転売ビジネスは、実践している人が多く飽和状態ともいわれています。
実際、ライバルの数が多いのは事実ですし、継続的に稼ぎたいと思っているなら、利益商品を仕入れるしかありません。
「転売ビジネスで稼ぐにはどうしたらいい?」
「せどり・転売の基礎を知りたい!」
「そもそも転売は稼げるビジネスなの?」
今回は、このように転売が本当に稼げるのかどうか気になっている人のために、基本情報を解説していきますね!
最近では副業をする人も増えてきていますし、転売を実践する人も多い中で、転売についての基礎情報を知りたいなら必見です!
よくわかる解説
- 転売は稼げるビジネス
- 違法性はないが商品次第では逮捕される
- リサーチをすることが最重要
そもそも転売とは?稼げるの?:序章
まず、転売について知らない人のために、簡単に概要を解説します!
転売とは、その名の通り商品を仕入れて別の販売先で販売するという手法です。
大きいくくりで言うと、せどり・転売は”物販ビジネス”というものに分類されるので、総称して物販と呼ぶこともあります。
しかし、細かく分けると以下の通りになります。
- 物販:メーカー・卸業者からの仕入れ
- 転売:店舗・ネット等から仕入れる
物販とは、メーカーや卸業者から直接仕入れることを指すので、難易度としてはかなり高めです。
知り合いやコネクションがないと、仕入れができない反面で、利益になる可能性が高いことからオススメできます!
あなたがやってもらう転売は、ヤフオクやメルカリといったネットで仕入れるほか、実店舗で安い商品を仕入れてから売り切ります。
そのため、物販に比べると難易度は低めであり、再現性も高いといえるでしょう。
安定して稼ぎたいと思っているなら、まずは転売から始めることをお勧めします!
最終的には、物販ビジネスも展開できるようになるのが理想です。
転売の意味を解説します!
転売について基本的なことを理解したうえで、”そもそも転売って何なの?”という疑問を解決していきます!
厳密にいうと、転売というのは以下のように定められています。
【転売とは】
小売店・ECサイト等から商品を仕入れて
二次流通市場で高く売り切るという方法
このことからわかるように、転売のビジネスモデルは非常に単純です。
ネットや小売店から商品を”安く仕入れてきて”、販売先である二次流通市場(メルカリ・ヤフオク等)に”高く売る”というだけです。
つまり、安く仕入れてきて高く売るということができれば、誰でも物販ビジネスで稼げるというわけです。
欲転売ビジネスで行われるのは以下の通り。
転売で行われる手法
- ヤフオク仕入れ→Amazon転売
- eBay仕入れ・タオバオ仕入れ→Amazon転売※輸入
- 店舗仕入れ→Amazon転売
基本的には、これらがメインになってくるので、自分に合ったせどり手法を見つけてから実践することをオススメします!
実際、これら以外にも、トレンド商品を仕入れて転売するようなトレンドせどりもありますし、ものによって様々です!
転売で意識したいのは、”小売店・ネット経由”で仕入れるという点。
本来、市場に商品が販売される流れは以下の通り。
「メーカー製造>卸業者>小売店>消費者」
この流れでは、小売店から消費者がそのまま購入してしまうので、利益を出すことはできません。
しかし、転売では以下のフローになります。
「メーカー製造>卸業者>小売店>あなた>消費者」
小売店と消費者の間に仲介で入って、安くなった商品を適切な値段で市場に流すことで、利益を出していきます。
実際、市場価格差のある商品を仕入れるのはそこまで難しい話ではなく、誰でも実践できるのが特徴です。
特別なスキルも必要なければ、安く仕入れてきて売るだけなので安心ですよ!
利益商品をリサーチさえしてしまえば問題なく、通勤時間・お昼休憩等の空いた時間でも着手できます。
転売=怪しいと思われている背景もある
転売は稼げるビジネスですが、その反面で”怪しいのでは?”という声も多く存在します。
詳しくは後述しますが、実際に転売関連で逮捕されたという事例も少なくありません。
世間では、”転売ヤー”という言葉があるように、マイナスイメージを持たれているのは確かです。
そこから、”転売=怪しい”というイメージが定着しているように思えます。
もちろん、販売手法や取り扱う商材によっては、転売が違法になることもあります。
そのため、違法行為になるような転売は控えましょう。
転売をして稼ぐ方法を月利別に紹介します!
転売をして稼ぎたいと思っている人は、月利の目標を立てると再現性が高いビジネスができるようになります。
複数の仕入れ先がある中で、安定した転売をしていけば、利益になる可能性も高いですよ!
しかし、仕入れ商品というのは、捻出できる資金の額によって異なりますし、調整しなければなりません。
そこで、今回は月利目標に応じた、転売の稼ぎ方を紹介していきたいと思います!
紹介するのは、以下の通りです。
転売で目標月収を稼ぐ目安
- 月利10万円→メルカリ等で薄利多売
- 月利30万円→eBayを使って輸入をする
- 月利100万円→Amazonを使った転売
- 月利100万円以上→情報発信
この様に、月利に応じて実践する内容や目標が異なってきます。
そのため、あなたが仮に稼ぎたいと思ているなら、その目標に応じた資金集めを行い、仕入れも積極的に行っていきましょう。
月間10万円の利益を稼ぐ方法
まず紹介したいのは、月利10万円を稼ぐ方法です。
この場合、仕入れ資金も少ないですし、副業で達成できる金額といえるでしょう。
時間もそこまでかける必要もなく、販売個数・販売金額もそれぞれ少ないのが特徴です。
月利10万円を稼ぎたい場合は、以下の販売先を使うと良いでしょう。
- メルカリ
- ラクマ
- Amazon
転売を開始して間もない人は、誰でも利用できるようなメルカリ・ラクマを使って、手法を覚えたほうが良いでしょう。
転売では、商品を売るということを覚えなければ前に進めません。
そのため、アプリをインストールすればだれでも販売ができるフリマアプリを使って、商品が売れることを実感しましょう。
※不用品販売から行うと良いです
そして、商品が売れれば”次は仕入れて転売しよう”というマインドに変わりますよ!
そこから、様々な手法を使って月利10万円を達成していきましょう。
資金・利益率に応じたオススメ転売
- 利益率10%で運用※100万円必要:日用品、コスメ等
- 利益率20%で運用※50万円必要:ブランド品、家電、ゲーム
- 利益率30%で運用※30万円必要:家電、ゲーム、スマホ機器
- 利益率40%で運用※25万円必要:家電、トレンド商品
この様に、月利10万円を稼ぐためには、運用利益率に応じた資金集めが必要になってきます。
商材によって利益率は変動しますが、一般的に家電やブランド品等は利益率が非常に高いので、少ない資金でも月利10万円は達成しますよ!
また、それに合わせて回転率が高い商品も仕入れなければなりません。
不良在庫になると、それだけで損してしまいますからね…
そうならないためにも、利益商品をしっかりリサーチすることが重要です。
月間30万円の利益を稼ぐ方法
月利10万円を達成した場合は、それ以上の額を稼ぐことを目標にしましょう。
月利30万円を達成するのはそこまで難しい話ではなく、資金を捻出して商品を回せばいいだけの話です!
転売手法や仕入れ商材によって異なりますが、輸入ビジネス等に手を出すのも方法の一つ。
eBayやタオバオを使えば、海外の商品を仕入れられるので、非常にオススメですよ!
また、スニーカーやラグジュアリーストリートブランドの商品を、定価で仕入れてプレ値で売るというのもありです。
最近では、Dior×NIKEコラボが有名であり、定価25万円のスニーカーが市場では100万円以上で取引されています。
20万円程度の仕入れ資金があれば、4倍以上の利益が発生するので、一攫千金が狙えるわけです…
ただ、こういう商品を仕入れるのは稀なので、堅実に仕入れていくことをおすすめします!
商品次第ですが、輸入するメリットは以下の通りです。
- ライバルが少なく扱いやすい
- 利益になる商品が多い
- 自宅にいながら気軽に仕入れられる
- 仕入れ商品の幅が広い
輸入転売をしたいなら、eBayを使うと良いでしょう。
世界最大のオークションサイトであり、世界125か所から購入が可能です。
仕入れてきた商品は、ヤフオクやAmazonに流すことになります。
※基本的にはヤフオクです
輸入が難しいという人は、国内転売でもありです。
しかし、利益率から計算して30%で回すとしても、最低100万円の資金は捻出しなければなりません!
商材次第ですが、利益率を重視した転売をしても、平均利益率は15~20%程度にしかならないので注意しましょう。
利益率20%で運用するにしても、150万円の資金が必要となるので、クレジットカードや貯蓄を駆使しつつ、資金繰りを行うことが重要です。
月間100万円の利益を稼ぐ方法
月利30万円を稼いだら、次は独立を考えるようになります。
サラリーマンの給料よりも多いですし、安定して稼いでいくためには、転売にかける時間を増やす必要があります。
サラリーマンで転売に着手できる時間というのは限られており、できたとしても会社終わりの時間か休みの日くらいです。
その限られた時間で、月利20万円以上を稼ぐのはかなり至難の業です。
それで、月利30万円を達成した場合は、転売にかけている時間にフルコミットしたほうが効率的ですよ!
また、販売先もメルカリではなく、ヤフオクやAmazonといったプラとフォームに切り替える必要があります。
メルカリは、個人売買のアプリであり、どうしても利益率が低くなります。
この様に値下げ交渉をされることもありますし、値下げ前提で話を進められると、利益率も下がりますからね‥
それに、メルカリでは同じ商品を複数回出品すると、悪質な出品者と警告されてしまいます。
最終的には、アカウントが停止して売上金も全没収されてしまうので、注意しましょう。
※月利10~30万円までならメルカリで問題ありません
利益を拡大していきたいなら、Amazon・ヤフオクを使うのは必須ですよ!
Amazonは、世界最大のECサイトであり、購入する人が多いことから転売に適しています。
実際、僕もAmazon転売をメインに行っていますが、トータルの年商は最大で1億円程度です。
資金に余裕があって、安定したせどりができる人なら、転売するのもそこまで難しくありませんよ!
ただ、月利100万円を達成するためには、ある程度専門性が高い商品を仕入れなければなりません。
- ゲーム転売
- 家電転売
- ブランド品転売
- 本転売
今までは、売れそうな商品を仕入れてきたと思いますが、月利100万円を達成したいなら、その中でも商品を絞ることです。
ゲームせどりをするなら、ゲーム機やゲームソフトを仕入れることにフルコミットして、利益を出す必要があります。
平均利益率が20~25%ある場合は、400~500万円の仕入れ資金で月利100万円は達成します。
額が大きいと思う人もいますが、このくらいの仕入れは転売で日常茶飯事です!
それに合わせて、回転率が高い商品を仕入れて、商品を回していくことも意識しましょう。
100万円以上稼ぐ方法
月利100万円を達成した場合は、一つの目安として法人化を行うことをオススメします。
今までは個人事業主としてやっていた転売ビジネスも、組織化して拡大していくのです。
時間をかければかけるほど、転売ビジネスは稼いでいくことができます。
従来のせどりでは、商品を店舗やネットから”あなた自身”が仕入れていたと思いますが、組織化したら外注化も検討しましょう。
- 商品のリサーチ・検品
- 商品の仕入れ
- 商品の梱包・発送
- お客様のアフターフォロー
この辺は、せどりで外注化できる項目です。
僕も、せどり・転売をして法人化しましたが、現在では仕入れ以外の業務をすべて外注化しています。
その結果、僕自身は商品を仕入れるだけでいいですし、空いた時間を別のビジネスに着手できるようになったのです。
さらに、法人化したことにより、多くのコネクションができるようにもなりました。
個人ではできなかった、”メーカー仕入れ・代理店仕入れ”ができるようになったので、さらに安く商品を仕入れています。
この様に、外注化すべきところは全て外注して、新規開拓として別のビジネスを進めていくというのも方法の一つです。
また、僕は情報発信としてコンサル業も行っています。
ある程度転売で稼げるようになれば、そのノウハウをお金にすることもできるので、別方面での稼ぎ方も可能です!
月利100万円を達成した場合は、何かと幅が広がってくるので、それに合わせて多角的なビジネスを展開していくと良いでしょう。
転売で気になる疑問を解決します!
せどり・転売をする際ですが、様々な疑問があると思います。
今回は、その悩みを解決するために、それぞれ回答していきたいと思います!
実際、転売を始めようと思っているときに、”どうやって始めればいいんだろう…”と思う人も多いでしょう。
僕も、転売を始めた時は、何から始めればいいのかわからずに、右往左往していました。
今回紹介する内容は、以下の通りです。
せどり・転売のQ&A
- 転売行為・せどりに違法性はあるの?
- 古物商許可証は取得する必要がある?
- 無在庫転売が流行っていますがどういう方法ですか?
- 転売は正直な話稼げますか?
この様に、転売の悩みというのは尽きないと思います。
僕からすれば、まずは仕入れから開始して、学んでいったほうが良いと思いますが、悩みを解決してからにしましょう。
転売行為・せどりに違法性はあるの?
せどり・転売そのものには、違法性はありません。
冒頭でもふれたように、商売の基礎として成り立っているので、違法行為にはなりえないのです。
しかし、状況次第では違法性がある場合もあるので注意しましょう。
具体的には、以下の通りです。
- 違法性のある商品を転売した
- 窃盗品を転売した
- マネーロンダリングをした
この辺は、転売どうこうという問題ではなく、そもそも犯罪なので行わないようにしましょう。
まず、違法性のある商品を転売したという点です。
逮捕事例も多く存在しますが、偽ブランド品や知的財産権を侵害したような商品は、仕入れたところで違法になります。
個人で楽しむ分には問題ありませんが、正規品と偽って転売した時点でアウトです
次に、盗品を転売した場合。
そもそも窃盗自体が犯罪ですし、この辺は倫理観の問題なので、転売する人はいないと思います。
メルカリ等でありがちですが、学校の野球ボール・テニスボール等を拾って転売する人もいるようです。
これは、まぎれもなく窃盗になるので、注意しましょう。
最後にマネーロンダリングです。
こちらは、簡単にいうと”クレジットカードの現金化”のことを指します。
巷では、看板を目にすることがありますが、しっかりした店舗ではグレーゾーンで運営しています。
「商品を購入>商品の買取>現金化」
この様な流れにのっとっているので、マネーロンダリングにはなりません。
逮捕された事例をもとにすると、紙幣をそのまま販売して現金化するというものです。
- OKパターン:「商品購入>買取査定>現金化」
- NGパターン:「紙幣販売>現金化」
紙幣価値は国が定めており、1万円札は1万円の価値しかありません。
※古銭は別
1万円を1.5万円で転売するのは紛れもなく犯罪であり、”マネーロンダリング”に該当するのです。
この様に、転売では状況次第で違法行為になることもあるので、商品を仕入れる際は注意しましょう。
※偽ブランド品には要注意
古物商許可証は取得する必要がある?
古物商許可証ですが、国内転売をする際は新品・中古にかかわらず必要になります。
よく、”新品商品は古物商許可証が必要ない”という人もいますが、これは間違っています。
古物商許可証について簡単に説明すると、”中古品を利益目的で転売する際に必要な許可証”のことです。
許可証なく転売すると、”古物営業法違反”として逮捕されてしまう可能性があるので、注意しましょう。
※3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます
警察の見解では、新品商品を仕入れた場合でも、中古品として取り扱うという認識になっています。
例えば、あなたが家電量販店で新品商品を仕入れた場合。
こちらの商品を仕入れたとして、新品コンディションで購入したことから、”新品だから古物商は必要ないね”と思うのは誤りです。
新品商品を仕入れた時点で、その商品は”未開封品の中古品”という認識になります。
- Amazon:新品・未開封で出品可能
- メルカリ:Amazon同様
- ヤフオク:未使用品として出品可能
この様に、出品コンディションというのは、販売先によって定められています。
しかし、法律上はメーカーが直で販売する商品以外は、中古品として扱われるのです。
そのため、営利目的で仕入れた商品は、新品・中古に関わらず許可証が必要になるので注意しましょう。
実際に逮捕された事例もあるので、転売する前に取得しておくことが重要です。
無在庫転売が流行ってますがどういう方法ですか?
転売には様々な手法がありますが、その中の一つとして無在庫転売というものが存在します。
無在庫転売は、転売ビジネスの中でもグレーゾーンでありながら、ほぼノーリスクで転売ができることもあって、利用する人も多いです。
※個人的にはオススメしません
無在庫転売ですが、単純に”在庫がない状態で転売する”という手法になります。
本来、転売をする際は、以下のフローで行います。
「商品仕入れ>商品の転売」
しかし、無在庫転売の場合はこの手順が逆になり
「商品の転売>商品仕入れ」という流れになります。
”商品を仕入れていないのにどうやって転売するの?”という人もいると思いますが、電脳せどりをすれば簡単にできます。
実際、これは通常のECサイトでも行われていることであり、感覚で言うと”お客様から注文が入ったら商品を製造・仕入れをする”という認識です。
この場合、売れた商品だけを仕入れればいいので、在庫リスクは一切なく、大量に商品を出品できます。
商品リサーチも必要ありませんし、利益になる商品さえ見つけていれば、あとは売れるまで待つのみです!
転売は正直な話稼げますか?
転売ビジネスですが、稼げるビジネスとして紹介できます。
実際、この質問・疑問が一番気になるところですよね‥笑
そもそも、稼げないのにする意味はありませんし、僕もオススメしません。
転売は、冒頭でも触れたように”安く仕入れて高く売る”だけで利益が出るようなビジネスです。
他のビジネスと比べると、以下にシンプルなのかということがよくわかります。
取り扱う商材は、国内・国外の商品と非常に幅広いジャンルですし、価格差があれば仕入れることも可能です。
最近では、転売を始める人が増えてきたことから、市場が飽和状態になるという人もいましたが、そうでもありません。
日常的に仕入れはできていますし、大半の人が稼げずに辞めていきます。
- 商材によってはライバルが少ない
- ノウハウを学べば稼げる
- コツさえ知っておけば安定して稼げる
実際、転売ビジネスというのは、コツさえ把握していれば誰でも安定して稼げるようになります。
最も重要なのはリサーチであり、利益商品を見つけることを重要視しましょう。
商品を見つけるのは難しいことではなく、時間さえかけてしまえば見つかります。
最終的には、その作業さえも外注化して、あなたは仕入れるだけという状況を作れば、転売ビジネスも拡大していきます。
転売で違法性がある行為を4つ紹介します!
転売ですが、状況次第では違法性がある場合もあります。
仕入れる商品によって異なりますが、違法性が高い商品を仕入れてしまうと、転売そのものができなくなるだけではなく、逮捕されてしまうこともあるので注意しましょう。
複数の商品がある中で、特に注意したい行為は以下の通りです。
違法性がある転売行為
- チケットの高額転売
- 商標権・知的財産権違反の商品の転売
- 販売権利がない商品の転売
- 古物商許可なしでの販売
違法性が高い商品というのは、気を付けないと仕入れる可能性が高いです。
商品を仕入れてからでは遅いですし、いずれも”知らなかった”では済まされませんよ!
そのため、事前に把握しておくことで、トラブルを避けることができます!
チケットの高額転売
まず紹介したいのは、チケットの高額転売です。
最近では、大手のチケット売買サイト”チケットキャンプ”が閉鎖したこともあって、業界に激震が走りました。
実際、法規制がある前は、チケットの高額転売で稼いでいる人もいたほどであり、転売ジャンルとしては確立していたのです。
しかし、このような口コミが広まり、著名人からアーティストまでが、チケットの高額転売に警鐘を鳴らすような事態にまで発展しました。
その結果、2019年にチケットの高額転売を防止するために、”チケット不正転売禁止法”というものが衆議院より可決されたのです。
- コンサートチケット
- イベントの入場券
- 観覧券
- 乗車券
これらは、特定の営業許可がないと転売することはできず、定価以上の転売が禁止されています。
本来は迷惑防止条例として行われていましたが、今では法律として制定されているので、転売したら犯罪です。
こちらの罰則に違反した場合は、100万円以下の罰金または1年以下の懲役になるので注意しましょう。
チケット転売を推奨するような人もいますが、まぎれもなく犯罪です。
犯罪の片棒を担がないように、仕入れをしないようにしましょう。
商標権・知的財産権違反の商品の転売
次に、商標権・知的財産権違反の商品です。
これらは、偽ブランド品や海賊版商品が該当します。
メルカリ・ラクマを中心とした、個人売買のアプリには多くの偽物商品が販売されています。
こういう商品は、営利目的の転売が禁止されており、法律でも規制されているので注意しましょう。
実際に、偽ブランド品を転売したとして逮捕されたという事例もあります。
禁煙、偽ブランド品というのは市場が拡大しており、年間で3兆円ほどの市場になりつつあります…
そのことから、国内でも様々対策を行っていますが、いまだに商品が流出しているのは事実です。
この場合、商標権違反で逮捕されますが、知的財産権違反の罪はもっと重いです。
知的財産権違反になる商品は、”○○風”といった名前を付けて、偽ブランド品を転売するというもの。
「GUCCI風財布!正規品ではありません!」というような商品は、知的財産権違反になる可能性があります。
罰則は、1,000万円以下の罰金または5年以下の懲役が科せられてしまうのです。
偽ブランド品は格安で仕入れられるという点から仕入れる人も多いですが、していることは紛れもなく犯罪なので注意しましょう。
販売権利がない商品の転売
販売権利がない商品の転売は、違法性がかなり高いので注意しましょう。
ここで言う販売権利というのは、日本で定められているものになります。
具体的な商品は、以下の通りです。
- お酒
- タバコ
- 薬
これらは、所定の許可がないと営利目的での販売は不可能です。
例えば、お酒の販売に関しては、”転売目的”で仕入れるのはNGですが、不用品処分で出品する分には問題ありません。
実際に、メルカリ・ラクマでは商品が出品されており、不用品販売として行っている人がほとんどです。
営利目的の転売の場合は、酒類販売免許が必要になるので注意しましょう。
※酒税法違反の罪に問われます
タバコに関しては、そもそも転売が禁止されているので、仕入れないのがベストです。
実際、タバコはどこで購入しても一律同じ値段ですし、利益になりませんよ‥笑
また、薬の転売に関しては、薬剤師・薬局などが所持する販売免許がないと、許可なく販売できないようになっています。
薬に限らず、”サプリメント・ドリンク”に関しても、医薬部外品以外は基本的に転売することはできません。
そのため、商品を転売する際は、本当に取り扱っても良い商品かどうか見極めてから、行うことが重要です!
古物商許可証なしでの販売
最後に、古物商許可証なしでの販売についてです。
新品・中古問わず、商品を転売する際は、古物商許可証が必要となります。
許可証なしで転売した場合は、法律違反になってしまい、最悪の場合逮捕されてしまうので注意しましょう。
実際に、許可証なしで転売して逮捕されたという事例も存在します。
こちらは、有名ブランドの古着を転売したとして、古物営業法違反で書類送検されたという事例です。
今回のきっかけになったのは、ブランド古着を転売したことであり、中古の商品をショップやメルカリ等で仕入れて転売したことも問われています。
そのため、あなたがこれから転売をしたいと思っているなら、古物商許可証を取得するようにしましょう。
管轄する警察で書類を提出することで、誰でも取得できるようになっているので、継続的に利益を出したい人は必見です!
緊急法案で禁止!マスク転売について!
近年、感染症の影響から、複数の商品が品薄になっています。
そのことも含め、感染症予防グッズが大量に高額転売されました。
政府は、その事態を重く見たことから、”緊急法案”というものを可決して、感染症予防にかかわる商品を転売することを禁止したのです。
実際、商品を転売する際に、マスク等で利益を出した人もいると思いますが、現在では違法行為なので注意しましょう。
しかし、店舗では販売許可があることをいいことに、1箱当たり3,000円~4,000円程度で売られていることがあります。
とはいえ、転売そのものが禁止されているため、メルカリ・ヤフオク等で出品すると商品は削除されてしまいます。
今後、転売をする際に大きくかかわってくる部分なので、商品を仕入れる際は注意しましょう!
最悪の場合は、逮捕されてしまうこともありますし、リスクがある転売はしない方が吉です。
マスクを転売すると違法
まず、マスク転売についてですが、緊急法案により禁止されています。
感染症が流行してから、ドラッグストアやホームセンターから多くのマスクが消え、需要が高まったことを背景に、二次流通市場では価格が高騰。
一時期は、マスク1枚当たり500円以上を超えるような高額転売もありました…
最近では供給も増えてきており、需要に追いついてきたようなイメージですが、いまだにショップ等では高額で売られています。
マスクの転売は、法律で定められている通り、規制されているので転売はできません。
現段階では、マスクの転売をすると1年以下の懲役・100万円以下の罰金が科せられてしまいます。
法律が制定される前に売り切った人は問題ありませんが、法律制定の2020年3月15日以降に転売した人は、犯罪です。
しかし、最近では”マスク”という名目ではなく、このように隠語を使って販売するパターンもあるようです。
ホチキスやシャープペンシルの芯を販売して、送る商品はマスクやアルコール消毒液といったものになります。
市場で手に入りやすくなったので、さすがに購入する人はいないと思いますが、それでも定価以上で売られているのが現状です。
転売行為そのものは違反ではありませんが、状況次第ではこのように違反行為になる可能性もあるので、注意して仕入れましょう。
補足:著作権侵害商品も販売されている
マスクの高額転売が禁止されてから、市販されているマスクの転売が禁止されています。
今回規制対象になっているのは、以下の商品。
- 健康・予防目的で使用する紙マスク
- 医療用マスク
- 防塵マスク
- 手作りマスク※素材による
手作りマスクに関しては、用途や素材によって異なります。
布製のマスクは、”ファッションマスク”として使えることから、今回の規制対象にはなりません。
しかし、DIYのマスクが売れることを逆手にとって、著作権を侵害するような商品が普通に販売されています。
例えば、こちらの商品。
人気漫画の鬼滅の刃のキャラクターマスクになります。
非公式商品であり、布を印刷・購入してきて、マスクを作成して販売しているというもの。
人気漫画ということもあって、購入する人もいるようですが、メーカーの許可なく利益目的で販売するのはNGです!
その他にも、このようなマスクが多く販売されており、ルールを守っていない人が多すぎます…
DIYマスクの転売そのものは禁止されていませんが、このような非公式のマスクは別の違法性があるので注意しましょう。
フリマアプリ・ヤフオクではすでに出品が禁止されている
今回制定されたマスクの転売規制法では、”マスクの転売”が禁止されているだけであり、出品そのものは規制対象外です。
ただ、転売するには出品しなければならないので、実質禁止されているようなものです。
ただ、メルカリ・ヤフオクでは、その事態を重く見たのか、出品そのものが禁止されています。
布マスクやDIYのマスク等は、ファッションマスクとしてつけている人も増えているので規制対象ではありません。
この様に、公式ストアが販売しているマスクが転売されていますが、こちらは対象外です。
出品が禁止されていることから、別の商品と抱き合わせで販売するような人もいましたが、それも禁止されています。
良い転売対策の例ですし、違法性が高い商品を出品して逮捕されないためにも、しっかり行われています。
ちなみに、規約を無視して出品し続けると、アカウントに規制がかかってしまうので要注意!
最初は、警告だけで済みますが、それを無視して転売すると、最終的にはアカウントが削除されます。
削除されるだけならまだしも、販売実績がバレてしまうと、逮捕に発展することもあるので、注意しましょう。
現段階では法規制されていますし、どういう手段を使っても転売することはできません。
実店舗なら話は別ですが、感染症の危機管理がなくなりつつあるので、マスクの供給は落ち着き始めています。
※今では普通に購入できます
そのため、仕入れたところで利益になる可能性は低いですし、そもそも違法行為なので仕入れないのがベストですよ!
アルコールを取り扱う場合は注意が必要
今回規制されているのは、マスクのみです。
アルコール消毒液等も品薄状態になっていますが、普通に転売されています。
ただ、今後商品の品薄状態が続いてしまうと、アルコール消毒液も同様に規制対象になることは明確。
しかし、アルコールの純度によっては、そもそも販売できないものもあるので注意しましょう。
※エタノールも同様
アルコール消毒液には、様々な種類が存在します。
病院などに設置しているアルコール消毒液は、純度90~100%のものであり、医薬品として取り扱われます。
こちらの商品を転売すると、薬機法に抵触し違反行為です。
販売対象として取り扱えるのは、”医薬部外品”のアルコールです。
調べれば出てきますが、このように純度が低いものから消毒用のエタノール等が対象です。
現状では、感染症前の値段よりも2倍以上跳ねあがっていますし、今後の動向をみるとさらに値段が上がることが予想されます。
当然、共有バランスが崩れて品薄が続くことも予想されますが、その前に転売が規制されることでしょう。
マスクの二の舞になりますし、現段階で高額転売されえていますからね。
まとめ:転売で稼ぐのは簡単!リサーチをして利益商品を見つけよう!
今回、転売で稼ぐ方法や基礎情報について解説しました。
複数の商品がある中で、転売で稼ぐためには、まずはリサーチをしなければなりません。
転売で利益商品を見つけるには、商品のリサーチが必要であり、市場価格差がある商品を仕入れなければなりません。
そういう商品を見つけるには、普段の生活の中から、リサーチすることを習慣づける必要がありますよ!
- 空いた時間にリサーチする
- 不用品をまずは転売してみる
- 利益が出たら実際に商品を仕入れる
このように、それぞれ意識して転売をすれば、初心者でも簡単に稼げるようになります。
転売のビジネスモデルは、何回も言うようですが「安く仕入れて高く売る」だけです!
それ以上のものはありませんし、安定した仕入れ先を見つけるという意味でも、リサーチを徹底しましょう。
月利が増えていくにつれて、作業量というのは増えていきます。
その際は、外注化を検討するのも方法の一つです。
僕は、仕入れ以外の作業をすべて外注化しているので、手間もかかりませんし、別のビジネスに着手できる時間ができました。
そのため、転売が拡大してきたら、外注化を検討するのも良いでしょう。
詳しい内容については、以下の記事を参照にしてください。