「FBAを利用すれば海外発送ができるみたいだけど…」
「FBA配送プログラムについて知りたい!」
Amazonは、代行サービスの一つとして、”FBA配送プログラム”というものが存在します。
Amazon転売を行う人は、間違いなく使っておいたほうが良い機能です。
- 国を絞ればトラブルもなくなる
- 諸手数料はAmazonがほぼ負担
- 大きなトラブルになる可能性もある
FBA配送プログラムとは?
FBA配送プログラムについて知らない人のために、どういうサービスなのかということを解説します。
特に、これからAmazon転売・せどりを行おうとしている人は、必ずといっていいほど利用しておきたいシステムです。
FBA配送プログラムは、簡単に説明すると、登録することで自動的に自分の商品をAmazonが送ってくれるというシステム。
FBA発送の流れ
- 商品を仕入れて検品を行う
- コンディションを把握してAmazonに反映
- 仕入れた商品をFBAの倉庫に配送
- 商品売却後Amazonが自動的に商品を梱包して配送
出品者がすることは、2の手順までです。
検品やコンディションを確かめるのは、こちら側で行わなければならないのですが、その後の対応はすべてAmazonが行ってくれます。
今まで、梱包から発送まですべて一人で行っていたのを、Amazonが代行して行ってくれるというイメージです。
海外に配送することができるシステムもある
FBAには、海外配送プログラムというものが存在し、サービス手数料以外は基本的に何もしなくていいのが魅力です。
自分の仕入れた商品を、海外にも輸出したいと思ったときは、海外配送プログラムを使うと良いでしょう。
商品によって異なりますが、基本的には1商品当たり300円程度の手数料がかかるだけで、あとは売れるまで待てばいいですよ!
その間は、商品のリサーチや別のプラットフォームの開拓等をすると効率的です!
FBA海外発送プログラムを詳しく解説!
配送プログラムには、海外発送もできるものもあります。
詳しく概要を説明すると、FBA海外発送プログラムは、FBAを介して出品している商品を世界67か国の249の地域に発送することができるシステムです。
このプログラムができるまでも、Amazonでは海外に輸出することができる仕組みがありました。
しかし、以下のことから何かと面倒で、手間がかかっていたのが本音です。
従来の海外発送のデメリット
- 手数料が高すぎる
- 関税がかかる
- 送料が高く損をしやすい
国内転売に限っていたのは、これが理由といえます。
海外では、何かと制約もありますし、国内で出品しても良い商品でも、海外ではダメというパターンも少なくありません。
FBA海外配送プログラムを利用するには?手順を解説します!
前述した通り、FBA海外配送プログラムは、2019年2月以降に登録した人なら、だれでも利用可能です。
海外配送を利用したい人は、以下の手順で設定すると良いでしょう。
FBA海外配送プログラムを利用する手順
- Amazonセラーアカウントの設定をクリック
- FBA海外発送の設定をクリック
- 海外発送を有効にするをクリック
この手順で設定することができるので、それぞれ進めていきましょう!
まず、AmazonのFBAアカウントにログインして、マイページの設定画面を開きます。
そこで、タブの下のほうに”FBAの設定”というものが出てくるので、そちらをクリックすると、設定画面に移動することができます。
ここでは、FBAに関する全体的な設定をすることができるので、その中から海外発送の設定をクリックしましょう。
ページの最下部にあるので、見つけやすいです。
”海外発送を有効にする”という設定になっていると思うので、したくなければチェックを外すと良いでしょう。
FBAに登録すると、デフォルトの設定で海外発送にチェックが入っているので、意図せずチェックされていることもあります。
そのため、確認するという意味でも、一度アカウントを見ることをオススメします!
ちなみに、海外発送をしたくない場合は、”無効”にチェックを入れると国内限定の販売になります。
海外発送をする場合ですが、以下の不安があると思います。
・海外に発送されるかどうかわからない
・購入者から問い合わせを受けた時に対応できない
この辺も、FBAがすべて対応してくれるので、問題ありません!
特に、海外発送では、言語の壁が問題視される中で、Amazonが関与してくれるので、英語が苦手な人でも大丈夫ですよ。
海外発送可能な商品を確認する方法!
FBAですが、国内で登録されている商品が、全て海外に配送できるというわけではないので注意しましょう。
FBAの規約では、以下の商品の配送が禁止されています。
FBAで禁止されている項目
- 国内のメディア商品※CD,DVD,書籍関係
- パソコンソフト
- ゲームソフト※国内生産分
- 酒類・飲食物
海外配送プログラムでは、このような商品規制もあります。
海外出品を検討している人は、出品する商品が、出品していいのかどうか確認したいときは、以下の手順で行います。
- セラーのレポートを開く
- フィルメントをクリック
- 海外発送可能在庫レポートのダウンロードをリクエスト
- ダウンロード
この手順で確認することが可能ですが、現状出品しているものしか確認することができません。
要は、Amazonに出品されている商品のみ在庫を確認することができるということです。
商品リストはこの様に送られてくるのですが、テキスト形式になっています。
しかし、これでは少し見づらいので、エクセル等に張り付けると見やすくなりますよ!
こちらが、ダウンロードしたリストをエクセルに張り付けたものです。
画面を開けば、海外発送できる商品なのかどうかを確認することができますし、一度ファイルをインストールしてみると良いでしょう。
海外のユーザーが商品を購入した場合に負担する送料と手数料は?
FBA海外配送プログラムを利用する際ですが、それぞれ手数料がどれくらいかかるのかということが気になると思います。
具体的に上げられるものとして、”販売手数料・関税・送料”が挙げられます。
かなり簡単に説明しますが、以下の通りです。
FBA海外配送プログラムでかかる手数料
- 販売手数料:国内基準と一切変わらない
- 送料:購入者負担※指定が必要
- 関税:購入者負担
つまり、国内の販売基準と一切手数料が変わらないということになります。
販路が広がるという意味では、かなり便利ですし、メリットしかありませんね!
補足:国別の商品輸出制限のやり方
前述したとおり、FBA海外配送プログラムでは、特定の地域にのみ商品を送ることが可能です。
地域設定をする場合ですが、以下の手順で行いましょう!
国の設定方法
- マイページから設定を開く
- FBAの設定
- 海外発送の設定
- 地域を編集する
海外発送に対応している国は、全世界で249国もあるので、かなり幅広いです。
さすがに、このくらい地域が多いとどれに絞ったらいいかわかりませんよね…
中には、紛争地帯もありますし、治安が悪い国もあるので、配送事故等で商品が返品されなくなったというのは、よくあります!笑
国外に販路を広げるといっても、アジア圏だけに絞るとトラブルも最小限に抑えることができますよ!
海外から商品が返品されることはある?
FBA海外配送プログラムですが、返品されることももちろんあります。
梱包に際しては、丁寧にしてくれるところと、雑なところがあるようで、中にはクレームに発展することも…( ;∀;)
FBA海外配送プログラムを利用して、返品対応なった場合ですが、送料負担に関しては購入者が行う必要があります。
※一時的に
しかし、負担した送料は、後日Amazon側から返金される形になるので、返金トラブル等に発展することはないので安心しましょう!
返金・返品対応に関しても、Amazon側が行ってくれるので、何かと便利ですね!
海外輸出を検討しているなら、個人で輸出するよりもAmazonを使って輸出したほうが効率的かもしれません!
FBA海外配送プログラムで考えられるデメリット
FBA海外配送プログラムでは、メリットが多いように思えますが、デメリットも存在します。
その中で、特にトラブルに発展しやすく問題になるのが、返品に関するトラブルです…( ;∀;)
僕も、海外配送プログラムを一時的に利用したことがあるのですが、当時輸出したのはニコンのカメラでした。
美品だったので、そのまま海外に発送したのですが、イチャモンをつけられてクレームに発展。
その後、返品されてきたカメラは無残な姿でした…
レンズは抜き取られていましたし、フィルムはなく外箱もない状態。
- パーツだけ抜き取られる
- バッテリーだけ送られてくる
- 外箱がぐちゃぐちゃになっている
※電子機器の場合
国内から海外に配送するのは、5~7日程度かかりますし、さらに返品となると2週間程度は見とかなければなりません。
国内出品の感覚は頭に入れておかないほうが良いでしょう…
Amazonは、それらのトラブルに対しての保証も用意されているので問題ありませんが、トラブル続きだと輸出も厳しいですね…
仮に、Amazonで輸出を行う場合は、アジア圏に絞ることをオススメします!
FBA海外配送プログラムとは?メリット・デメリット:まとめ
FBA海外配送プログラムについて解説したのですが、販路が海外に広がり輸出できるようになることは良いことです。
出品地域を絞れば、アジア圏だけに商品を出品することができるので、大きなトラブルになることは少ないですよ!
全世界対応にしてしまうと、返品されるときにトラブルになることもあります。
そのため、紹介した設定方法で、国を絞ってから設定すると良いでしょう。