せどりをする際、在庫管理をすることがありますが、商品数が多すぎてしまうと、管理するのが面倒になります。
その際に実践したいのが、スプレッドシートを使った在庫管理の方法です!
「スプレッドシートを使って在庫管理をする方法を知りたい!」
「スプレッドシートはせどりに使えるツールなの?」
「スプレッドシートはそもそもどういうツール?」
今回は、僕も実際に実践しているスプレッドシートでの在庫管理の方法を解説していきたいと思います!
コンスタントに利益を出したいと思っているなら、在庫管理をして利益率・回転率を計算するのは大前提なので、これから紹介する方法をしっかり実践してくださいね。
よくわかる解説
- 在庫管理が楽になる
- 共有すれば外注が効率化する
- 利益にならない商品を可視化でき経費削減ができる
そもそもスプレッドシートとは?せどりに使えるの?
スプレッドシートについて知らない人のために、簡単に概要を説明します。
まず、スプレッドシートとは、”Googleスプレッドシート”という名称のものであり、検索するとヒットします。
クラウド上で使える表計算ソフトのことを指し、本来は利用にお金がかかるエクセルですが、スプレッドシートでは無料で使うことができます!
こちらは、外注先のスプレッドシートの管理画面ですが、エクセルとほぼ同等です。
見た目も使い方も、エクセルと変わりませんし、せどり・転売の在庫管理に最適ですよ。
ただ、この説明を受けて「じゃあ、エクセルでよくない?」という人もいると思います。
高いとは言っても、最近のパソコンには標準装備で入っていますし、わざわざスプレッドシートを使用する必要がないというのも理解できます。
しかし、スプレッドシートとエクセルの最大の違いは、”クラウド上での利用が可能”という点です。
エクセルの場合は、ファイルを作成したら共有しない限り、クローズファイルになってしまい、自分だけしか閲覧できません。
外注先・コンサル講師等に共有する場合は、ファイルを都度送る必要があります。
スプレッドシートの場合は、クラウド上で自動保存されるので、リンクさえ知っていれば、誰でも確認することができます。
しかも、シートに入力するとリアルタイムで都度保存されていきます。
本来は、一人でしか構築することができませんが、スプレッドシートの場合は一度に何人もログインすることが可能です。
せどりで在庫管理をする際、外注先とファイルを共有することがあると思いますが、その際にスプレッドシートを使うとかなり役に立ちますよ!
僕も、せどり・転売の在庫管理はスプレッドシートで行っており、コンサル生に必要に応じて共有することもあります。
使い勝手が良いツールなので、本格的にせどりをしたいと思っている人は、使いこなすようにしましょう!
スプレッドシートをせどり・転売で使うと生じるメリット4選!
スプレッドシートですが、表計算ソフトの機能をクラウド上で無料で使うことができるので、かなり定評があります。
エクセルを使えない人や、ファイルを共有するのが面倒な人は、スプレッドシートを使うと良いでしょう。
特に、せどり・転売では、在庫管理をすることも多いと思うので、スプレッドシートで管理すると便利です。
※業者にも共有しやすい
また、スプレッドシートをせどり・転売で使うと、以下のメリットがあります。
スプレッドシートをせどり・転売で使うメリット
- 一つのシートで複数人が編集できる
- リアルタイムで保存されるから外注が効率化する
- 転売・在庫の管理が簡単にできる
- せどり・転売に使えるツールを作れる
リンクを張り付ければ共有できるというのは、大きなメリットです。
せどり・転売をしている人の大半が、スプレッドシートを使っているといわれているほどであり、使うのは基本ですからね。
実際、スプレッドシートを使うかどうかで、月利に大きく影響が出るか異なります。
定期的な在庫管理は必須ですし、せどり・転売を効率化したい人は、積極的に行いましょう!
一つのシートで複数人が編集できる
本来、表計算ソフトいといえばエクセルというイメージがあります。
同じサーバーでエクセルファイルを共有している場合は、誰かが開いていると開けないこともあります。
さらに、ファイルを共有する際は、いちいちメール等で送る必要がありましたし、面倒ですよね…
しかし、スプレッドシートなら問題ありません。
スプレッドシートでは、このように複数人がオンライン上で編集できるようになっています。
こちらの場合、右上に表示されているアイコンがシートを開いている人の数を示しており、アイコンの色と囲い枠の色が連携しています。
この様に、ピンクの枠がありますが、別のユーザーがこのシートを編集しているということになります。
こうすることで、リアルタイムで誰が作業しているのかを可視化することができます。
僕は、リサーチやFBAの梱包作業等を外注化しています。
それ専用のスプレッドシートがあるのですが、外注している人に共有することで、作業状況の進捗を確認することができます。
仮に、あなたがせどりの外注化を考えている場合、スプレッドシートを使って管理をするとかなり便利ですよ!
同じシートを編集して、データが削除されるというトラブルも起きませんし、リアルタイムで保存されていくので、ミスマッチが起きることもありません。
シートで管理すれば、在庫管理のファイルを複数に分ける必要はなく、編集してほしいシートだけを共有すればいいですからね。
リアルタイムで保存されるから外注が効率化する
スプレッドシートは、リンクを共有するだけで、シートを閲覧することができます。
僕は、複数の外注先がいますが、スプレッドシートを共有しており、編集してもらっています。
こちらは、せどりの外注シートですが、在庫管理を入力してくれています。
以前は、エクセルで管理していましたが、チャットワークで都度ファイルを送ってもらっていたので、かなり手間でした。
意思疎通が図れていない場合は、ファイルが遅れることもあり、必要なときに在庫管理票をチェックできないということもあったのです。
しかし、スプレッドシートの場合はリンクを共有するだけでOKです。
こちらは、スプレッドシートのリンク共有画面ですが、赤枠で囲んでいる部分のステータスを”リンクを知っている全員が編集可”というものに切り替えて、リンクを共有すると編集ができるようになります。
要は、このリンクをコピーして共有するだけで、シートを簡単に確認してもらえるわけです。
外注するときも、「シートを更新したのでご確認お願い致します」と一言伝えるだけで問題ありません。
共有後は、シートをブックマーク登録しておけば、いつでも開けるようになります。
利用するにはGoogleアカウントが必要ですが、特別手間にならないのでオススメです!
転売・在庫の管理が簡単にできる
次に、在庫管理ができるという点です。
こちらの機能は、エクセルでも行えるのですが、ファイルを共有して管理できるのは、かなりお得です。
本来、僕はエクセルで在庫管理をしていました。
- FBAの商品在庫
- 個人配送の在庫管理※メルカリ・ヤフオク等
僕が管理することが多く、共有する必要はないものだと思っていたからです。
しかし、リサーチや在庫管理を外注化してからは、スプレッドシートで管理しています。
エクセル同様に、スプレッドシートでは関数を使うことができて、在庫管理に使える関数を紹介しますね!
在庫管理に使える関数
- SUM関数
- LEN関数
- TODAY関数
それぞれ、便利な関数なので在庫管理表に組んでおくと良いでしょう。
SUM関数
まず、超代表的な関数がSUM関数です。
こちらは、シートの合計値を入力することができる関数であり、「=SUM()」と入力すると、使えるようになります。
例えば、このように売り上げ金額の合計を出したい場合に、SUM関数を使います。
月間売上・月利等の総額を計算する際は、こちらの関数を使いましょう。
LEN関数
次に、LEN関数です。
こちらの関数は、指定シートの文字数を計算する関数です。
この様に、タイトルの文字数を計算してくれるのですが、eBay等に出品する際に役に立ちます。
※出品文字数に制限があるため
その他は、特に指定はないので海外転売を検討している人にはオススメです!
TODAY関数
最後に、TODAY関数です。
こちらの関数は、日付を示す関数になります。
編集した日を入力することができるのですが、月だけを入力することもできます。
こちらの関数を使えば、どの月に仕入れたのかということが確認できるようになるので、仕入れた日数・仕入れた日を計算したい人は必見ですよ。
せどり・転売に使えるツールを作ることができる
最後に、せどり・転売のツールを作れるという点です。
本来、せどり・転売のツールというのは、ネットに探せばいくらでも転がっていますし、無料で使えるものも多いです。
リサーチ系のツールから、自動販売のツールまで様々ですが、クラウドワークス等のクラウドソーシングサイト等で募集されていることも多いです。
本来、自動出品ツール等は、プライスター等を使うことが多いですが、有料のツールなので手が出せない人も多いと思います。
買い切り方の教材なら良いですが、月額費がかかるので固定費が増えてしまいます。
しかし、スプレッドシートでツールを作ってもらえば、外注費のみがかかるだけであり、以後継続して使うことができます。
ただ、作ることができるツールは限られてくるので、その辺をしっかり意識した上で依頼するようにしましょう!
スプレッドシートをせどり・転売で使ってできることを4つ解説します!
スプレッドシートは、せどり・転売で使えることが分かったところで、実際に使ってできることを解説していきたいと思います!
具体的な使い方になるので、せどり・転売で直結する部分です。
仮に、今よりもせどりで稼ぎたいと思っているなら、以下の使い方を実践しましょう。
具体的なスプレッドシートの使い方
- 売上・全体像を把握できる
- 仕入原価を見直せる
- 売れ筋商品を把握できる
- 仕入れる必要のない商品の可視化
いずれもエクセルで代用することができる機能ですが、クラウド上で保存しているというのが大きいです。
せどり・転売を独自のノウハウで実践していて、コンサルを受けることなった場合。
高確率で、「在庫管理表はありますか?」と聞かれます。
その際に、スプレッドシートで管理していれば、リンクを共有するだけで具体的にアドバイスを受けることができます。
さらに、そのシートを見て内容を修正してくれることもありますよ!
また、あなたが外注化を検討している場合、エクセルで管理するよりもスプレッドシートのほうが時間効率をよくすることができます。
これから紹介することは、いずれもせどり・転売に役に立つことなので、それぞれ把握すると良いでしょう。
売上・全体像を把握できる
まず、せどりの売り上げ全体を把握できるという点です。
これは会社を経営する際も同様ですが、事業の全体を把握することはかなり重要です。
- 決算の内容
- 赤字か黒字かどうか
- 確定申告の内容
せどり・転売をする際は、売上管理を行わないとうまく仕入れができない場合もあるので注意しましょう。
特に、新品・中古等で、在庫を多く抱えている場合は、在庫の割合・利益率を把握しておかなければなりません。
また、いくつもエクセル作るのではなく、一つのスプレッドシートにまとめていると楽です!
商品が売れているかどうかを把握することで、次のせどりに生かすことができますからね。
特に、Amazonに出品している場合は、価格が定期的に下がります。
その都度エクセルを開くのは面倒なので、スプレッドシートで管理しておくと良いでしょう。
Amazonの価格を照らし合わせながら、価格が変動したら入力するような形がベストです!
仕入原価を見直せる
次に、仕入れ原価を見直せるという点です。
せどりをする際は、少しでも仕入れ原価を抑えることが重要になってきます。
原価がかからなければ、市場価格差がある商品を売ることで、利益を出せるようになります。
これは、店舗せどり・電脳せどりでも重要なことです。
中古せどりをする場合、商品価格と照らし合わせながら仕入れをすると思います。
例えば、こちらの商品。
実際にAmazonで販売した商品ですが、4,000円程度の利益が出ました。
スプレッドシートを見ると、当時は854円で仕入れていることがわかりました。
商品相場は、転売したときと変わっていないので、最低ラインでこの仕入れ値で仕入れれば利益が出ます。
仮に、こちらの商品をリピートして仕入れる場合、当時の仕入れ値よりも安く仕入れられればさらに利益を出せるわけです。
店舗で仕入れる場合は、価格交渉をして値下げすることができますし、メルカリ等の個人売買サイトで安く仕入れるのもありです。
市場価格は変動しなくても、店舗や個人売買のサイトでは相場が変動することはよくあります。
これは中古せどりに限らず、新品商品やトレンド商品を仕入れる場合も同様です。
リピート購入をすれば、利益が出る可能性が高いので、スプレッドシート上でしっかり管理しておきましょう!
売れ筋商品を把握できる
せどり・転売では、売れ筋商品を抑えることが重要になってきます。
利益率・回転率を計算して、売れるジャンル・カテゴリーを把握することで、継続的に仕入れができるようになるのです。
例えば、時計を仕入れて3,000円の利益が出た場合。
同じブランド・ジャンルの時計を仕入れれば、また3,000円の利益が出る可能性があります。
こういう商品を、スプレッドシートで管理していくことで、どういう商品が売れているのかを可視化することができます。
また、仕入れの段階ではそこまで期待していないような商品が、思わぬ価格で売れることもあり、売上管理表を見た時にわかる場合も多いです。
利益率が低ければ、次回は仕入れないようにすることも可能ですからね!
仕入れる商品にもよりますが、利益率が15%切るようなものは、仕入れないほうが吉です。
※利益額によって異なる
例えば、10万円で仕入れた商品が15,000円の利益が出た場合は、利益率15%になります。
しかし、同じ利益率でも5000円で750円の利益が発生するのでは、大きく異なります。
同じ額を稼ごうと思うと、20個仕入れなければなりませんからね。
そのため、仕入れ額と利益率を比較しながら管理すると売れる商品が見えてきますよ。
仕入れる必要のない商品の可視化
せどりをする際ですが、売れない商品をいくら仕入れても意味がありません。
極力仕入れにかかる費用を省いて、無駄な仕入れを抑制することが、重要になってきます。
スプレッドシートでは、売れた日数も計算しておくと効率的です。
この様に、仕入れた日と売れた日にちを書いておけば、売れるまでにどれくらいかかったのかというのを把握できます。
さらに、いくら売れても赤字になってしまえば意味がありません。
例えば、40,000円台でSwitchを仕入れたとします。
こちらは、Switchの価格推移になりますが、現在の相場は50,000円前後を推移しています。
どの市場も、このような価格で販売されているのですが、転売したところでほとんど利益が出ません。
”送料・FBA手数料・倉庫への配送料”等を加味すると、2,000円程度の利益にしかなりません。
この場合、二つの判断ができます。
- より安く仕入れられる場所を見つける
- そもそも仕入れない
自己資金が十分にない場合は、後者を選択すると思います。
自己資金が10万円しか用意できない場合、この使い道というのはかなり重要です。
利益率5%で運用するのか、20%以上で運用するのかは雲泥の差がありますからね…
そうならないためにも、在庫管理表で利益率・回転率をしっかり把握して、仕入れる必要のない商品を可視化していきましょう!
まとめ:スプレッドシートはせどり・転売に使えるツール
今回、スプレッドシートがせどり・転売に使えるかどうかということを解説しました。
僕自身、在庫管理をする際はスプレッドシートを使っています。
理由は様々ですが、一番はクラウド上で使用できるという点です。
共有する際は、以下のリンクを送るだけでいいですからね。
エクセル等とは異なり、ファイルを添付して送る必要もなく、ミスマッチが起きることは少ないです。
少しでも、せどり・転売を効率化したい場合は、積極的に使いましょう!
スプレッドシートを使って得られるメリット
- 効率よく在庫管理ができる
- 外注化する際に便利
- リアルタイムで保存されるためトラブルが起きにくい
在庫管理をする際、僕は外注しているのですが、都度シートが更新されていきます。
リアルタイムで更新されるのが、スプレッドシートの魅力でもあるので、外注化をしたいと思っているなら、スプレッドシートで管理すると良いでしょう。
その他にも、様々な方法で利用することができますし、せどり・転売をしている人はぜひ使ってみてくださいね。