メルカリで出た利益は確定申告するべき?やり方を徹底解説!

メルカリは、仕入れ・転売の両方に使用できることから、実践している人も少なくありません!

最近では、”メルカリ転売”という言葉も定着してきており、参入障壁が低いことから実践している人も多いです◎

 

めぐ
めぐ
メルカリは、アプリをインストールするだけで誰でも利用できますし、不用品処分で使っている人も多いですよ!

 

「メルカリで稼いだ利益は確定申告の必要があるの?」

「メルカリで確定申告するやり方を教えてほしい!」

 

今回は、メルカリで稼いだ利益に注目して、確定申告の必要があるのかどうかを解説していきたいと思います!

案外メルカリは稼げるアプリですし、月間で20万円以上稼いでいる人も少なくありません!
※だからこそ確定申告の必要があります!

 

よくわかる解説

  • メルカリは確定申告の義務がある
  • 副業でも確定申告は必要
  • 開業届を出したほうが吉

そもそもメルカリの利益は確定申告の対象?

結論から言うと、メルカリで出た利益は確定申告しなければなりません。

原則としてする必要があるだけで、しなくてもいい場合もあります。

 

ただ、住民税・市民税の関係から、確定申告は必ずしたほうが良いです。
※特に個人事業主の場合は

ちなみに、確定申告の対象になるのは、所得に対してです。

 

よく収入と勘違いする人がいますいが、メルカリの場合は最終的な利益に税金がかかります。

 

【収入と所得の違い】

  • 収入:メルカリで出た売り上げのこと
  • 所得:売り上げから経費等を差し引いた金額のこと

 

いずれも申請する必要はありますが、最終的に課税対象になるのは所得に対してです。

例えば、メルカリで商品を販売して年間で200万円の売り上げが出たとします。

 

しかし、そこから以下の経費を差し引く必要があります。

 

メルカリで差し引く経費

  • 販売手数料
  • 仕入れ値
  • 送料
  • 梱包費

※詳しい概要は後述します

 

トータルの経費で70万円ほどあった場合は、売上から70万円を差し引いた130万円が課税対象になるイメージです。

冒頭で、”原則として”する必要があると表現したのは、課税対象者に該当すれば申告の義務はありません。

メルカリで確定申告が不要な人は?

メルカリで利益が発生した場合は、確定申告をする必要があります。

しかし、状況次第では確定申告が不要なケースもあります。

 

簡単に説明すると、所得金額の合計が基礎控除・特別控除の金額より少ない場合は、申告義務がありません。

 

メルカリで確定申告が必要ない人

  • 給与所得者:雑所得20万円以下の人
  • 個人事業主:基礎控除48万円+特別控除65万円以下の人

 

この様に、サラリーマンなのか個人事業主なのかで確定申告の対象になるかどうかが決まります。

副業でしている場合は、雑所得控除の範囲内で転売する必要があります。

給与所得者(雑所得20万円以下)

サラリーマンの副業で、メルカリ転売をしている場合は、雑所得控除の範囲内の所得であれば、非課税対象者です。

メルカリ転売で稼いだ利益というのは、雑所得に分類されます。

 

年末になると、年末調整をする必要がありますが、納税手続きが完了しているなら申告する必要はありません。

しかし、年間の雑所得が20万円以上を超える場合は、確定申告の義務があります。

 

【メルカリ以外の雑所得】

  • ギャンブルの払い戻し金
  • 不動産所得
  • 株式投資・仮想通貨投資

 

これらの所得が、年間で20万円以下の場合は、確定申告の必要はありません。

年間20万円となると、毎月1.5万円以上の利益を出した時点で、確定申告の必要があるということです。

 

実際、メルカリ転売はそれなりに稼げますし、年間20万円の利益の範囲内で抑えるのは難しいです…

この場合、確定申告をする際は、最終的な利益から雑所得控除の20万円を差し引いた分に税金がかかります。

 

年間の利益が100万円の場合は、そこから20万円を差し引いた80万円が対象になるので注意しましょう!

 

めぐ
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未申告のまま放置していると、国税庁から勤め先等に電話がかかってくるケースもあるので注意しましょう。

個人事業主(基礎控除・特別控除の範囲で非課税の場合)

次に、個人事業主の場合です。

開業届を出して、メルカリ転売を事業として行っている場合は、サラリーマンとは控除額が異なります。

 

また、これは主婦や学生も同じなので、控除額をしっかり把握しておきましょう。

サラリーマンは、雑所得として控除されるのが20万円に対し、個人事業主の場合は基礎控除として48万円まで保証されています。
※令和2年から電子納税のみ48万円になりました

 

また、個人事業主の確定申告には種類が存在し、それに応じて控除額というのは異なります。

 

【確定申告の種類】

  • 白色申告:基礎控除48万円
  • 青色申告:基礎控除48万円+特別控除65万円
    ※開業届必須

 

通常申告する際は白色申告になりますが、開業届を出している場合は、青色申告を受けることができます。

簡易帳簿から、面倒な複式帳簿をつける代わりに、特別控除として65万円を差し引くことができます。

 

そのため、白色申告の場合は年間の利益が48万円以下の場合は、申告義務はありません。
※月間収益4万円程度

しかし、青色申告なら最大で113万円まで控除されるので、その範囲内までは非課税です。

補足:非課税対象者でも確定申告したほうが良い理由

確定申告は、控除額の範囲内であれば”所得税”の非課税対象者です。

それぞれまとめると、以下の通りになります。

 

【メルカリ転売の非課税対象者】

  • サラリーマン:年間利益20万円以下の場合
  • 白色申告対象者:年間利益48万円以下の場合
  • 青色申告対象者:年間利益113万円以下の場合

 

あくまでも、所得税の非課税対象者というだけであり、住民税・市民税は別途申告しなければなりません。

基礎控除・特別控除で、所得金額がゼロになっているなら、課税対象ではありませんが、申告したほうが無難です。

 

特に、個人事業主として活動している場合は、毎年確定申告の義務がありますし、放置していると国税庁から連絡が来るケースもあります。

本来支払わなくても良い税金を、追徴課税として支払う必要が出てくるので注意しましょう。

メルカリの不用品転売は確定申告の対象?

メルカリを利用している人の中で、転売する目的はなくても不用品を出品することがあると思います。

リセールストアに買取を依頼しても、思ったような利益になることはありませんからね…

 

実際、メルカリやラクマといったフリマアプリは、基本的に不用品処分目的で利用している人が大多数で、利用規約では商用利用が禁止されています。

 

そこで生まれる疑問が「不用品転売は確定申告の対象になるの?」ということです。

答えは、NOです!

 

所得が課税対象になるかどうかという”所得税法”では、以下のように定められています。

 

【非課税対象】

自己又はその配偶者その他の親族が生活の用に供する家具、じゆう器、衣服その他の資産で政令で定めるものの譲渡による所得

引用:所得税法第9条第1項第9号より

 

つまり、所有している不用品を処分する際は、非課税です。
※貴金属や美術品は課税対象です

購入した商品が、営利目的なのかどうかが課税されるかどうかの基準になります。

 

わかりづらいと思うので、例を紹介しますね!

 

課税対象・非課税対象

  • 仕入れ目的の商品が長期在庫になり半年後に売れた
    →課税対象
  • 廃業後に営利目的で仕入れた商品を処分目的で転売した
    →課税対象
  • 家電の買い替え目的で出品した
    →非課税対象
  • 使う目的で購入したものの使わずそのまま出品した
    →非課税対象

 

営利目的での仕入れ・転売かどうかは、自己申告になりますが、メルカリ転売をしているということがわかれば、不用品処分目的でも課税対象になる可能性があります。

 

めぐ
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転売するタイミングにもよりますが、開業してビジネスとして行っている場合は、基本的にすべて申告対象になるわけですね!

メルカリ転売の利益を確定申告して会社にバレることはある?

最近では、副業の需要が高まっており、メルカリ転売をする人も増えてきています。

ただ、会社で禁止されているケースも少なくなく、バレないように転売をしている人も少なくありません。
(僕のコンサル生にも多いです)

 

その中でよく質問を受けるのが、「確定申告をして会社に副業はバレませんか?」ということです。

僕からすると、確定申告をしないで放置しているほうが危ないと思います。

 

結論を言うと、確定申告をしたところで会社に副業がバレることはありません。

ただ、どうしてもバレたくないという人は、以下の対処法を実践しましょう!

 

会社にバレないようにする対処法

  • 対処法①:開業届を出す
  • 対処法②:住民税を普通徴収に切り替える
  • 対処法③:年間利益を算出して必ず確定申告する

 

開業届を出すのは効果的な方法であり、収入を分担するのは良い点です。

特に、サラリーマンの副業で行っている場合は、本業・副業で分けたほうが収入が混合しないのでオススメです!

対処法①:開業届を出す

まず、対処法の一つとして挙げられるのが、開業届を出すという点です。

この場合、サラリーマンだとしても、メルカリ転売で出た利益は雑所得になりません。

 

メルカリ転売を、”個人事業主”として事業の一環として行っていることになります。

簡単に説明すると、サラリーマンの本業と副業のメルカリ転売を簡単に分担できるということです。

 

【開業届を出さない場合】

  • 本業の収入480万円+雑所得80万円(うち20万円が非課税)

【開業届を出した場合】

  • 本業の収入480万円+副業の収入80万円(青色申告なら全額控除対象)

 

開業届を出さない場合は、副業として行う必要があるので、年末調整が完了した後に、雑所得分を確定申告しなければなりません。
※控除対象は20万円まで

一方、開業届を出した場合は、本業の収入と副業の収入を完全に分担できます。

 

そのため、年末調整後の雑所得控除もないので会社にバレづらくなります。

別途で、個人事業主としての確定申告をする必要がありますが、会社と完全に分担しているため、よりバレづらくなります!

 

めぐ
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それでも、少しわかりづらいと思うので、もう少し詳しく解説していきたいと思います!

補足:サラリーマンが開業届を出すメリット

サラリーマンは、開業届を出して副業をしたほうが有利です。

会社にもバレづらくなりますし、確定申告の際に楽ですよ!

 

副業で行う場合は、あくまでも会社という枠組みの中でしか行えません。

普段の給料+雑所得という形になるので、申告方法によっては会社にバレてしまう可能性があるのです。

 

年収で説明するとわかりやすいですが、開業届の有無で以下のように異なります。

 

【開業届を出さない場合】

  • 年収560万円(内訳:本業480万円・雑所得80万円)

【開業届を出した場合】

  • 年収480万円+年収80万円

 

副業でする場合は、年収に合算されてしまいますが、開業届を出した場合は収入が分担されるので、会社での年収は変わりません。

それに、控除額も開業届を出したほうが大きいですし、節税効果がありますよ◎

 

めぐ
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開業届を出したところで、会社に報告が行くわけでもありませんし、提出して損はありません!

対処法②:住民税を普通徴収に切り替える

会社に副業がバレてしまう原因の一つとして、住民税・市民税の支払いが挙げられます。

本来、住民税というのは会社の給料から徴収されているものです。

 

税率は、年間の収入に応じて決まるのですが、所得税の累進課税に比べると固定税率です。
※市区町村によって異なる

一般的には、一律10%と決まっており、個人事業主とサラリーマンで支払い形態が異なります。

 

【サラリーマンと個人事業主の住民税支払いの違い】

  • サラリーマン:毎月の給料から天引き
    ※特別徴収
  • 個人事業主:支払明細書で年に4回支払う
    ※普通徴収

 

仮に、特別徴収のままにしていると、会社の給料からそのまま天引きされてしまうので、バレる可能性があります。

例えば、あなたと同じ給料の写真がいるとします。

 

住民税の違い

  • 社員A:年収480万円=住民税48万円(税率10%)
  • あなたの場合:年収560万円=住民税56万円(税率10%)

 

雑所得控除があるとはいえ、そのまま申告してしまうと、住民税の違いが出てしまいます。

経理からすると、「同じ年収なのに住民税額が違うのはおかしい」と認識されてしまうわけです。

 

めぐ
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そこから調べて、副業がバレてしまうというわけです…

 

これを避けるためにも、住民税の支払いは普通徴収に切り替えましょう。

 

 

普通徴収に切り替える場合は、確定申告書にチェックを入れるだけでよいです。

給料から天引きしない形にすると、自分のペースで住民税を支払うことができるので、会社にバレづらくなりますよ◎

対処法③:年間利益を算出して必ず確定申告する

メルカリ転売は、それなり利益が出ますし、コンスタントに稼ごうと思えば月間10万円ほどは十分稼げるビジネスです。

会社にバレたくないと思っているなら、確定申告をしっかり行うことです。

 

これは、非課税対象でも同様であり、放置していると国税庁から警告される可能性があります。

開業届を出さない場合は、雑所得で20万円まで控除されるわけですが、銀行口座に控除額以上の収入があると、違和感に気付き会社に報告されてしまうことも…
(大体は在籍確認の電話でバレるようです…)

 

個人事業主として行う場合も、非課税対象者だからといって申告を怠ってしまうと、勤め先の会社に連絡されるケースもあります。

非課税対象者は、所得税の支払い義務がないだけで、確定申告をしなくても良いというわけではありませんよ!

 

めぐ
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どういう事業をしていても、必ず確定申告するようにしましょう!

確定申告時にメルカリで経費として認められるもの一覧!

メルカリ転売に限らず、物販ビジネスをする際は経費があるので、そちらを売り上げから差し引いたうえで計上しなければなりません。

あくまでも、メルカリ転売で申告対象になるのは利益です◎

 

「どこまで経費として認められるのかわからない!」という人も多いと思うので、メルカリ転売で経費になるものを紹介します!

 

メルカリ転売で経費として認められるもの

  • 仕入れ代金
  • 送料
  • 販売手数料
  • その他備品

 

最終的な売り上げから、これらを差し引いたものが所得の対象です。

申告の際に、売り上げで計上してしまうと、無駄に所得税を支払うことになるので要注意です。

仕入れ代金

メルカリ転売では、商品を仕入れることがありますが、その際にかかる代金は経費として落とせます。

例えば、以下の商品を仕入れて転売したとします。

 

 

メルカリでの売り上げは5,000円ですが、仕入れに2,000円かかった場合は、粗利は3,000円です。

粗利とは、売り上げから仕入れ値を差し引いただけの利益のことを指し、ここから後述する送料や販売手数料を差し引いたものが、純利益になります。

 

確定申告書では、まず売り上げを算出します。

そこから、諸経費を差し引いた利益に課税されるようなイメージです。

 

簡単に説明すると

 

売上-仕入れ代金-諸経費=純利益

 

という計算になります。

物販ビジネスでは、月商を公開している人がいますが、あくまでも売上です。

 

僕も、それなりに稼いでいるのは事実です!

しかし、月利は10~15%で落ち着くので、100~120万円程度です。
※物販ビジネス単体で

 

余談になりますが、月商ばかりを公開していたとしても、結局は仕入れ代や諸手数料を差し引くとそこまで利益はありません。

高額コンサルの多くが、月商を誇大に公表しているので、月利が公開されていない場合は、稼いでいない可能性が高いですよ!

送料

売上から仕入れ代金を差し引いたのが粗利ですが、純利益を出すためには諸経費も差し引く必要があります。

送料もその一つであり、メルカリの場合は取引履歴が残っている場合は、そこから確認できます。

 

 

らくらくメルカリ便では、最終的な売り上げから送料が差し引かれる仕組みになっているので、送料の明細書は発行されません。

そのため、取引画面を見てチェックしましょう。

 

 

全国一律の送料で送れるので、経費計算が非常にしやすいです!

確定申告をする際は、経費の出どころを明示する必要があります。

 

らくらくメルカリ便の場合は、取引画面のスクショで代用できます。
※税務署によっては紙媒体での提出を求められることもある

送料計算をする際は、商品個別でリスト化しておくと便利です。

 

僕の場合は、エクセルで管理しているので、決算処理の時に楽です!

商品によって送料というのは異なりますし、最終的な概算と合計が合わない可能性も良くあります。

 

あいまいな計算をしてしまうと、追徴課税のリスクを高めてしまうので注意しましょう。

販売手数料

メルカリでは、出品する際に販売手数料がかかります。

1商品当たり、10%の手数料が発生しますが、フリマアプリの中では結構高いです。

 

 

こちらは、実際に僕がメルカリ転売をした際の最終的な利益額です。

9,000円の売り上げに対して、販売手数料が10%なので900円差し引かれています。

 

送料は600円であり、最終的な利益は7,500円です。

そこから、仕入れ値である3,000円を引いたものが、純利益になります。
(7,500円-3,000円=4,500円)

 

これが、メルカリ上で経費として落とせるものであり、課税対象はすべての経費・手数料を差し引いた4,500円になります!

 

ただ、確定申告ではすべての売り上げ・利益を算出した上で、所得税が決まります。

さらに、ここから基礎控除と特別控除を差し引くので、状況次第では非課税でメルカリ転売ができる可能性もあります!

 

めぐ
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物販ビジネスは、必要経費が掛かればかかるほど、節税につながりますよ!

その他備品

メルカリ転売では、諸手数料などの経費を差し引いて純利益を出して確定申告をしていきます。

しかし、それ以外にもかかる経費があるので、そちらも合わせて差し引くようにしましょう。

 

【メルカリ以外でかかる経費】

  • 商品の梱包代
  • 店舗仕入れのガソリン代
  • ネット回線料金
  • 事務所の家賃
    ※事務所を借りている場合

 

これらの経費は、最終的な純利益から差し引いたほうが良いです。

メルカリはメルカリで算出して、梱包代やガソリン代等は別途計算しないと、混合してしまいます。

 

分担することで、経費計上も楽になりますし、ミスもなくなりますよ!

メルカリ転売は、何かと経費が掛かるビジネスなので、課税対象は他のビジネスに比べると少なめです。

 

メルカリ転売を副業でしている人の例

  • 総売り上げ:212万円
  • 仕入れ代金:121万円
  • 諸手数料:26万円
  • その他諸経費:5万円
  • 所得控除:113万円

 

僕の知り合いに、メルカリ転売を副業でしている人がいますが、2019年分の収益の詳細を教えてくれました。

総売り上げは212万円ですが、諸経費が152万円かかっているので、最終的な年間収益は60万円だったそうです!

 

開業届を出しているので、青色申告になったそうですが、基礎・特別控除を含め113万円なので、その年のメルカリ転売の所得税・住民税は非課税です。

仮に、あなたがメルカリ転売を副業でする場合は、控除額以下に調整すれば、無駄に税金を支払うこともないので安心ですよ!

メルカリで出た利益を確定申告するやり方を徹底解説!

メルカリで出た利益というのは、確定申告をしなければなりません。

原則としてしなければなりませんが、僕は有無も言わずしたほうが良いと思います。

 

ただ、副業でしている人やまだ開業して間もない人は、確定申告のやり方がわからないでしょう。

そのため、これからメルカリ転売で稼ぎたいと思っている人のために、やり方を解説していきますね!

 

メルカリで出た利益を確定申告するやり方

  1. 年間売り上げを計算する
  2. 経費を差し引いて利益を計算する
  3. 会計ソフトを使って売り上げを入力
  4. 確定申告書を作成して納税

 

確定申告で面倒なのは、年間売り上げの算出です。

仕入れる商品にもよりますが、薄利多売方式をしていると、年間で1,000個以上の商品を売却することも少なくありません…

 

青色申告の場合、1,000個の項目を複式帳簿に記載する必要があるので、かなり面倒です。

僕が個人事業主として転売をしていた時は、会計ソフトを使っていましたが、それでも複雑でした!

 

めぐ
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ただ、手順に沿って進めていけば誰でも申告できるので、進めていくと良いでしょう!

1.年間売り上げを計算する

確定申告をする場合ですが、年間の売り上げを計算しなければなりません。

Amazonの場合は、年間の金額がセラーセントラル等で確認できますが、メルカリは商品個別でしか確認できません。

 

例えば、年間で100件の取引がある場合は、100件すべてのページを開いて売り上げを計算していく必要があります。

ただ、メルカリには取引履歴が残っているので、そちらから数値を入力していくと良いでしょう。

 

 

この様に、売り上げ額が記載されているので、収益指定行きましょう。

最初から会計ソフトに入力するのもありですが、僕はスプレッドシートで管理していました。

 

 

むしろ、年末にまとめて集計をするのではなく、商品が売れた時点でスプレッドシートに追加していたので、集計も面倒ではありませんでしたね!

今でも、仕入れ管理シートは作っており、経理スタッフに入力をお願いしています。

 

できれば、月ベースでの管理をして、最後に年間の売り上げを出すと良いでしょう。

2.経費を差し引いて利益を計算する

売上を算出したら、次は経費の計算をしていきます。

ここで出す必要がある経費は、以下の通りです。

 

【メルカリの確定申告で計算が必要な経費】

  • 仕入れ代金
    →明細書、領収書、レシートが必要
  • 販売手数料
    →スクショ、コピーが必要
  • 送料
    →販売手数料と同様
  • その他諸経費※梱包代等

 

まず仕入れ代金ですが、経費計上するために、仕入れを証明するものが必要です。

レシートや領収書が必要なので、仕入れる際は必ず用意しておきましょう。
※ない場合は経費計上できません

 

販売手数料や送料に関しては、メルカリのスクショで代用できます。

 

 

しかし、税務署から書面でのコピーを求められる可能性があるので、どちらも用意しておくと親切です。

経費を算出したら、売り上げから差し引いていきます。

 

 

スプレッドシートで管理していると、売り上げを入力して10%をかければ販売手数料を出すことができます。

数値入力が面倒な人は、こちらを使うのも方法の一つです◎

 

最終的な利益が算出できたら、いよいよ確定申告書に数値を反映する準備をしましょう!

3.会計ソフトを使って売り上げを入力

スプレッドシート等で、前期の売上・利益をまとめたら、それを会計ソフトに打ち込んで行きましょう。

メルカリは、手数料や送料の計算がそこまで面倒ではないので、入力も手間ではありません。

 

 

僕が確定申告の時に使っていたのは、freeeですね!

面倒な複式帳簿の入力も、フォーマットに沿って入力していくだけで、自動的に作成してくれます。

 

「どういう品目で入力すればいいかわからない!」という人もいると思うので、それぞれ例を想定して紹介していきますね!

 

【5,000円の商品を送料500円で発送した場合】

借方 金額 貸方 金額
売掛金 4,000 売上 5,000
支払手数料 500
荷造運賃 500

 

借方は、費用や資産の増加を記載する項目であり、貸方は負債・純利益を入力します。

その後、利益が口座に振り込まれた場合は、以下の通りです。

 

借方 金額 貸方 金額
普通預金 3,790円 売掛金 4,000
支払手数料 210円

 

これは、あくまでも売り上げが発生した際の勘定科目であり、仕入れをする際は別途作成する必要があります。

少し複雑ですが、上記の商品を自己資金の範囲から仕入れた場合は、以下のような仕分けになります。

 

【仕入れ時】

借方 金額 貸方 金額
仕入高 2,000 買掛金 2,000

【支払い時】

借方 金額 貸方 金額
買掛金 2,000円 現預金 2,000円

 

この場合、その年に販売していなければ、経費として計上できません。

2020年に仕入れて、2021年の1月に売れた場合は、2021年分の確定申告で計上する必要があります。

 

販売手数料や送料以外に、かかる経費があれば以下のように計上していきます。

 

借方 金額 貸方 金額
経費 金額 現預金 金額

 

手動で入力する場合は手間がかかりますが、会計ソフトならテンプレートがあります。

 

 

こちらは、freeeの数値入力画面ですが、フォーマットに従って入力すると、自動的に仕訳をしてくれますよ。

以前は手動入力でしたが、物販ビジネスは全体的に入力する項目が多いので、会計ソフトを使ったほうが安心です。

 

めぐ
めぐ
確定申告書も自動で数値入力をしてくれるので、おすすめです!

4.確定申告書を作成して納税

会計ソフトを使って、複式帳簿を作成したら、最後に確定申告書を作成しなければなりません。

ソフトを使わない場合は、自分で入力しなければなりませんが、かなり複雑です。

 

 

こちらが、確定申告書ですが、売り上げや利益の他にも、経費などを入力する項目が別途作成されています。

しかし、会計ソフトを使った場合は、複式帳簿に応じて自動的に数値が入力されます!

 

 

こちらは、知り合いのライターさんから提供してもらった確定申告書のコピーです。

会計ソフトを使って作成したそうですが、かなり楽だったそうですよ。

 

こちらの書類を作れば、あとは納税するのみです。

最近では、どの会計ソフトでも電子納税が可能になり、その際はマイナンバーが必要です。

 

カードリーダーで読み込み、e-Taxを使って納税をしていきましょう。

確定申告をする際に納税するのは、所得税のみです。

 

 

こちらは、所得別の税率であり、累進課税制度を導入しています。

控除額を差し引いた額が対象であり、最終的な課税金額が100万円だった場合は、そのうちの5%が所得税であり、50,000円が所得税です。
※住民税は固定10%です

 

住民税の支払いは、6月を目安に支払明細書が届くので、4回に分けて支払う必要があります。

また、基礎控除で48万円を受ける場合は、電子納税者が対象です。

 

めぐ
めぐ
税務署に行く必要もありませんし、個人的には電子納税がオススメですね!

まとめ

今回、メルカリで確定申告をするやり方について解説しました。

非課税対象者でも、原則として確定申告する義務はあります。
※個人事業主は必須

 

改めておさらいすると、給与所得者と個人事業主で控除額が異なります。

 

【各種控除額】

  • 給与所得者
    →雑所得20万円以内
  • 個人事業主(白色)
    →基礎控除38万円+電子納税10万円
  • 個人事業主(青色)
    →基礎控除38万円+電子納税10万円+特別控除65万円

 

もっとも節税効果があるのは、青色申告をした場合です。

申告をする場合は、開業届を出す必要がありますが、出したところで会社にばれることは少ないので、メルカリ転売を本格にしたいなら、提出したほうがお得です。
※懐に入るお金が増えますよ!

 

仕訳については、会計ソフトを使うと手間もかかりません!

昔に比べると、簡単に手続きを進められるようになったので、オススメです!