「商品の買い占め転売はするべき?」
「商品を買い占めて転売するのは違法?」
この記事は、このような悩みを解決しています。
転売の手法は多く存在し、さまざまな方法で稼げます。
しかし、一部の転売手法は、ユーザーが迷惑することからタブーとしている人も多いです。
そこで今回紹介したいのが、買い占め転売です。
よくわかる解説
- 買い占めをすると非難されやすい
- 店舗から購入を断られる可能性がある
- 状況次第では逮捕される可能性もある
商品を買い占め!転売するのは問題ない?
感染症が流行して、一時的に買い占められたものがあります。
ピーク時には、以下の商品が買い占められました。
感染症時に買い占められた商品
- 不織布マスク
- 布マスク
- 消毒液
- ハンドソープ
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
どれも、買い占められては市場からなくなっていたので、転売する人も多かったです。
その結果、緊急措置法と呼ばれる法律が制定されて、転売した人には罰則が科せられる事態に……。
この法律は、買い占めによって国民の生活を脅かす可能性がある場合に制定されるもの。
(以前制定されたのはオイルショック時)
買い占めた商品を転売するかどうかは、その人次第だと思いますが、僕はあまり推奨しませんね……。
特に、日用品や人気ゲーム機などは、非難されることが多いですし、デメリットが多いです。
買い占め転売をしないほうがよい理由3選!
買い占め転売は、何かとトラブルになりやすいです。
個人的には、買い占め転売をしないほうがよいと思っていて、その理由は以下のとおりです。
買い占め転売をしないほうがよい理由
- 転売規制される可能性があるから
- ほかの人に迷惑がかかるから
- 購入できない可能性があるから
このように、さまざまな理由から買い占めたものは転売しないほうが吉です。
法律が制定されたら、転売そのものができなくなりますからね……。
何かとリスクが高いことを考えれば、別の商品を仕入れてコツコツ転売したほうがいいですよ!
転売規制される可能性があるから
買い占め転売は、規制される可能性があります。
この場合、2パターンで規制されるので注意しましょう。
買い占め転売で規制される例
- 法規制によるもの
→緊急措置法が影響 - 店舗による規制
→店舗が購入制限を設ける
法規制によって、買い占めができないような状況になった場合は、そもそも仕入れができません。
郷に入っては郷に従えというように、法律の範囲内で転売をする必要があります。
法律に抵触した時点でアウトなので、注意しましょう。
また、店舗によって購入制限がかけられる場合もあります。
これは、人気商品が販売されたときにありがちで、限定品が販売されると規制されます。
この場合、そもそも買い占めができないので、一定個数しか仕入れられません。
転売はできるものの、大量仕入れ→大量販売ができないため、そこまで利益になりません。
ほかの人に迷惑がかかるから
ほかの人に迷惑がかかるという理由から、買い占め転売は控えたほうがよさそうです。
たしかに、買い占めができる状況なら、そのまま購入して転売するのも理解できます。
しかし、買い占め行為はたびたび問題視されており、販売元も頭を抱えている事例です。
過去に起きた買い占め事例を紹介すると、以下のとおりです。
実際に起きた買い占め事例
- 限定ガンプラの買い占め
- 任天堂Switchの買い占め
→任天堂が一時生産を停止した - PS5の買い占め
ガンプラや人気ゲーム機は、よく買い占められている印象です。
転売ヤーからすれば、利益になるので買い占めも一つの方法ですが、定価で購入できなくなります。
その結果、ユーザーはプレ値でしか購入できなくなるので、不満が生まれるわけです。
限定品ならまだわかりますが、日常的に流通しているものを買い占めて、転売する行為は正直推奨されません。
そのため、商品を購入するにしても、一般的に買い占めて困るようなものは仕入れないほうが吉です。
購入できない可能性があるから
買い占め転売では、限定品や品薄商品を買い占めていきます。
しかし、状況次第では購入できない可能性があります。
具体例を挙げると、以下のとおり。
商品を買い占められない例
- 一定個数しか購入できない※購入制限
- 限定して販売されている
- 法規制で買い占めができない商品
よくありがちなのは、購入制限ですね!
任天堂SwitchやPS5でも対策がおこなわれており、1人につき1台までしか購入ができませんでした。
このような状況では、当然買い占めができないので、転売にも使えません。
買い占めた商品を転売すると起きることを徹底解説!
仮に、商品を買い占めて転売したとします。
その際、以下のようなことが起きるので注意しましょう。
買い占めた商品を転売すると起きること
- 店舗スタッフによる通報
- 販売先での誹謗中傷
- 独禁法による逮捕※可能性の話
商品を無事販売されたとしても、店舗スタッフから通報される可能性があります。
この場合、メーカーの耳に届いてしまえば、直接警告されるケースも少なくありません。
(特にAmazonでは)
そのため、不用意な買い占めは避け、クリーンな販売をしていきましょう!
店舗スタッフによる通報
買い占めた商品を、メルカリやAmazonに販売すると、店舗スタッフから運営・メーカーに通報される可能性があります。
よくありがちな例が、Amazonに商品を独占して販売しているときに、メーカーから警告が来るケースです。
例えば、あなたが特定の売れるガンプラを仕入れて、Amazonに納品したとします。
おもちゃやプラモデルショップから、買い占めて販売した場合、価格は当然上がります。
(市場に在庫が出回りづらくなるため)
購入したいと思っても、プレ値でしか購入できないという状況になった場合、買い占められた店舗から通報されるケースも珍しくありません。
そこから、最終的には商品の取り下げにまで発展します。
(具体的な流れは以下のとおり)
商品の取り下げに至る流れ
- 商品を買い占める
- 独占して販売する
- 運営や店舗からメーカーに通報される
- メーカーから警告が来る
- 出品が取り下げられる
メーカーからすると、自社の商品を高く販売されているとなると、不利益につながります。
イメージダウンにもつながるため、警告をすることも珍しくありません。
最終的には、販売先で販売できなくなるため、出品を取り下げなければなりません。
この場合、FBA納品をしていると、買い占めた商品がすべて返送されてきます。
(返送にかかる送料は自己負担です)
販売先での誹謗中傷
買い占め転売でデメリットになるのが、販売先での誹謗中傷です。
本来、商品を買い占めて販売することはいいことではありません。
マイナスイメージになりやすく、SNSでは批判の対象になります。
購入者とやり取りができるメルカリなどでは、コメントで非難が来るケースも少なくありません。
メルカリ転売ヤー多すぎて困る😢
— み お り (@miorisato56n) August 26, 2021
欲しかったストアのミッキーリュック、最寄の店舗もオンラインも在庫なし。。
今日まとめて買った転売ヤーがメルカリめっちゃ出してて殺意。
店舗も回ったらしい。。
あと心斎橋にしか在庫ない。
それも買い占められるんだろーな。— りん (@MagicLivesOn_K) August 20, 2021
このように、転売ヤーについての声は多く存在します。
過激な人は、販売している商品ページに誹謗中傷が寄せられるケースも珍しくありません。
僕のコンサル生でも、同じような被害に遭った人がいます。
その子は、プレ値になる商品を限定して仕入れている子で、トレンドせどりをしていました。
以前、ポケモンカードの限定パックを仕入れて転売したところ、以下のようなコメントが来たそうです。
メルカリに寄せられたコメント
- 個人情報を特定するようなコメント
- 商品とは関係ない誹謗中傷コメント
- いたずら購入
このように、せどりをしている人からすると、かなり迷惑な内容だったそうです。
買い占めを許さないのはわかりますが、ここまでくるとやりすぎな気もします……。
特に、メルカリ・ラクマあたりは、批判の対象になるので、販売先として使う場合は注意しましょう。
独禁法による逮捕※可能性の話
あくまでも可能性の話ですが、買い占め転売をすると、独禁法に抵触する可能性があります。
こちらの法律は、独占して販売することを禁止する法律です。
二次流通ではあまり事例は少ないですが、商品を買い占めて販売するという点は、独禁法に抵触します。
あるいは、法律で制限されている商品を仕入れて、規制されてしまうパターンです。
具体例を挙げると、感染症のときの緊急措置法が挙げられます。
緊急措置法では、日用品の買い占めが法規制されていました。
買い占めて転売した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に科せられました。
独禁法には該当しませんが、法律違反による逮捕は免れません。
効率よく買い占めて転売で利益を出す3つのコツ!
商品の買い占めは、状況次第では稼げます。
仮に、買い占め転売で稼ぎたいと思っているなら、以下のコツを意識しましょう。
買い占め転売で稼ぐコツ
- 縦積みによる販売
- 個数制限を守って仕入れる
- 複数の商品を買い占める
買い占め転売が批判の対象になるのは、日用品や限定品を大量に買い占めるからです。
不正な方法を使わずに、ルールを守って仕入れれば批判の対象にはならないので安心しましょう!
縦積みによる販売
買い占め転売が、ルールを守らず買い占めをするからです。
そのため、ルールを守って買い占めをすれば問題ありません。
その際におすすめしたいのが、商品の縦積みです。
縦積みとは、同じ商品をまとめて仕入れることを指します。
買い占めと異なる点は、節度を持って仕入れる点です。
例えば、ブックオフで仕入れをするとして、相場よりも安いゲームソフトが販売されているとします。
同じゲームソフトが10本程度販売されている場合、その商品をすべて仕入れることを縦積みといいます。
(見方を変えれば買い占めですけどね……。)
この手法の場合、安く販売されているものを適切な価格で販売しているだけです。
しかし、買い占め転売の場合は、市場に出回っている商品を買い占めて価格を釣り上げて販売することを指します。
本来定価で購入できる商品でも、価格が高騰しているため、批判の対象になります。
個数制限を守って仕入れる
買い占め転売で、効率よく利益を出すなら、個数制限は守りましょう。
よく批判の対象になるのが、ルールを守らずに転売するからです。
例えば、1人3個しか購入できない商品を、以下の手段を使って複数個仕入れたとします。
個数制限がある商品を不正に購入する方法
- グループ単位で商品を購入する
- 別の店舗をハシゴして購入する
このような方法で商品を買い占めた場合は、批判の対象になる可能性が高いです。
本来は、3個しか購入できない商品を、何個も購入していることになりますからね!
状況次第では、メーカーから規制されることも考えられます。
その際、買い占めたとしても、特定の販売先では売れなくなってしまうので注意しましょう。
そのため、限定品を仕入れて転売するなら、個数制限を守ったうえで仕入れて、販売していきましょう。
複数の商品を買い占める
買い占め転売で問題視されるのが、一つの商品を何個も買い占めるからです。
この場合、市場では需要過多の状況になってしまいます。
本来定価で購入できたものが、プレ値になって定価以上の価格で買わなければなりません。
この場合、購入者から批判が殺到します。
やりすぎてしまうと、メーカーが生産を中止したり、メーカー直販以外の商品は削除したりと、何かと規制がかかります。
商品を買い占めるにしても、複数の商品を分散して買い占めましょう!
具体例を挙げると、以下のとおりです。
複数の商品を買い占める場合の方法
- 個数制限を守って商品を仕入れる
- 不用意にハシゴして商品を買い占めない
- ジャンルを絞って購入する
これらの方法で販売すれば、批判されることなく、買い占め転売ができます◎
商品の買い占めは本来推奨されない方法ですが、節度を持って仕入れれば稼げるビジネスです。
市場は、需要と供給で成り立っているので、必要に応じて商品を仕入れていきましょう!
まとめ
商品を買い占めて転売する方法は、あまりおすすめしません。
商品を仕入れるのは自由ですが、常識ない仕入れをしてしまうと、批判の対象になります。
これを避けるためにも、必要以上に買い占めをすることはやめましょう。
仮に、買い占め転売をする場合は、以下のことに気を付けて実践すれば賢く稼げます◎
買い占め転売で利益を出すコツ
- 不用意に買い占めない
- 売れる商品をピンポイントで狙う
- 個数制限は守る
買い占めで批判の対象になるのは、日用品や食料品です!
クリーンな販売をするためにも、ルールを守った販売をしましょう。