Keepaの有料版は超使える!使い方・リサーチ方法を徹底解説!

「Keepaは有料版にしたほうがいい?」

「有料版Keepaは本当に使える?」

Amazonせどりのリサーチで、Keepaを使っている人は少なくありません。

正直僕は、あまりリサーチツールに興味がなかったのですが、Keepaをいろいろと触っていると、かなり使えることがわかりました。

月々2,000~2,500円程度で使えるツールなので、そこまで安くありません。

今回は、Keepaを有料版で使う方法から、僕自身のリサーチ方法まで紹介するので、それぞれ参考にしてください。

↓動画での解説は以下からどうぞ↓

有料版Keepaの機能・使い方を徹底解説

有料版Keepaには、さまざまな機能が用意されています。

無料版で仕入れのリサーチをすることは難しく、仕入れ判断をするなら有料版への登録が必要です。

しかし、利用できる機能もわからずに有料登録することも気が引けると思うので、有料版で利用できる機能・使い方を紹介します。

【有料版Keepaの機能・使い方】

  • 廃盤せどりのリサーチ
  • 各種グラフの確認
  • 価格トラッキング機能
  • FBA出品者の在庫確認
  • 商品のフィルタリング機能
  • 売れ筋ランキングのリストアップ機能
  • ASINコードからのリストアップ機能
  • 上位セラーのリスト表示
  • カテゴリーツリーの表示

さすがに、ここまで把握しておけば、Amazonせどりで利益商品が見つかります。

登録しようかどうか迷っている人は、それぞれ参考にしてください。

廃盤せどりのリサーチ

僕は、普段ツールにあまり興味がありませんが、軽くKeepaをいじっていると廃盤せどりのリサーチに使えることがわかりました。

詳しい検索条件は後述するとして、「Product Filter」という有料版限定の機能を使うと、以下のように商品が絞れます。

さまざまな商品が表示されていますが、いずれも出品者が激増した商品です。

試しに、セラミックファンヒーターのグラフを開くと、以下のようなデータが出てきました。

この商品の場合、平均で15~20人台を推移していたのが、出品者が急増して、最終的には50人台まで増えています。

出品者が増えるということは何かしらの理由があり、この場合は商品が廃盤したからです。

たまたま出品者が増えている商品を調べていたところ、僕が実際に出品していた廃盤商品が見つかったので、使い方によっては廃盤せどりのリサーチができると思います。

こちらが実際に出品していた、廃盤商品のグラフです。

前述したグラフに比べると、急増しているわけではありませんが、11月を境にじわじわと出品者が増えていることがわかります。

もともとは6~10個程度の在庫だったのが、現在では50~60個ほど出品されています。

もともと仕入れていた商品で、定価は26,000円でした。

そこから廃盤になり、最終的には45,000円台まで上がっています。

このオレンジ色のグラフは、Amazon公式が販売していた際のグラフです。

4月下旬を境に廃盤になっており、以降は出品されていませんでした。

グラフを見る前に、廃盤になることがわかっていたので、定期的に仕入れては販売していました。

しかし、今回出品者が増えている商品という条件を設定したところヒットしたため、廃盤せどりのリサーチに使えると踏んだわけです。

廃盤になっている商品にもかかわらず、出品数が増えていることに違和感がありました。

これは廃盤商品あるあるですが、廃盤になった時点でメーカーが最終的に生産した商品が市場に出回ります。
(いわば現品限りの商品です)

この場合、デジタルカメラなので、最後の生産品が家電量販店などに振り分けられることが予測されます。

廃盤になってすでにプレ値になっている商品で、仕入れられば儲かるという状況でした。

そのため、店舗やネットにあるセール品・在庫処分品を仕入れて出品する人が増えたので、比例して出品者も増えたわけです。

結果として、市場に商品が溢れすぎて、ピーク時の42,000円台から、32,000円台まで価格は下落していました。

とはいえ、定価25,000円の商品なので、利益が取れる商品です。

また、廃盤になっていないとしても、ここまで出品者が増えていると何かしらの疑問を感じます。

そこでするべきことは、商品のリサーチです。

実際に型番を調べると、公式サイトで生産が完了している商品でした。

つまり、今後こちらの商品が生産されることはないので、市場に出回っている在庫に限ります。

商品が市場に出回り始めており、価格がピーク時よりは下がりつつありますが、今後商品が生産されないことを想定すると、ピーク時の50,000円台まで価格が戻る可能性があります。

そのため、価格が下落している今商品を仕入れると、価格が戻った時に大きく利益が出せるわけです。

このような商品を一つひとつ探していくことで、利益になる廃盤商品が見つかります。

↓動画での解説はこちらから↓

補足:廃盤商品をKeepaで見つける設定

KeepaのProduct finderを使うと、廃盤商品が見つかります。

僕も覚えたてなので、詳しい説明はできませんが、今回の解説では以下の条件を設定していました。
※KeepaでProduct finderを開いてください

ページ下部のOffer Countsという項目で、設定できます。

こちらの設定は、新品アイテム数が180日間1~30人しか出品者がいなかったのが、現時点で40人以上の出品者になっている商品という条件です。

つまり、長期間30人以下の出品者で推移していたものが、直近で40人以上に増えたということになります。

180日間20人程度の出品者しかいなかったのが、1カ月以内で40人を超えたら、前述した出品者が急上昇した商品が出てくるわけです。

廃盤商品を調べたい人は、こちらの設定は必須です。

各種グラフの確認

有料版では、商品の仕入れに必要なグラフを確認できます。

Keepa本体でリサーチすることは少なく、基本的にはGoogle Chromeの拡張機能を入れて確認することが多いです。

拡張機能を入れると、商品ページの下に以下のグラフが表示されます。

無料版で表示されるのは、価格推移のグラフまでです。
(オレンジ色・青色・黒色のグラフ)

有料版に登録すると、以下のグラフが表示されます。

【有料版Keepaで表示されるグラフ】

  • 売れ筋ランキング
  • 参考価格
  • カート獲得時の価格
  • 自己配送・FBA納品別のカート獲得数
  • コンディション別カート価格数

複数のグラフがありますが、それぞれ項目別に紹介しますね!

【売れ筋ランキング】

売れ筋ランキングは、商品の需要を把握できます。

ギザギザが多ければ多いほど、売れている商品なので、こちらのグラフは売れていることがわかります。

仕入れ判断をする際に役に立つので、積極的にリサーチしましょう。

【参考価格】

商品の参考価格が表示されています。

基本的には、値段が変わらないので、新品・中古の価格推移と比べて、どれくらいの差があるかを基準にします。

Keepaでは、茶色のグラフで表示されますが、Amazonで設定されていない場合は、表示されません。

【カート獲得時の価格】

BuyBoxという項目を選択すれば、カート獲得時の値段がわかります。

ショッキングピンクで表示されるこちらのグラフは、商品の値付けをする際に参考になります。

トレンドせどりや、普通のせどりに活用できるので、リサーチをする際に参考にしましょう!

【自己配送・FBA納品別のカート獲得数】

倉庫・Amazonによる配達をクリック選択すると、自己配送・FBA納品時のカート獲得数が表示されます。

基本的には、カート獲得時と同じ波形になりますが、それぞれ売れた個数などが詳細でわかるので、需要チェックに最適です!

商品を納品する際に、どちらで選択すればいいのかわからない人は、こちらを確認すればよいでしょう。

【コンディション別のカート獲得数】

BuyBoxを選択する際に、コンディションを選択すると、中古のカート獲得時の値段が把握できます。

チェックできるコンディションは、”ほぼ新品・非常に良い・良い”の三つの項目です。

中古で商品を仕入れた際に、どのくらいの価格帯で売れるのか把握したいなら、チェックして検索しましょう!

ちなみに、通常のBuyBoxを選択すると、新品商品との比較も可能です!

価格トラッキング機能

無料版にもある機能ですが、Keepaでは価格トラッキングができます。

対象商品をトラッキング設定しておくことで、その価格以下になった際に、通知が届くようになっています。

無料版でも利用できる機能ですが、以下の機能が異なります。

【無料版・有料版の価格トラッキングの違い】

  • 無料版:価格が”下がったとき”だけ通知
  • 有料版:指定価格以上・以下になったときに通知

有料版の場合は、指定価格以上になったときでも、アラートで通知してくれます。

設定をする際は、Keepa公式ページを開くか、Google Chromeの拡張機能を入れて、商品ページから設定します。

商品ページを開くと、”商品のトラッキング”という項目が出てきます。

こちらをクリックすると、商品のトラッキング設定ができる画面に移動するので、それぞれ設定しましょう。

コンディション別での設定が可能で、”Amazon・新品・中古”の三つの価格を追えるようになっています。

刈り取りをしたいなら、新品・中古の価格を設定しましょう。

この際、amazonで損益分岐点を計算しておくと、効率よく刈り取りできます!

ちなみに、価格トラッキングの設定で、指定価格以下になると、このように登録アドレス宛てにメールが届きます。

基本的には、メールが届いたタイミングで、商品を仕入れるのが理想です。

補足:ほしいものリストからでも設定ができる

価格トラッキングですが、商品ページから毎回個別で登録するのは大変です。

まとめて、商品を登録したいと思ったら、欲しいものリストを活用しましょう。

ほしいものリストを活用すれば、一度にリスト追加が可能です。

具体的な、設定手順は以下のとおりです。

【ほしいものリストを用いたトラッキング設定】

  1. Amazonにアクセスしてリストを作る
  2. ほしいものリストに名前を付ける
  3. リストを作成する
  4. 公開ステータスを変更する
  5. 公式ページでURLを送信する

この手順で、簡単に設定できるので、それぞれ設定しましょう。

まず、Amazonでほしいものリストを設定する必要があるので、”アカウント&リスト”をクリックして、”新しいリストを作成する”をクリックしましょう。

こちらから、欲しいものリストの管理をおこないます。

リストの名前を設定したら、amazonの商品ページで、価格トラッキングをしたい商品を検索して、追加していきます。

それぞれ、価格の下に表示されているので、気になる商品を登録していきましょう。

追加した商品は、リストでそれぞれ確認可能で、商品を追加したあとに”リストを見る”というボタンをクリックして、確認します。

すると、今まで登録した商品がリスト一覧で表示されます。

しかし、現時点では公開ステータスが非公開になっているので、赤枠の”その他”という箇所をクリックして、リストの設定を選択しましょう。

こちらをクリックすると、公開設定がそれぞれ”非公開”になっているので、タブで公開を選択します。

変更を保存したら、リストが公開状態になっているので、確認しましょう。

リストが公開されたことが確認できたら、Keepaの公式ページに移動します。
※ログイン必須

移動したら、”トラッキング”という項目を選択して、ほしいものリストをインポートする必要があります。

”ほしいものリストをインポート”という項目をクリックすると、リストのURLを入力できるボックスが出てきます。

ここに、リストのURLを入れて、欲しいものリストをアップロードしましょう!

アップロードが完了すると、一律の割合で価格が下がったときに、アラートを出す設定ができます。

こちらの設定をすれば、個別で商品を登録する必要はありません。

まとめてトラッキング設定をしたいなら、ほしいものリストを活用して、登録するとよいでしょう。

FBA出品者の在庫確認

Keepaでは、有料版限定の機能として、FBA出品者の在庫確認ができます。

ライバル出品者をチェックしたいときに便利なので、積極的に利用していきましょう。

設定手順は簡単で、以下のとおりです。

【FBA出品者のみを確認する方法】

  1. 商品ページで設定を開く
  2. 一部の販売者の販売ページに在庫数を表示するをはいにする

この手順で、簡単に設定可能です。

まず、設定をするため、amazonの商品ページを開きましょう。

こちらでは、Keepaの全体的な設定ができます。

設定項目の下部に行くと、”一部の販売者の販売ページに商品の在庫数を表示する”という項目があるので、”はい”を選択しましょう。

これで、設定は完了です!

それぞれ、Amazonで販売されている商品一覧を見ると、以下のように表示されます。

Stockとして、在庫が表示されています。

1番目のセラーは、120個在庫を抱えていて、2番目のセラーは2個抱えていると推定可能です。

また、一部の商品では、”max order limit”という表記があります。

こちらは、一度に注文できる商品数が制限されている際に表示される項目で、実際の数よりも商品在庫があることが推定できます。

この項目を見れば、ライバルがどれだけ商品在庫を抱えているのかがわかるので、仕入れ判断に役に立ちますよ。

商品のフィルタリング機能

有料版限定の機能として、フィルタリング機能が用意されています。

こちらの機能は、Amazonで販売されている商品にフィルタリングをかけて、商品を選定できる機能です。

少し専門的なので、詳しく紹介しますね。

Amazonで売れている商品を把握する際、ライバルセラーの商品を調べることがあります。

その際に、役に立つのがセラーリサーチです。

今回は、フィルタリング機能を使ったセラーリサーチの紹介です。

手順は、以下のとおり。

【Keepaのフィルタリングを使ったセラーリサーチ手順】

  1. 調べたいセラーのIDを調べる
  2. セラーIDをコピーして公式サイトで検索
  3. 指定個所にセラーIDを入力する
  4. セラーが出品している商品が一覧で表示される

この手順で、簡単に商品情報が閲覧できます!

まず、リサーチしたいライバルセラーを絞って、セラーIDをコピーする必要があります。

調べたいセラーのページに移動して、URLから”A~”という文字列を検索します。

こちらがセラーIDになっているので、こちらをコピーします。

コピーが完了したら、Keepaの公式ページに移動します。

セラーリサーチをする場合は、Dataをクリックして設定を進めていきます。

すると、廃盤せどりのリサーチで使ったProduct finderが出てくるので、クリックしましょう。

こちらは、Keepaのさまざまな設定ができる項目です。

ランキンググラフや、コンディション別の価格推移などもできるため、詳しい分析がしたいなら登録するとよいでしょう。

しかし、今回設定するのはセラーIDの検索です。

ページ下部に行くと、”Seller”という項目が出てくるので、こちらにコピーしたセラーIDを入力しましょう。

入力して、検索をすると、以下のように商品リストが出てきます。

こちらのセラーの場合は、フィギュアを中心に販売していることがわかります。

セラーの出品数や、在庫数を一度にまとめて確認できるため、利用して損はないと思います。

売れ筋ランキングのリストアップ機能

Keepaでは、Amazonの売れ筋ランキングをリストアップできます。

有料版限定の機能で、売れ筋商品を調べる際に僕も使っています。

こちらも、Keepa公式サイトから使うので、それぞれページに移動しましょう。

先ほど紹介した、セラーリサーチに使う際に検索する”Data”タブを開きます。

こちらのタブから、”Product Best Seller”を選択すると、カテゴリが選択できる画面に移動します。

ここで、調べたいカテゴリを選択しましょう。

商品のリサーチをしたいなら、こちらのランキングを参考にしましょう。

試しに、ゲームのカテゴリを選択すると、このように商品が出てきました。

こちらで表示されているのは、現状amazonで売れている商品のカテゴリ別ランキングです。

タブで”100 rows”の場所をクリックすると、表示できる数が選択できます。
(最大5,000位まで表示可能です)

こちらを選択することで、そこそこ売れている商品のリサーチにも活用できます。

しかし、5,000位まで表示すると、パソコンが極端に重くなるので注意しましょう。

ASINコードからのリストアップ機能

Keepaで商品をリスト表示させる際は、ASINコードがあれば簡単にまとめられます。

こちらも有料版限定の機能で、Dataタブから選択しましょう。

Product Viewerという項目をクリックすると、それぞれ設定画面に移動できます。

こちらは、商品をリピート仕入れをする際に便利で、ASINコードを直接入力して設定できますし、テキストファイルをアップロードしても、設定可能です。

少量なら手打ちで問題ありませんが、リストアップしたい項目が多いなら、テキストファイルにてアップロードしましょう。

今回は、テキストファイルをアップロードして、実際にASINコードを追加します。

手順は非常に簡単で、追加したいASINコードを、このようにテキストファイルに入力します。

ただ羅列するだけでも反応するので、ASINコードをまとめましょう。

完了後は、データファイルを指定して、赤枠をクリックしてファイルをアップロードします。

アップロードが完了すると、以下のようにKeepaにリストが追加されます。

スプレッドシートなどに、ASINコードをまとめているなら、Keepaに登録して、リピート仕入れなどに活用しましょう!

また、こちらのデータはCSV形式でもダウンロードできるため、必要に応じてダウンロードすると、より詳しい分析ができます。

上位セラーのリスト表示

Amazonで売れ筋セラーを知りたい人や、セラーリサーチをしたいと思っているなら、上位セラーのリストのみを表示させる機能を使いましょう。
(こちらの機能は有料版のみ利用可能です)

公式サイトにアクセス後、Dataタブから”Top Seller Lists”を選択します。

こちらを選択すれば、Amazonでレビューが多いセラーが順番に表示されます。

最近では、レビュー転売などが横行して、極端にレビュー数が多いセラーが表示されるため、注意しましょう。


※個人情報なのでモザイクをかけます

このように、Amazonでも売れ行きがよいライバルセラーが表示されました。

ただ、これだけでは、あまりにも多くセラーが表示されて、リサーチをするのに時間がかかるので、カテゴリ別でランキングを表示させましょう。

Selling Primarilyを選択すると、Amazonで販売されている商品のカテゴリが選択できます。

ライバルセラーを調べたいときは、こちらの項目を選択して、リサーチしていきます。

セラー名をクリックすると、そのセラーが販売している商品を閲覧可能です。

ここであなたがすることは、以下のとおり。

【リストアップ後にすること】

  • 販売されている商品のリスト化
  • 仕入れ先の特定・予測
  • 仕入れ値が安い商品を抽出

売れ筋商品を見つけたら、そのままリサーチして仕入れをしてもよいですが、まずは売れ筋商品のリストを作ることをおすすめします!

リサーチ作業と仕入れ作業は分担したほうが、効率的です。

カテゴリーツリーの表示

Keepaでは、カテゴリツリを一覧で表示できます。

こちらは、Keepa内の”Product Finder・Best Seller Lists”に移動できる機能なので、補足機能のようなものです。

無料版でもありますが、表示項目が少ないことから、有料版しか実質使えません…。

使い方は簡単で、Dataタブから”Category Tree”を選択するだけです。

こちらをクリックすると、以下のようにリストが表示されます。

それぞれマークがありますが、以下のとおりです。

【マークの詳細】

  • 虫眼鏡マーク:Product Filter
  • リストマーク:Best Seller Lists
  • Amazonマーク:Amazonページに移動

このように、各種リンクに移動できます。

僕が基本的に使っているのは、Amazonへのリンク移動くらいです。

作業を効率化・簡易化したい人に、おすすめの機能です。

Keepaのわかりづらい波形や謎のグラフの見方と解説

Keepaは、Amazonに販売されている商品の売れ筋や価格推移などがわかります。

しかし、波形やグラフのなかには、売れるかどうかわかりづらいものもあるため、それぞれ把握しておく必要があります。

今回、いくつかわかりづらい波形や謎グラフを集めてきたので、仕入れをする際の参考にしてください。

↓動画の解説はこちらから↓

楽天ポイントせどりの波形

僕は、Amazonせどりのほかに、楽天ポイントせどりをしています。

Amazonでそこまで利益が出ない商品でも、楽天のポイント還元を利用すると利益が出ます。

たとえば、こちらの波形。

あまり売れ行きは良くない商品ですが、1回あたり1,000円程度の利益が出ている商品です。

目立った価格変動もなく、むしろ価格が下落している11,500円台の時は赤字でした。

本来ならスルー対象の商品ですが、現在は商品の販売利益+楽天のポイント還元20%で、完全な黒字になりました。

ライバルも少なく、安定して仕入れられる商品なので重宝しています。

FBA納品のグラフを見ないと意味が分からない謎グラフ

Keepaの波形は、商品によって異なります。

グラフの見方によって、売れる商品かどうかが判断できるので、それぞれ把握しておきましょう。

たとえば、こちらのグラフ。

売れ行きが非常によい商品で、出品者の数も増えたり減ったりしています。

しかし、価格のグラフは一切変動していません。

表示しているのは、あくまでも自己配送のグラフであり、FBA配送は含まれていません。

こちらが、FBA発送を含めたグラフになります。

出品者が少ないと2,000円台をキープしていますが、出品者が増えてくると、反比例して値段も下がります。

こちらの商品も、楽天ポイントせどりの商品で、実際の利益は以下のとおりです。

リピート仕入れをしている商品で、仕入れ1,134円に対し1,088円で、1個当たり46円の赤字が出ています。

現金の利益は赤字ですが、ポイントでプラスになっているため、実質黒字の商品です。

僕は、価格帯が2,000円台に戻ることを予想して、1,850円で販売しています。

出品者が増えたからと言って、周りと同じように価格を下げるのではなく、中長期スパンで見て価格を調整することが大切です。

廃盤商品のグラフ 

Keepaでは、廃盤商品のグラフも確認できます。

しかし、こちらのグラフは、仕入れにやや失敗しているものでもあります。

こちらが、そのグラフです。

3カ月の期間でみると、廃盤とは判断できない商品ですが、1年間のグラフで見ると、冬に入る前にAmazonが販売をストップしているものでした。

そのため、ここで30個ほど仕入れたのは良かったものの、9月に入る前に在庫が復活。

既に廃盤していたものの、すでに生産している商品を小出しにしてAmazonが販売していることから、セラーとAmazon公式が販売を繰り返していました。

売れはするものの、カートを獲得しているのはAmazonなので、いまだに在庫を抱えています。

消耗品の廃盤商品なら、ある程度在庫の予測ができますが、季節家電の廃盤商品は在庫が予測できないので、注意したいところです。

独占して販売できる商品のグラフ

Amazonで利益を出すなら、独占して販売できる商品を仕入れたいところです。

Keepaを使えば、そのような商品のグラフも見つけられます。

こちらの商品は、僕のメインジャンルである食品のグラフです。

季節系の商品で、毎年10月を過ぎたあたりから廃盤になるため、9月下旬あたりに縦積みをして、そこから価格を釣り上げて販売しています。

季節限定の商品で、ピーク時は40~50人ほど出品者がいますが、廃盤になるにつれて在庫が少なくなり、購入者が減っています。

食品の廃盤となると、仕入れにリスクがつきものです。

しかし、僕は安定的に商品を仕入れられており、販売しているセラーも僕以外に1人しかいませんでした。

このように、価格が上がっていて、在庫数が減っている商品があれば、廃盤の可能性があるため、積極的に仕入れていきましょう。

↓動画での解説はこちらから↓

有料版Keepaに登録する手順を徹底解説

Keepaで詳しい分析をしたいなら、有料版への登録をおすすめします!

特に、時間をかけて仕入れ判断をしたい人や、不良在庫を抱えたくない人は、有料版に登録するべきです。

「どうやって登録すればいいの?」と思っている人のために、登録手順を紹介しますね◎

具体的な登録手順は、以下のとおりです。

【Keepaを有料登録する手順】

  1. 公式サイトを開く
  2. 右上のサブスクリプションをクリック
  3. 基本情報を入力して登録完了

複雑な手順は一切ないので、それぞれ登録を進めていくとよいでしょう!

1.公式サイトを開く

Keepaに有料登録する場合は、公式サイトを開く必要があります。
(こちらのリンクからどうぞ!)

公式サイトを開くと、日本語版のKeepaが出てきます。

まず、Keepaに有料登録する前に、会員登録をする必要があります。

公式サイト右上に”ログイン/アカウントの登録”というボタンがあるので、こちらをクリックしましょう。

こちらをクリックすると、”ユーザー名・パスワード・メールアドレス”を入力できる項目が出てきます。

それぞれ入力したら、登録が完了します!

有料版のKeepaを使うためには、必ず登録しなければならないので、手順に沿って登録しましょう。

2.右上のサブスクリプションをクリック

会員登録が完了したら、有料登録の準備です。

公式サイト右上にある、登録情報にカーソルを合わせると、サブスクリプションの項目が出てきます。

こちらをクリックすると、Keepaの登録画面に移動します。

僕の場合は、登録が完了しているので、以下の画面が表示されています。

英語で書かれていますが、登録がすでに完了されていることを意味しています。

まだ、登録が完了していない人は、基本情報を入力して、会員登録を完了させましょう。

3.基本情報を入力して登録開始

登録が済んでいない人は、”SUBSCRIBE”というボタンが表示されています。

こちらのボタンをクリックすると、基本情報を入力する画面に移動します。

それぞれ、情報が出てきますが、一部日本語表記です。

入力項目をそれぞれ紹介すると、以下のとおり。

【Keepaの入力項目】

  • indivisual・Business:個人使用・法人使用
  • Fullname:名前の入力※英語表記
  • Address:市以下の住所
  • City:住んでいる市
  • Postal code:郵便番号
  • Cresit Card:カード番号
  • month/Year:月払い・年払い

特に難しい項目はありませんが、”Address・City”は英語で入力する必要があります。

海外の住所表記は少し面倒なので、Judressなどを使って英語変換するとよいでしょう。

こちらのツールを使うと、自動的にアドレスを変換してくれます。

僕の会社の住所を、入力すると以下の変換が出てきました。

これなら、簡単に住所入力ができるのでおすすめです◎

住所登録が完了したら、あとはカード情報を入力して、サブスクリプションを選択するだけで、有料版Keepaが使えます。

>>関連ページ:JuDress公式サイト

有料版Keepaに登録するメリット・デメリット

有料版Keepaは、それぞれメリット・デメリットがあります。

個人的にはおすすめできるツールですが、登録するかどうかはメリット・デメリットを見て判断しましょう。

【有料版Keepaのメリット・デメリット】

  • メリット:緻密な分析ができる
  • メリット:登録するだけで商品の需要がわかる
  • メリット:ライバルと差をつけた使用ができる
  • デメリット:コストがかかる
  • デメリット:ある程度無料版で使い方を覚える必要がある

さまざまなツールがあるなかで、Keepaは非常に優れています。

有料版ツールでは課金したほうが良いので、参考にしてください。

メリット:緻密な分析ができる

商品の分析をしたいと思ったら、Keepaはおすすめです。

拡張機能を入れると、商品ページ内にグラフが表示されます。

有料版の場合は、以下の項目が表示されます。

【有料版Keepaの表示項目】

  • Amazon・新品・中古の価格推移
  • 売れ筋ランキング
  • 参考価格(設定されている場合は)
  • カートを獲得した際の価格
  • コンディション別の獲得時の値段

項目を選ぶ際は、横のタブから選択するだけなので、グラフのカスタマイズも簡単です!

例えば、”ほぼ新品”のコンディションのグラフのみを表示させると、以下のようになります。


※白い丸がカート獲得時の価格帯です

それぞれカートを獲得した価格がわかるので、価格設定や損益分岐点の計算に役に立ちます◎

その他にも、価格トラッキングなどの機能がありますが、詳しい機能は後述しますね。

メリット:登録するだけで商品の需要がわかる

Keepaは、無料版でも利用可能ですが、価格推移のグラフしか表示できません。

以下のグラフを確認したところで、わかる情報はほとんどないです。

トレンドせどりをする際に、どれくらい価格が変動しているのかを確認する分にはいいですが、それ以外では使えない印象。

しかし、有料版に登録すれば、ランキンググラフが確認できます。

ある程度せどりをしている人は、こちらの見方もわかると思います!

簡単に説明すると、ギザギザしているグラフほど売れやすいということです。

有料版にすれば、単体でも表示可能です。

カテゴリ別のランキンググラフが確認できますが、どちらも基本的に大差ありません。

ちなみに、デルタトレーサーやERESAでもランキンググラフは閲覧可能です。

同じ商品のランキンググラフは、以下のとおりです。

【デルタトレーサー】

【ERESA】

Keepaに比べると、少し簡略化されていることがわかります!

見やすいのは、デルタトレーサーやERESAですが、詳しく分析したいならKeepaですね!

メリット:ライバルと差をつけた使用ができる

無料版のKeepaは、たしかに使えるツールだと思います。

価格推移が把握できるだけでも、トレンド調査などができますし、トレンドせどりをしている人からすると、一つの目安になります。

しかし、amazonのリサーチをKeepaで済ませたいなら、有料版登録は必須ですね!

有料版Keepaは、無料版に比べると、圧倒的に機能面が異なります。

僕が特に使っている機能は、以下のとおりです。

【有料版Keepaで使うことが多い機能】

  • 価格トラッキング設定
    (無料版でも一部設定可能)
  • FBA出品者の在庫数確認
  • ランキンググラフの確認
  • 各種フィルタリング機能

これらの機能は、いずれも有料版でしかできません。

月々2,000円程度で、amazonの全体的なリサーチができて、仕入れ判断ができるなら、安いほうだと思います◎

ある程度せどりに慣れている人なら、月利2,000円以上は簡単に超えられますからね。

必要経費だと思って、有料版に登録するのもありですよ。

デメリット:コストがかかる

当然のことですが、有料版のKeepaを使うとコストがかかります。

ランニングコストを抑えて、せどりをしたいと思っている人には、あまりおすすめできませんね…。

Keepaの利用料は、ドイツで開発されたこともあり、月々15ユーロ発生します。

PayPalを介して決済しますが、毎月15~17日の間に決済がおこなわれます。
(その際の相場にて利用料が決まります!)

2022年12月27日時点での、ユーロ相場は以下のとおりでした。

1ユーロあたり141円なので、15ユーロで2,115円です。

そのため、毎月約2,000円程度の利用料がかかる計算になります。

その他のツールと比較すると、以下のとおりです。

【その他有料版の月額料金】

  • デルタトレーサー:月2,200円
  • セラースプライト:月9,800円
  • アマコード:月4,980円

それぞれリサーチできるツールと比べると、Keepaは最安値です…。

簡易分析ではなく、詳細の分析ができて2,000円程度なら、結構コスパよく利用できると思います◎

デメリット:ある程度無料版で使い方を覚える必要がある

Keepaですが、僕が今まで利用してきたリサーチツールのなかでは、結構使いやすいほうだと思います!

分析も詳しくできますし、せどり・転売で本格的に稼ぎたいなら、利用して損はないです!

しかし、使い方に慣れるまでは結構苦労しますね…。

僕も、すべてのKeepaの機能を使えているかというと、そうでもありません。

リサーチに使えるツールを使うために、利用しているものの、ランキンググラフやトラキッキング機能を使うことがほとんどです。

仮に、あなたがこれから有料版を使おうと思っているなら、一度無料版に慣れてからにしたほうがよいです!

Keepaの無料版は、ランキンググラフが閲覧できないだけで、その他の機能は充実しています◎

一部トラッキング機能も利用できますし、まずは無料版を使ってから、使い方を学ぶとよいでしょう。

Keepaの全体的な使い方は、以下の記事で解説しているので参考にしてくださいね◎

>>せどりに必須!Keepa(キーパ)の見方を徹底解説

結局有料版Keepaは使うべきなの?

僕は、普段amazonの商品をリサーチする際に、Keepaを使っています。

有料版が公開されてから、すでに移行していましたが、個人的には使ってほしいツールです!

「どういう人におすすめなの?」と思う人もいるので、それぞれ紹介しますね!
(以下の人におすすめです!)

【有料版Keepaがおすすめな人】

  • amazonのリサーチを詳しくしたい人
  • 不良在庫を抱えたくない人
  • セラーリサーチをしたい人
  • トレンドせどりをしたい人
  • 一つのツールだけで代用したい人
  • 刈り取りしたい人

これらに該当する人は、有料版のKeepaがいいですね。

デルタトレーサーでもいいと思いますが、簡易分析しかできませんし、価格トラッキングしたい人や、セラーリサーチをしたい人にはおすすめできません。

Amazonせどりをメインにしているなら、Keepaがいいですね。

特に、せどりをガチりたいと思っている人は、有料版がおすすめです。

まとめ

有料版Keepaでは、さまざまな機能が利用できます。

無料版も使えますが、価格推移や簡単なトラッキングしかできないので、使ったところで大したリサーチはできません。

仮に、Keepaを使う場合は、使い分けるとよいでしょう。

個人的には、以下の使い方がおすすめです。

【Keepaの使い方】

  • 簡単なリサーチがしたい
    →無料版Keepaのみ
  • 価格トラッキングがしたい(値下げだけ)
    →無料版Keepaのみ
  • 通常のリサーチ兼価格トラッキングがしたい
    →デルタトレーサー+無料版Keepa
  • amazonの詳しい分析がしたい
    →有料版Keepa

Keepaは、正直複雑なツールだと思います。

使い方に慣れるまでは、使いづらいと思う人も多いでしょう。

しかし、時間をかけて使い慣れるほど、商品の分析に使えます

グラフの見方や、使い方については動画を参照してください。