楽天は、さまざまな方面で使用でき、人によってはビジネスに使う人も少なくありません。
楽天ポイントせどりとしておこなわれている手法ですが、1つのアカウントでは獲得できるポイントに、限界があります。
そこで、楽天会員IDを複数作ることを検討する人もいるようですが、実はかなり危険な行為です……。
「楽天会員IDを複数作る方法を知りたい!」
「楽天会員IDを複数作った場合はどうなる?」
仮に、アカウントが二つあれば、獲得できるポイントの幅が二倍になるので、楽天ポイントせどりで稼ぎやすくなります。
その反面、アカウントが削除・閉鎖される可能性も考えられるため、複数アカウントを作る際は注意しましょう。
よくわかる解説
- 楽天会員IDは原則として複数所持できない
- 同一IPでの作成は規約違反の対象になる
- アカウントが削除されると楽天経済圏が利用できなくなる
そもそも楽天会員IDを複数所持するのは問題ない?
楽天IDですが、”原則として”一人あたり一つのアカウントのみしか運用できないようになっています。
楽天ポイントせどりの収益報告などで複数所持している人はいますし、「本当に禁止されているの?」と思う人も多いでしょう。
しかし、楽天の利用規約を見ると、1人あたり1アカウントが定められています。
同じ人が複数所持されるのは禁止されていますが、家族でアカウントを複数作る場合は問題ありません。
その際は、以下のような構成になります。
家族アカウントを作成するときの構成
- 名前:それぞれ異なった名前
- 住所・送り先:同一
- 連絡先:異なる
- IPアドレス:同一
名前は違うものの、住所や送り先のみ同一ということになります。
さらに、同じ回線を利用している場合は、IPアドレスも同様のものになり、実質名前だけが違う状態です。
しかし、なかには家族アカウントを作成した場合でも、削除・停止されることがあります。
引用:Twitter
実際に、Twitterで家族アカウントが削除された人が状況を投稿していました。
考えられる理由はさまざまですは、おそらく限定品などを家族用アカウントで購入したことが理由です。
楽天会員IDを2つ以上持つと停止!その理由とは?
楽天会員IDは、基本的に1つしか所持してはいけないことになっています。
Twitterで、楽天ポイントせどりの報告を挙げている人は、複数のアカウントを所持していますが、規約上では違反です。
引用:Twitter
そもそも、「なんで2つ以上持つとアカウントが停止するの?」と思う人がいると思います。
実際、作った段階では停止されることはほとんどありません。
複垢を作ったうえで、以下のことをすると停止・削除されます。
複垢所持で楽天IDが停止・削除される理由
- 数量限定品を同一IPで購入した※同住所
- 購入者都合の商品キャンセルを複数回繰り返した
- 商品を倉庫・代行業者の住所に送付した
これらに該当する場合は、基本的にアカウントが停止します。
どれも規約違反ですし、情状酌量の余地はありませんよ……。
数量限定品を同一IPで購入した※同住所
楽天スーパーセールやスーパーDEALにありがちですが、数量限定品がたまに販売されることがあります。
個数制限がない場合なら問題ありませんが、1人○○個と制限がある商品を、同一IPから購入した場合は、規制の対象です。
当然、複垢を作って同じ住所に送った場合は、一発NGです。
しかし、気を付けたいのが家族アカウントでも同じように規制されてしまうこと。
家族アカウントの場合は、名前だけ異なり”住所・IPアドレス”は共通のものを使っています。
名前は違えど、数量限定品を同一IPや同住所から購入した場合は、楽天にその事実だけが残ります。
実際に、家族アカウントもろとも停止された人は多く存在します……。
数量が限られている商品を、家族ぐるみで購入するわけですし、悪質な行為と判断されても仕方がないです。
仮に、アカウントが停止した場合は、復旧できないので注意しましょう。
購入者都合の商品キャンセルを複数回繰り返した
これは、アカウントを複数作成しなくても、停止する可能性がある事例です。
購入者都合で商品キャンセルをすると、ショップ側からクレームが入ることがあります。
間違えて商品を購入した場合は、30分以内であればキャンセルボタンがあるので、そちらでキャンセルできます。
しかし、以下の理由から配送手続き中にキャンセルする場合は、通報される可能性もゼロではありません。
セラー・ショップに通報される理由
- 商品がいらなくなった
- そもそも購入したい商品ではなかった
- よくよく考えたら必要なかった
もちろん、ショップに「よくよく考えたら必要なかったです」と正直に送る人はないと思います!笑
ただ、毎回「間違えて購入したのでキャンセルします」と送っていると、運営が不審に思いアカウント状況をチェックします。
キャンセル状況は、運営が管理できる状態にあるので、購入者都合でのキャンセルが多いか少ないかは、見れば簡単にわかります。
ショップからすれば、キャンセルされると再出品しなければならないので、結構手間です。
ここから、迷惑がかかっていると判断されて、アカウントが停止してしまうわけです。
商品を倉庫・代行業者の住所に送付した
楽天IDを複数作った場合、送り先の住所対策をする際に、倉庫や代行業者あてに送る人もいると思います。
しかし、これも規制の対象になるので注意しましょう。
楽天は、基本的にBtoC向けのサイトであり、ビジネス系のECサイトではありません。
一部商品には、業者向けの商品もありますが、普通に販売されている商品や限定品に関しては範囲外です。
業者向けの商品なら、事前にショップに連絡して、「送り先は倉庫になります」などと伝えておくとトラブルになりません。
しかし、普通の商品の場合は、倉庫・代行業者の住所に送ってしまうと、運営からチェックされたらすぐにバレます。
例えば、配送先の倉庫が、あなた以外も利用できるレンタル倉庫だとします。
(オープンロジがわかりやすいですね!)
そこに、商品を配送した時点では、異なる住所地というだけで、違和感はありません。
ただ、あなた以外にもその倉庫に送るユーザーがいた場合、名前だけ異なるのに、同一住所に送っている履歴が残ります。
その商品が限定品だった場合は、一発アウトです。
楽天会員IDを複数所持すると起きるペナルティを3つ紹介!
楽天では、利用規約で複数所持が禁止されています。
原則として、1人あたり1個と定められており、家族用アカウントの場合のみ認められています。
アカウントを開設するのは、そこまで難しくありませんが、運用するのは結構大変です。
常に、停止するかどうかのリスクと隣り合わせで活動する必要がりますからね……。
複数所持すると、以下のようなペナルティを受ける可能性があります。
楽天会員IDを複数所持して起きるペナルティ
- 取得ポイントの執行
- 楽天経済圏の使用禁止
- 楽天アカウントの復旧不可
当然ですが、楽天ポイントせどりで取得したポイントはすべて失効します。
それだけではなく、楽天の全サービスが利用できなくなるため、何かとデメリットしかないような気がします……。
運用するかどうかはその人次第ですが、それなりにリスクをともなうことを把握しておきましょう。
取得ポイントの失効※すべて
まず、楽天会員IDが停止してしまうと、取得ポイントがすべて失効してしまいます。
通常利用している人は、失効したところで、そこまで影響はありません。
しかし、楽天ROOMを利用している人や、楽天ポイントせどりを使用している人からすると、そこがメインの収入源です。
ポイントがすべて失効してしまうと、利益は当然ゼロ円です。
例えば、あなたが楽天ポイントせどりをしているとしましょう。
その際に、以下の内訳で稼いでいる場合、マイナスになってしまいます。
楽天ポイントせどりをしている場合
- 仕入れ値:100万円
- 商品販売価格:80万円
- 獲得ポイント数:40万円分
通常、楽天ポイントせどりをする場合、ポイント還元分で利益を出します。
この場合、転売をしただけでは20万円の赤字ですが、ポイント分で相殺されて20万円が利益になります。
しかし、ポイントが失効してしまった場合、20万円の赤字だけになってしまうわけです……。
引用:Twitter
当然、楽天ポイントせどりで稼ぐには、複垢運用が原則ですが、全失効のリスクもあるので要注意です!
お小遣い稼ぎ程度なら、1つのアカウントで十分なので、以下の記事を参考にしながら稼いでくださいね◎
楽天経済圏の使用禁止
楽天IDが停止してしまうと、楽天が管理するサービスのすべてが利用できなくなります。
最近では、楽天が生活を支えている意味から、楽天経済圏と呼ぶこともあるようです。
トラベル系の予約サイトから、ネットバンクサービス・証券サービスまで、多角的に展開しています。
ただ、楽天会員IDが停止してしまうと、このすべてが利用不可能になります。
楽天ブックスや楽天TVなどが利用できなくなるならまだしも、以下のサービスも停止するので注意しましょう。
アカウント停止で利用できなくなるサービス
- 楽天カード
- 楽天銀行
- 楽天モバイル※契約者
- 楽天でんき※契約者
- 楽天証券
特に、楽天銀行が停止してしまうと、実質口座が凍結します。
「入ってる現金はどうなるの?」と思う人がいますが、プールされることがほとんどのようです……。
引用:Twitter
楽天銀行は、結構な頻度で凍結することが多いようで、実際に凍結した人がTwitterにいました。
現在は、凍結した際に入っていたお金は、返金処理されることがあるようですが、あくまでもうわさにすぎません。
リスクが高い行為に変わりはないので、複垢所持は任意でおこないましょう。
楽天アカウントの復旧不可
楽天アカウントが一度停止してしまうと、復旧はほぼ不可能です。
ただ、楽天アカウントはまれに間違えてBANされる可能性があるので、その際は一度問い合わせるとよいでしょう。
※コミュニティの生徒はそれで復旧しました!
しかし、楽天IDを不正に取得したり、家族アカウントで数量限定品を複数購入したりした場合は、復旧できません。
また、それ以外にも、楽天の利用規約に抵触するようなことがあれば、アカウントは停止し復旧できなくなります。
利用規約違反に該当する内容を、公式サイトから抜粋したので、参考にしてください◎
1.法令、裁判所の判決、決定もしくは命令、または法令上拘束力のある行政措置に違反する行為
2.公の秩序または善良の風俗を害する行為
3.反社会的勢力に対する利益供与その他の協力行為
4.楽天、楽天グループ、または第三者の権利、利益、名誉等を侵害する行為
5.第三者になりすます行為または意図的に虚偽の情報を送信する行為
6.第三者の個人情報その他のプライバシーに関する情報を不正に収集、開示、または提供する行為
7.不正アクセス行為、第三者のアカウントを利用する行為、複数のアカウントを作成しまたは保有する行為、その他これらに類する行為
8.会員サービスの誤作動を誘引する行為
9.会員サービスが通常意図しないバグを利用する動作を生じさせ、または、通常意図しない効果を及ぼす外部ツールの利用、作成、または頒布を行う行為
10.会員サービスまたは楽天のサーバーに過度の負担をかける行為
特に該当する可能性があることを、赤字でマークしました!
4条は、無連絡キャンセル・購入者都合のキャンセルが該当するので、頻繁なキャンセルは避けましょう。
5条の違反項目は、あなたが偽名で登録して、住所や電話番号もでたらめに登録した場合は、該当します。
7条は、複垢所持による禁止項目です。
楽天会員IDを停止させないで運用させるコツを徹底解説!
楽天会員IDは、普通に運用していても、停止することがあります。
複垢を所持していなくても、停止するケースがあるので、注意しながら運用しましょう。
僕は、普段楽天ポイントせどりをしてそこそこ稼いでいます!
引用:Twitter
一年前の情報ですが、楽天スーパーセールやお買い物マラソンのときは特に稼げますね!
ここまで運用できたのは、以下のコツを実践しているからです。
楽天会員IDを停止させないアカウント運用のコツ
- 同一のIPアドレスからは使わない
- 数量限定品はコンビニ受け取りにする
- 意味もなくキャンセルしない
- そもそも複数のアカウントを作らない
複垢を作るにしても、同一IPからの使用はやめましょう。
この対策をするだけでも、アカウント規制は免れますよ!
同一のIPアドレスからは使わない
楽天IDは、複数のアカウントを作る場合条件があります。
運営に疑われないパターンは、以下のとおりです。
運営に疑われないアカウントのパターン
- 住所地が異なる
- 名前が異なる
- IPアドレスが異なる
より詳しく説明すると、家族アカウントの場合は、名前が異なるだけで住所地とIPアドレスは異なります。
しかし、あなたの知り合いや社員と協力すれば、すべて異なる状況から楽天で仕入れが可能です。
楽天ポイントせどりを外注する場合は、外注先の人に複垢を作ってもらい、運用するのが一番リスクが低いです。
また、家族用アカウントで運用する場合は、同一IPからのアクセスを避けるために、以下の対策をするとよいでしょう。
【IPアドレスの対策】
- 回線を別途用意する
- 端末を分けて使う
- モバイル回線は使用しない
アカウント別ポケットWi-Fiがあれば、別のIPアドレスからアクセスが可能です。
コストはかかりますが、ガチで楽天ポイントせどりで稼ぐなら、そこまでかけても問題ないと思います。
数量限定品はコンビニ受け取りにする
楽天スーパーセールなどで、数量限定品が販売されているときは、利益になるので積極的に仕入れたいところです。
しかし、複垢を持っていても、同一の住所に送ってしまうと、アカウント規制の対象になります。
また、数量限定品ではなくても、名前だけ情報が違う家族アカウントなどは、停止する可能性があります。
これを避けるためにできるコツが、コンビニ受け取りにする点です。
楽天では、コンビニ受け取りを指定した場合、その商品がどこに届いているかは把握していません。
同一の住所に届けているかもしれませんし、別の住所に届けているかもしれません。
このような数量限定品でも、複数アカウントを使って購入したい場合は、一つは普通に配送して、その他のアカウントではコンビニ受け取りにすると対策ができます。
現時点で、楽天では”ローソン・ファミリーマート・ミニストップ”の三つのコンビニで受取が可能です。
いずれもロッピー端末があるコンビニなので、手続きも簡単ですよ◎
意味もなくキャンセルしない
楽天では、購入者都合でキャンセルが続くとペナルティがかかります。
これは、複垢どうこうの話でななく、一つのアカウントで運用していても起きることです。
特に、楽天ポイントせどりをしているときは、リサーチを誤ってしまうと、うまく商品が購入できないケースがあります。
リサーチした当時はポイント分で利益が出ても、販売先では値下がりしていて、結局利益にならないパターンです。
この場合、商品が発送前の状態ならキャンセルしたいと思う人も多いでしょう。
たしかに、楽天ポイントせどりで稼ぐ判断としては間違っていませんが、個人的には推奨しない方法です。
意味もなくキャンセルしてしまうと、ショップやセラーから通報される可能性があるからです。
そもそも複数のアカウントを作らない
楽天ポイントせどりをそこまで本格にしない人や、普段使いをする人は複垢を作る必要はありません。
僕のように、本格的に楽天ポイントせどりをする場合は、作って損ないと思います。
リスクを抱える必要がありますが、その分稼げる額も上がりますよ!
引用:Twitter
僕は、楽天アカウントを複数所持しており、合計で6個程度持っています。
楽天スーパーセールやお買い物マラソンのときは、すべて稼働するようにしており、利益商品が見つかればすべてのアカウントで購入しています。
おかげさまで、セール数が多いときは1ヵ月で50万円分のポイントがたまることもあり、それなりに稼いでいるつもりです!
ただ、僕が楽天アカウントを複数作るのは、単に楽天ポイントせどりで稼ぎやすくしたいからです。
引用:Twitter
楽天カードも、5枚所有していますし、現代風の言葉を使うなら”楽天ガチ勢”とでも言っておきましょうか…。
ここまでガチで楽天ポイントせどりをするなら、複垢所持はおすすめします!
ただ、それ以外の目的で複数所持をする場合は、リスクが高すぎるのであまりおすすめしません。
楽天IDを複数作ったところで、デメリットにしかなりませんからね……。
まとめ
楽天IDを複数所持するのは、無理なことではありません。
しかし、利用規約で禁止されているため、作る場合はあくまでも自己責任です!
僕は合計で6アカウントほど所持していますが、過去に停止したことはありません。
ただ、停止するリスクは誰よりも把握していますし、常にリスクと隣り合わせで運用しています。
僕のように、楽天ポイントせどりをガチでする場合は別ですが、普段使いでアカウントを複数作る必要性はありません!
無理して作って、アカウントが停止するのはもったいないですからね……。