では”事実上”刈り取りが解禁されています。

Amazonの利用規約から引用すると、以下のように記載があります。

「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。

個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。

引用:Amazon(コンディションガイドライン)

以前は、このガイドラインに個人から仕入れた商品は、有無も言わず出品できないような旨の規約が書かれていました。

しかし、現在は”新品”として出品できないだけで、刈り取りした商品を販売するという行為は禁止されていません!

つまり、Amazonのコンディションを”ほぼ新品・中古”にて販売すれば、規約に引っかかることはないです。

「なんで新品で販売できないの?」と思う人もいますが、これにはモラルが関係しています。

この理屈がまかり通ってしまうと、Amazonで商品を買い占めて、新品で価格を上乗せして販売するセラーが増えます。
(感染症のときのSwitch・PS4がいい例です)

そのため、今後Amazonで刈り取りをして稼ぎたいなら、ほぼ新品のコンディションか、中古で継続的に販売するとよいでしょう!

Keepaを使ってAmazonで刈り取りをする際の注意点

刈り取りは、何かと注意点があります。

今後稼ぎたいと思っているなら、注意点も把握しておきましょう。

【Amazonで刈り取りをする際の注意点】

  • Amazonが配送する限定商品は新品販売できない
  • 品薄ではないと利益にならない
  • 並行輸入品は暴落しやすい

Amazonのルールとしては、個人から仕入れた商品は、新品で販売できないようになっています。

販売する際は、中古にしないと規制されてしまうので、注意しましょう。

Amazonには、公式のみが販売する商品があります。

発送先が”Amazon.co.jp”の商品は、新品での販売ができません。
(中古なら販売可)

これは、利用規約に準拠しましょう。

コンディションガイドには、個人調達商品が新品で販売できないと書かれています。

公式が販売する商品のなかには、限定品も存在します。

しかし、新品コンディションでの販売はできないので、刈り取りで仕入れた後は中古販売になります。

また、刈り取りでは、商品の仕入れ予約をして、利益にならない場合はキャンセルする人も多いです。

この場合、1回だけならまだしも、度重なるキャンセルの場合は、アカウントが凍結してしまうので注意しましょう。

品薄ではないと利益にならない

amazonで刈り取りをする場合は、品薄商品ではないと利益になりません。

しかし、Amazonで品薄になっているからといって、必ず売れるわけではないです。

というのも、Amazon以外にも利用できるECサイトはありますし、そちらのサイトで仕入れて販売する人もいるかもしれません!
(例:Yahoo!ショッピング、楽天)

そのため、”品薄=需要がある”と判断して仕入れてしまうと、在庫になるので注意しましょう!

ここで重要なのは、全体的なマーケットで品薄になっているかどうかです。

具体例を挙げると、感染症がピークで流行していたときの任天堂Switchは、どのサイトでも品薄でした。

販売されているとしても、プレ値でしか取り扱っていない始末。

こちらは、当時のKeepaのグラフです。

定価30,000円台の商品が、ピーク時には70,000円台を推移していました。

この場合、多少プレ値でもトラッキングをして売れるなら、仕入れても問題ない商品でした。

しかし、一時的なもので、1ヵ月もしたら需要・価格はもとに戻っていましたね!

そのため、刈り取りをするときは、普通の品薄商品ではなく市場全体でプレ値になっている商品を選んで仕入れましょう!

並行輸入品の場合は暴落しやすい

Amazonで刈り取りをする際に、並行輸入品を対象にする人がいます。

手法としては間違っていませんし、人気商品なら利益になります。

しかし、並行輸入品の危ないところは、在庫が復活しやすいところです。

本来、刈り取りで稼ぐためには、値下がりした商品を仕入れて値上がりしたタイミングで販売しなければなりません。

品薄状態の商品なら、利益になる可能性があるため、仕入れる人も多いです。

しかし、並行輸入品の場合は、海外から仕入れている可能性が高いため、品薄でも補填される可能性があるわけです。

品薄になったら価格が高騰しますが、在庫が追加されてしまえば、価格が下がるので利益が出せなくなります。

仕入れた価格まで下がるならまだしも、在庫が補填されて価格が暴落するケースも珍しくありません…。

Amazonの刈り取りで稼ぐコツを徹底暴露!

Amazonの刈り取りで稼ぐなら、コツがあるのでそちらを意識しましょう。

個人的に稼げると思うのは、プライムデーや年末商戦などのタイミングです。

この時期に仕入れれば、利益になる可能性が高いです。

というのも、この時期に販売された商品は、一斉に値下げされる可能性が高いからです!

クリスマス商戦を例に挙げると、以下の商品は価格が急落しています。

2020年の10月に販売されて、まさにクリスマス用に販売されたといっても過言ではありません。

クリスマス以降の価格推移を確認すると、以下のとおりでした。

クリスマスや直前までは、9,000円台で販売されていたのが、徐々に値下がりしています。

最終的には、底値2,000円台まで下落しています。

ここで商品を刈り取って、相場が通常時に戻ってきたときに、販売して利益を出していくのが、刈り取りの稼ぎ方です!

しかし、この稼ぎ方は刈り取りのなかでもかなり上級向けです。

通常の刈り取りに比べると、以下を予測しなければなりません。

【プライムデーなどの刈り取りで予測すること】

  • 底値の予想
  • 予想在庫量
  • 価格が相場に戻るタイミング

通常の品薄商品なら、早い段階で相場が戻ります。

しかし、これらの商品は、相場まで価格が戻る予測ができません。

例えば、あなたが赤枠で囲んでいるときに商品を仕入れたとします。

相場が9,000円から3,000円台に下落したら、もともとの相場である5,000円に戻ることも予想できるからです。

しかし、その後の市場の動きはというと、2,000円台まで急降下しています。

つまり、予想に失敗してしまうと、刈り取りをしたところで不良在庫になってしまうわけです。

このようなことを考えると、安易に刈り取りはできませんね…。

補足:Keepaを使うと価格が下がる商品がより簡単にわかる

価格が下がる商品を探す場合は、Keepaを使っていきます。

Product finderで設定さえしてしまえば、いくらでも見つかるので仕入れていきたいところです。

さらに、クリスマスやセールなどのシーズンを狙うと、在庫を抱えた人が価格を下げて販売することから、刈り取りがしやすくなります。

【グラフA】

【グラフB】

【グラフC】

いずれも、商品在庫が増えたことによって価格が下落しています。

これもすべて、Keepaで設定することで見つかる商品です。

より詳しい説明は、動画を参照ください。

Amazonで刈り取りをする際の注意点

事実上、amazonでは刈り取りが解禁されています。

そのため、これを機に刈り取りを始める人も多いと思いますが、気を付けたいことがあります。

仮に、あなが刈り取りをしていると認められてしまうと、運営からお咎めが来る可能性があるのです…。

あなたがしている行為が悪質と判断された場合、以下のようなことが起きます。

【悪質と判断されたときに起きること】

  • 真贋調査に発展する可能性がある
  • 一時利用停止処分
  • アカウントの永久凍結

最悪の場合、アカウントが凍結してしまいます…。

一度凍結したアカウントは、二度と復活できないので注意しましょう。

真贋調査に発展する可能性がある

amazonで刈り取りをすると、真贋調査に発展する可能性があります。

本来は、商品が真贋品かどうかチェックすることですが、新規出品者を規制する名目で、ランダムにおこなわれています。

特に、アカウント開設から1年未満の人は、真贋調査が来やすいので注意しましょう。

近年、Amazonに出品する人が増えてきて、なかには悪質な販売手法で利用する人も少なくありません。

真贋調査は、そのような人を規制するための手段の一つでもあります。

仮に、真贋調査が来たときは、以下の書類を提出して解除する必要があります。

【真贋調査の際に必要になる書類】

  • 商品購入時の領収書
  • メーカーが発行する請求書
  • 業務改善書
  • 販売証明書
    ※アカスペに移行した場合は

簡単に概要を説明すると、真贋調査では出品している商品のなかから、ランダムで3つ選ばれて書類提出を求められます。

「アカウントヘルス→アカウントスペシャリスト」の順番で対応しますが、アカヘルで解除できなかったら、アカスペに移行します。

このアカスペが結構冷酷で、移行した場合は99%解除が不可能と言われています……。

ただ、真贋調査が来るのは新品コンディションで販売していたときのみ……と言われていましたが

最近では、中古品も対象になることがあるようです。

その例として挙げられるのが、漫画本です。

中古の漫画本は、高額転売されることが度々あったので、真贋調査の対象になったようです…。

そのため、今後漫画本以外でも、高額転売されている商品は、コンディション関係なく真贋調査に至るケースがあります。

一時利用停止処分

amazonで刈り取りが悪質な行為だと認められると、アカウントが一時的に処分される可能性があります。

この段階は、一時停止しているだけなので、まだ復活の余地はあります。

ただ、最近では”利用規約違反”として、直でアカウントが停止することも珍しくありません。

ちなみに、アカウントが一時的に停止したときは、以下の対応で解除されます。

【amazonでアカウントが一時停止されたときの対処法】

  • 謝罪メールを送る
  • 業務改善書を送る

これで認められた場合は、翌日には規制が解除されています。

しかし、解除されない場合は、真贋調査へと発展する可能性があるので注意しましょう。

一応、猶予としては14日と言われていますが、僕のコミュニティの生徒は、1ヵ月ほど一時停止した時期があるので、一概には言えません!

正直、出品している商品が刈り取りしたものなのかどうかは判別のしようがありません。

ただ、真贋調査に入ったときは、商品を証明できるものが少ないため、解除に時間がかかります。

アカウントの永久凍結

これは最も気を付けたいところですが、刈り取りが悪質だと認められると、アカウントが永久凍結する可能性があります。

当然ですが、アカウントが凍結すると、amazonでの購入・販売が一切できなくなります。

サブスクサービスの利用もできませんし、amazonに付随するサービスはすべて利用できません。

また、売上金は90日間没収されてしまうので、クレジットカードを使って仕入れていた人は、支払いが追い付かないことも予想されます。

FBA納品していた商品は、すべて着払いで送られてくるので、刈り取りで在庫になっていた商品を一気に引き取ることになります……。

つまり、刈り取りをしただけで、超リスクになることもあるのです。

凍結するまでには段階がありますが、基本的には解除できません。

まとめ【Keepaを使えば効率化も簡単に!】

amazonで刈り取りをすれば、効率よく稼げます。

通常のせどりに比べると、リサーチ量は増えますが、トラッキングをしてしまえば、あとは価格が下がったときに仕入れればよいです。

初心者でも気軽に利益が出せるため、そこまで難しいことはありません。

ただ、アカウントが規制される点や、在庫になる可能性がある点を考えると、少しリスクが高いかもしれませんね…。

現時点では解禁されている刈り取りですが、将来的に規制される可能性も十分あります。

一度アカウントが凍結されてしまえば、amazonでの販売ができなくなります

そのようなリスクを負ってまでする必要はないですが、ほどほどにすれば稼げるビジネスになると思います。

動画にて、Keepaを使った刈り取りの仕方を解説しているため、併せて参考にしてください。