医薬品転売は違法?逮捕される事例をそれぞれ紹介します!

転売をする際ですが、複数の商品を取り扱うことがあります。

しかし、違法性が高い商品を仕入れてしまうと、それが原因で逮捕されてしまうこともあるので注意しましょう。

 

違法性がある商品は様々ですが、近年感染症の影響から、医薬品転売が注目されつつあります。

 

「薬の転売で違法になる例を知りたい!」

「医薬品でも違法にならない事例はある?」

「薬の転売は禁止されているみたいだけどどうなの?」

 

感染症の影響から、医薬品関連が販売されるようになりましたが、違法性が高い商品も出品されています。

今回は、薬の転売をしようと思っている人のために、どういう商品が違法で、販売できる商品があるのかどうかを解説していきます!

 

よくわかる解説

  • 医薬部外品はOK
  • 医薬品の転売は薬機法違反
  • 緊急措置法の商品もNG

薬の転売は違法なの?:序章

感染症の影響から、薬の転売が問題視されつつあります。

転売そのものに違法性があるかどうか気になる人もいると思いますが、結論を言うと違法です。

 

しかし、すべての商品が違法というわけではなく、医薬品として認められない商品は問題ありません。

医薬品にも種類がありますが、具体的には以下の通りです。

 

  • 第一類~三類医薬品:転売NG
  • 医薬部外品:転売OK
  • 指定医薬部外品:転売OK

 

指定医薬部外品と呼ばれるものは、医薬品として認められていないので、転売ができます。

しかし、第一類~第三類医薬品と呼ばれるものは、医薬品に該当するので注意しましょう。

 

ドラッグストアにある身近に購入できるもので言うと、以下が挙げられます。

 

転売NGの医薬品

  • 風邪薬
  • 塗り薬
  • 湿布薬
  • 精力剤・育毛剤

 

錠剤タイプの薬だけが医薬品ではなく、育毛剤や精力剤の中にも、医薬品は存在するので注意しましょう。

薬を転売して逮捕される事例を紹介します!

薬の転売は原則禁止されているのですが、医薬部外品であれば仕入れても問題ありません。

仮に、医薬品に該当する商品を仕入れてしまった場合は、逮捕される可能性もあるので注意しましょう。

 

今回は、実際に医薬品を転売して逮捕される可能性がある事例を紹介していくので、ドラッグストアで転売をしようと思っている人は、しっかり押さえておきましょう。

 

薬の転売で逮捕される事例

  • 第一類~第三類医薬品を転売する
  • 病院から処方された薬を転売する
  • 海外輸入のサプリメントを転売する
  • 感染症で規制されている商品を転売する

 

これらが、薬の転売で逮捕される事例です。

医薬品として認められているものを転売するのはNGですし、国から規制されているものを転売すると、逮捕されるので注意しましょう。

第一類~第三類医薬品を転売する

医薬品として認められている商品は、基本的に転売するのはNGです。

第一類~第三類医薬品と表記があるものは、基本的に転売してはいけないので注意しましょう。

 

これらの医薬品を転売する場合は、薬剤師・薬局が取得するような、販売許可が必要です。

医薬品は市場価格差がある商品なので、仕入れたいと思う人もいますが、まぎれもなく違法なので控えましょう。

 

  • 湿布薬※バンテリン、サロンパス
  • 精力剤
  • 育毛剤
  • アスピリン
  • ロキソニン

 

これらの商品は、医薬品に該当するものばかりなので、仕入れないのがベストです。

また、サプリメントの中には、第三類医薬品も混ざっています。

 

 

ドラッグストアでは、サプリメントが安く販売されていることがありますが、医薬品に該当するものは仕入れてはいけません。

病院から処方された薬を転売する

通院・入院をすると、病院から薬を処方されます。

病院によって異なりますが、症状によっては少し長めに猶予期間を取ることも少なくありません。

 

2週間分処方されたとして、1週間で症状が完治したら、残り1週間分の薬が余ってしまいます。

僕も、通院したときに薬を処方されても、普通に余ります。

 

病院で処方される薬というのは、言わずもがな医薬品なので転売が禁止されています。

 

 

保険証を使って、違法に薬を手に入れて転売したという人が実際に逮捕されています。

医薬品を転売する際は、販売許可が必要ですが、薬剤師で資格を持っていたとしても個人で転売はできません。

 

薬が余って勿体ないという気持ちもわかりますが、逮捕されてしまっては元も子もないので、転売しないようにしましょう。

海外輸入のサプリメントを転売する

サプリメントは、転売の商材として適しています。

手に入りやすいですし、格安で転売されているので、市場価格差が取れる場合が多いです。

 

しかし、海外輸入のサプリメントを転売する場合は、指定の販売許可がないと転売できないため、注意しましょう。

 

 

海外輸入のサプリメントですが、このようにメルカリで普通に転売されています。

韓国や香港に行った際に、健康のサプリをお土産で購入することがあると思いますが、転売するのは禁止されています。

 

医薬部外品として取り扱われていても、違法行為なので転売しないようにしましょう!

ちなみに、メルカリではサプリメント転売について、以下のような規約があります。

 

 

海外の並行輸入品には、旅行で購入した商品も含まれています。

サプリメント自体は、利益率・回転率が高い転売ができるのでオススメですが、輸入品は仕入れないようにしましょう!

感染症で規制されている商品を転売する

薬の転売は、医薬品として認められている商品は、仕入れることができません。

しかし、医薬部外品なら仕入れても問題ありませんが、例外があります。

 

それは、感染症の影響で緊急措置法によって規制されている商品です。

2020年3月に施行された法律ですが、国民の生活を守ることが目的です。

 

  • アルコール消毒液
  • エタノール
  • マスク
  • うがい薬※見込み

 

現段階で規制されているのは、この通りです。

アルコール・エタノールに関しては、医薬部外品も存在しますが、緊急措置法によって規制されているので、仕入れてはいけません。

 

仮に、仕入れて国の許可なく転売すると、100万円以下の罰金・1年以下の懲役を科せられてしまいます。

最近では、エタノール消毒液を転売したとして、逮捕された人もいました。

 

 

状況次第では、逮捕されてしまうこともあるので、利用しないようにしましょう!

医薬品転売以外で規制されることが多い商品を紹介します!

薬の転売は、風邪薬や病院で処方される薬だけが対象ではなく、医薬品として認められているものも、転売指定はいけません。

医薬品として認められているものは多く存在しますが、”これが禁止されているの!?”というものもあるので、そちらを紹介していきますね!

 

医薬品転売以外で規制されている商品

  • 消毒用アルコール
  • うがい薬※トレンド
  • 第三類医薬品に該当するサプリメント

 

医薬部外品であれば問題ありませんが、医薬品に該当する者は全般NGなので仕入れないようにしましょう!

感染症の影響から、医薬品を転売する人が増えてきましたが、仕入れたその商品は違法性があるかもしれません…

 

転売してもいい商品かどうか知るためにも、改めて把握しておきましょう!

消毒用アルコール

まず、消毒用のアルコールは、医薬品に該当するので仕入れができません。

そもそも、緊急措置法によって禁止されているため、転売することはできませんからね‥

 

ただ、消毒用アルコールには、医薬部外品も存在します。

 

 

こちらは、アルコールの純度によって異なりますが、以前までは物によって転売可能でした。

しかし、消毒用アルコールは、基本的に医薬品が多いので仕入れないようにしましょう。

 

 

同じ商品で、エタノールがありますが、こちらも販売することはできません。

Twitter等を見ると、実際にメルカリで販売していた人がいたそうですが、違法だとわかっていないパターンです。

 

今は規制されているので、そもそも仕入れるのが難しいですが、医薬部外品のものではないと違法性が高いので注意しましょう。

うがい薬※トレンド

大阪の知事が提唱してから、うがい薬の需要が一時的に高まりました。

感染症予防に効果的ということから、うがい薬を購入する人が増えたのですが、Twitterでは品切れ状況が報告されていました。

 

 

うがい薬は、緊急措置法で規制されているものではないので、知れても問題ありません。

しかし、ものによっては医薬品に該当するものもあるため注意しましょう。

 

 

こちらは、我が家でも大活躍しているうがい薬ですが、医薬部外品との記載があります。

そのため、仕入れても問題ない商品ですが、今回品薄になっているのは”ボビドンヨード”という成分が配合したうがい薬。

 

 

イソジンのうがい薬に配合している成分ですが、第三類医薬品に該当するので、仕入れることはできません。

転売した時点で、薬機法違反になるので逮捕される可能性もありますよ!

第三類医薬品に該当するサプリメント

最後にサプリメントを転売する場合ですが、医薬部外品のみに限ります。

医薬品成分が入っているようなものは、転売の商材として取り扱えないので要注意です。

 

サプリメントで注意したいのは、第三類医薬品かどうかのチェックです。

美容系サプリメントでは、医薬部外品のものとそうではないものに分けられます。

 

 

例えば、こちらの商品。

医薬部外品として認められているものなので、転売の商材として取り扱うことができます。

 

 

しかし、こちらのサプリメントは同じく美白系のサプリメントですが、第三類医薬品なので転売することはできません。

メルカリに販売されている商品は、”第三類医薬品”というところに、マスキングがかかっています。

 

この様なサプリメントは、仕入れができない商品なので、注意しましょう。

補足:コスメ転売は薬機法に注意する

医薬品を転売する際ですが、美容液や化粧水を仕入れて転売することもあると思います。

その際、医薬部外品だとしても、転売が禁止されている場合があるので、それぞれ紹介しますね!

 

  • 自分で小分けにして転売する
  • コスメセットを作って転売する
  • 自家製で薬用美容液・化粧水を作って転売する

 

いずれも、薬機法に抵触するので、仕入れないのがベストです。

メルカリでは、普通に販売されているのですが、自分で小分けにして化粧品を転売するのはNGです。

 

 

この場合、薬機法で言う”製造”の罪に問われてしまいます。

独自にコスメセットを作るのも、同様に薬機法違反です。

 

薬品だけではなく、コスメも抵触する可能性があるので、注意しましょう。

薬の転売で仕入れられる商品を紹介します!

薬の転売をする際ですが、ものによっては転売しても良い商品があるので、それぞれ紹介しますね!

医薬品成分が配合しているものは、全般が仕入れてはいけないようになっていますが、以下の商品は例外です。

 

医薬品転売で仕入れても良いもの

  • 医薬部外品・指定医薬部外品
  • 中古の化粧品
  • 医薬部外品に該当するサプリメント

 

これらの商品は、医薬品に該当しないので、仕入れることができます。

医薬部外品を転売する場合ですが、緊急措置法によって禁止されているもの以外は、基本的に仕入れても問題ありません。

 

しかし、感染症がらみの商品はあまりお勧めしません…

本当に欲しい人が困りますし、迷惑が掛からない範囲で転売することが重要です!

 

安定した仕入れをするためにも、医薬部外品かどうかのチェックはしっかり行いましょう。

医薬部外品・指定医薬部外品

薬の転売について解説しましたが、転売は基本的に禁止されています。

しかし、医薬品の中でも、”医薬部外品・指定医薬部外品”に該当する商品については、規制対象ではありません。

 

同じく規制されているものでも、医薬品として認められていないので、転売の商材として取り扱うことができます。

ただ、現在は感染症の影響から、緊急措置法というものが制定されています。

 

緊急措置法では、感染症にかかわる商品が規制対象です。
※マスク・アルコール消毒液等

こちらの商品は、医薬部外品でも仕入れることができないので、注意しましょう。

 

 

実際に、該当する商品を転売したとして、逮捕された人もいます。

人が迷惑になるような転売ですし、僕もあまりオススメしません…

 

薬の転売をする際は、本当に転売しても良い商品なのかどうかをチェックしてから仕入れることが重要です!

中古の化粧品

医薬品の転売をする際ですが、中古の化粧品を仕入れるのも一つの方法です。

女性は、使わなくなった化粧品がポーチに眠っていることもあると思いますが、メルカリではかなり需要があります。

 

 

新品化粧品の場合は、国内のもの以外は仕入れられないので注意しましょう。

中古の化粧品は、ブランド系のコスメが特に人気があります。
(例:Dior、CHANEL、ジルスチュアート等)

 

ただ、女性しか転売できないというのがネックです。

男性でも化粧品を使う人はいますが、女性ほど毎回買いなおすということはありませんからね。

 

仮に、あなたが中古の化粧品を転売したい場合は、以下の商品がオススメです!

 

  • アイシャドウ
  • マスカラ
  • アイライナー

 

ブランド系のシャドウは、定価で購入すると高いので、中々購入できないという人も多いです。

しかし、中古ならそこまで高くありませんし、メルカリ・ラクマ等のフリマアプリでよく売れます!

 

回転率が高い商品なので、仕入れて損はありませんよ!

医薬部外品に該当するサプリメント

最後に、医薬部外品のサプリメントです。

サプリメントを仕入れる際ですが、商品が医薬品かどうかのファクトチェックをしましょう。

 

医薬品に該当する者は、仕入れられないので要注意です。

医薬品のランクはそれぞれ存在し、以下の通りになります。

 

  1. 要指導医薬品
  2. 第一類医薬品
  3. 第二類医薬品
  4. 第三類医薬品
  5. 指定医薬部外品

 

この中で、転売ができるのは指定医薬部外品のみです。

第三類医薬品に該当するサプリメントは案外多く存在し、美白になるもの・シミを消すものは、医薬品成分が配合しています。

 

指定医薬部外品に関しては、医薬品に分類されないことから、転売ができる商材です。

「サプリメント 初回限定」で調べると、初回限定価格で購入できるような商品が出てきます。

 

 

例えば、こちらのサプリメント。

巷では人気のあるサプリメントですが、初回限定価格に限り1,000円で購入できます。

 

 

メルカリの販売価格を見ると、3,200円で販売されています…

通常価格よりも少し値下げされていますが、初回限定価格で購入できれば、十分利益になるジャンルです。

 

サプリメントは、ドラッグストア等で安く販売されていることがあるので、積極的に仕入れたいところです。

まとめ:薬の転売は違法性が高いので仕入れる場合は医薬部外品を!

今回は、薬の転売をして、逮捕される可能性があるジャンルについて解説しました。

基本的には、医薬品に該当するものを仕入れて転売すると、薬機法に抵触してしまうのでアウトです。
(例:要指導医薬品、第一類~第三類医薬品)

 

また、感染症の影響から緊急措置法に伴い転売が禁止されている商品は、仕入れないようにしましょう。

薬の転売は違法性が高いですし、”知らなかった”では済まされません。

 

そのため、薬の転売をする際は”医薬部外品”を仕入れるようにしましょう。

 

  • サプリメント※一部
  • 化粧品関連(化粧水、美容液等)
  • うがい薬※一部

 

この辺は、利益になるジャンルではありますが、仕入れる際は医薬部外品かどうかチェックしてから仕入れるべきです。

逮捕されないためにも、しっかり意識したいところです。